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デフォルメ絵柄やシンプル絵柄への人為的「モブ顔」等ミーム被害記録

文責:「永遠剣」管理人・村上ネビ

●pixiv(176602) ●Twitter(eienken)

●ページ公開:2019年10月31日(木)
●抗議声明公開:2021年09月23日(木)
●最終更新:2024年08月12日(月)

本記事の元々のタイトルは
『「モブ顔」ネットミーム汚染への苦言と提言セルフまとめ』
(2019年10月31日(木)~2023年12月01日(金))

当初は2016年末の「モブ顔」に関する問題を中心に取り扱っていたが、
そこから派生している問題や他の問題も後年から出始めてしまったため
要旨が伝わりにくく内容を網羅できなくなっていると判断。

『デフォルメ絵柄やシンプル絵柄に対する人為的「モブ顔」等ネットミーム被害記録』
へと、2023年12月02日(土)に本記事のタイトルを改名した。
それでも文字数が多すぎたため、2024年08月12日(月)に
『デフォルメ絵柄やシンプル絵柄への人為的「モブ顔」等ミーム被害記録』
と、少し短縮したタイトルに改名。

なお、補足として別件のインターネットミーム汚染についても
参考程度に触れる部分がある。

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はじめに
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●当ページ筆者「村上ネビ」の好みと作風の自己紹介

わたし村上ネビは
「縦線目」、「点目」、「丸目」、「糸目」、「メカクレ」いった
「シンプルなパーツで構成し精緻にバランスを取ったデフォルメキャラが好き」
という好みを元にキャラクターをデザインしたり絵や漫画を描いたりしている。
自分のオリジナル創作以外でも、そういうキャラが多いゲームが好き。

そういう方は、わたし以外にも他にもいくらでもいるだろう。
マシンパワーが低い頃の2Dのゲームにおける、
実際のゲーム中のグラフィックでのキャラクターデザインや、
ぬいぐるみ等々…触れる機会は山ほどあるからだ。

ぬいぐるみ、マスコット、デフォルメ、低解像度用のドット絵、
これが「手抜きか?」と問われれば…わたし個人の答えは「否」だ。
少なくとも、わたしは自分自身のキャラクターに対しそうは思わない。

わたし自身も幼少から親しんだ、縦線目や丸目といった
「デフォルメされたパーツを主軸としたオリジナルキャラクター」を
非人間型キャラ・人間型キャラ・キャラの性別を問わずに創作して久しい。

創作企画の3人の女性主人公ユニット「看板娘トリオ」だけを挙げても
縦線目に近い顔立ちにメガネの植物系種族の熟女「はなまる先生」(2011年~)、
長方形の目と頬のまんまるな戦車のような種族の女性「ベニ」(2008年~)、
丸く大きな目で眉無しという顔立ちの人間の女性「キャロル」(2006年~)、
…という顔ぶれ。
わたし自身の、趣味や好みの遍歴の総決算のようなデザインである。

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●シンプル絵柄やデフォルメ絵柄についての技術的認識

シンプル絵柄やデフォルメ絵柄は
残念ながら現状ではまだまだインターネット上を見るに偏見がある。
特によく見かける無理解な偏見の代表格は下記のようなものだ。

【「デフォルメは手抜き」で「デフォルメしないのが本気」】
【「デフォルメは簡単」で「デフォルメしないのは難しい」】
【「デフォルメは下手」で「デフォルメしないのが上手」】
【「デフォルメは子供用」で「デフォルメしないのが一般用」】
【「デフォルメは地味」で「デフォルメしないのが魅力的」】
【「デフォルメは脇役」で「デフォルメしないのが主役」】
【「デフォルメにハマる絵描きや閲覧者」など存在するはずがない】
【「デフォルメにハマる」のは異常であり歴史上に例が無い】

断言するが、これは絶対に間違っている。
どんな絵柄でも「極めようとすればバランス取りが難しい」し、
どんな絵柄にも「これこそ個人的ベスト」という熱心なファンがいるからだ。

厳密に言えば「描いていて難しく感じるかどうか」は人によるだろうが、
一般論らしきものに無理矢理押し込めてしまった上で
「絵柄毎の難度や優劣」を語ることなど絶対に不可能。
もし語っている人がいるなら、実情を知らないと言わざるを得ない。

デフォルメの度合いが低い絵柄やキャラクターデザインは、
「難しさや大変さや見応えが伝わりやすい」点が目立つところは確かにある。
情報量を多くしたり見ごたえが出るようにする事自体は難しく
キャラクターデザインを定める事は絵柄と無関係に難しい上に、
単純に「情報量が多い場合に描く必要技術と手間と労力」が多い。
敷居が高い部分が前面に出やすいところもあるだろう。

しかし…シンプル絵柄やデフォルメ絵柄も「極めようとすると難しい」のは同じ。

「描き始める敷居自体は低い」と感じる人はいても不思議ではないが、
パーツの形状や数などを絞って本腰を入れてキャラクターデザインすると
「情報量や密度を上げる事での誤魔化しが一切使えない」制約が強くなる。
要するに、バランス取りや視認性といった壁に頻繁にぶつかるのだ。

本気で「シンプル絵柄やデフォルメ絵柄のキャラクター」を作る絵描きの人が
「かわいさを突き詰め研究を重ねようやく完成したキャラクター」を発表する場合、
大抵その土台には「数えきれないほど多くの途中バージョンやボツ」がある。

そもそも「他の人やファンが描きやすく覚えやすくする」という
「見る側の敷居を下げる工夫」までも高度なバランスで盛り込むのが
完成度の高い「デフォルメされたシンプルでかわいいキャラ」である。
それこそ、児童や絵を描いた事の無い人が頑張って描きたくなるキャラだろう。

そういった前提がある、というのがわたしが持つ
「シンプル絵柄やデフォルメ絵柄についての技術的認識」である。

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●シンプル絵柄やデフォルメ絵柄に興味が無い人への認識

それでも、残念ながら…前述した
「シンプル絵柄やデフォルメ絵柄についての技術的認識」
の上での前提が全く分からないと思われる人も常に一定数いる。

そういう危険人物の脅威にさらされる経験がなかったら、
当ページのように書いていても別に全然楽しくない
「本来なら作る必要の無かった議事録ページ」などわざわざ作っていない。

「デフォルメは簡単」というよく見かける無理解な偏見は、
「キャラクターデザイン上の意図的な努力や計算」を理解できず
「自分が見て簡単そうだからデザインするのも簡単なはずだ」などと
無礼な事を思い込む層によるもの。

そして「絵柄差別」や「絵柄への偏見」を少しでも防いでいくためには、
「シンプル絵柄やデフォルメ絵柄のキャラが生まれるプロセス」の大変さや
「具体的にどういう手順や工数や作業時間がかかっているか」などを
細かく解説しながら発信していく啓蒙活動が必要であり、
「差別や偏見をぶつけるのは極めて無礼」という事の再三の発信も必要。

それが、わたし・村上ネビの個人的な見解。
無理解な層が相手の場合、性善説で動いたら待つのは破滅のみ。
そんな一面もあると、わたしは分析している。

それともうひとつ、余談というか個人的にいつも思う事として…。

このページで相反するメイン絵柄のひとつとして取り扱っている
「人間型美少女キャラ」なども顔立ち・眼・髪型・体型などは
「劇画」や「写実的な絵柄」や「現実の人間」を基準としたら
作者毎に思い思いにデフォルメされている部位が山ほどある。

それを棚に上げてシンプル絵柄やデフォルメ絵柄の話の時だけ
急に血相変えてギャーギャー言うような不届きな輩が
常に一定数存在する事が腹立たしい。

現実と虚構の区別がつかないかのような言い回しはしたくないし、
「人間型美少女キャラ」なども自称フェミニスト集団などの勢力から
凄まじい政治的妨害や圧力をかけられ闘争を繰り返す歴史を持つので、
「シンプル絵柄やデフォルメ絵柄」以外の絵柄についても
政治的苦労はついて回っている事は確かなはずなのだが…。

それはこのページの本筋から逸れるし、
単純にそこまで言い出すとキリが無くなるので、
これ以上の言及はここでは避けることにする。

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●シンプル絵柄やデフォルメ絵柄についての歴史認識

シンプルなパーツやデフォルメというのは、大元の起源まで辿ったら
「どうしても必要で省力化や簡略化を行った」という歴史は確かにある。
無理矢理にそこまで否定すれば、さすがに「嘘」になる。

▼【1】「コンピューターゲーム」全般のグラフィック

容量や解像度や色数といったマシンスペック的都合で
「元々のキャラクターデザインがゲーム中のグラフィックで再現出来ない」
「ゲーム中のグラフィックに公式絵側を合わせたらシンプルになった」
といった事象があまりにもポピュラーであり、具体例に事欠かない。
8Bitや16BitのCPUを使用していた家庭用ゲーム機のゲームに多かった点だ。

例えば有名どころの家庭用ゲームハードで言えば
ファミコン(1983年発売)やゲームボーイカラー(1998年発売)。

この機種の背景やスプライトは
「単独の縦横8ドットのパーツ」1個毎に「透明色を含めて4色まで」、
という非常に厳しい色数制限の仕様が存在している。

例として挙げたファミコンやゲームボーイカラーについては
スプライトの絵は通常は実質3色でのやりくりが必要である。
「複数のスプライトを重ねる」事も選択肢としては存在はするものの
「同時に正常に表示できるスプライト数」等にも厳しい制約があり、
重要なキャラクター以外でも乱発するようなマネは現実的ではない。
また、そもそも解像度も現代のゲームと比較にならないほど低い。

仮に上記例に則り
「横16ドット・縦16ドット・3色のキャラクター」という
ファミコンのスプライト(キャラクター)でよく見られた
非常に厳しい制約下で作成されたキャラを想像すれば、
縦線目や丸目などのキャラが多い理由は容易に分かるだろう。
単純に「そこまで少ない情報量では描けるものが限られる」からだ。

▼【2】「ぬいぐるみ」「フィギュア」などの立体物

単純な工業的な縫製技術などの時代の進歩の度合いの都合だけでなく、
「ゲームセンターのプライズ用」という世界においては
風俗営業法…「風俗営業適正化法 第2条 第8号」の中で
明確な単価上限が定められているという重大な事情もあった。

これは長らく「1個につき市販価格800円」が上限だったのだが、
2022年03月01日付で約20年ぶりに「1000円以下」に引き上げる形で法改正。
数値を見て分かる通り、度を過ぎたコストのものは法律上用意できない。

ゲームセンター用のプライズでなければ当然その制約は無いが、
「大衆の前で流通する」代表的な市場の一角としてここで挙げた。
ゲームセンターのプライズという世界が極めて大きい為、
省いて語る事など出来ないからだ。

▼【3】「漫画」「アニメ」「イラスト」などの絵

例えば欧米圏を発祥とするカートゥーンのように
「はじめからシンプルでデフォルメされたキャラを描きたい」
という絵柄の持ち主であれば省力化も何もなくそれ自体が目的だが、
それを除けば「多数描く際の工数の都合での省力化」が
シンプルな描き方やデフォルメや省略を持ち出す大まかな理由だろう。

通常はシンプルなパーツやデフォルメしたパーツを用いない画風なら
「自己主張させる必要の無いもの」はほどほどにした方がスッキリするし、
本筋に一切絡まず背景にいるだけの人物を無理に書き込む必要も無い。
「かける労力コスト」と「得られる完成度」が見合う見通しが無いし、
その必要が無いと判断した上でそうすれば良いだけの話だからだ。

…というよりも、
単純に視認性や話の読みやすさなどの観点から言えば
「メインキャラクターや本筋を見づらくする」ような
悪目立ちや作画レベル不整合は通常は避けるべき。

極端な例え話をすると、
「写実的な絵柄で迫力を出しギャグを廃した劇画ジャンルを描いている」
「背景キャラやサブキャラが何の理由も無くデフォルメの記号的デザイン」
という2点を両立した場合、単に見づらくなってしまい強い違和感が出る。
仮に「斬新だから」とその効果を狙って意図的にやったとして、
理由や説明が無ければ読者を納得させる事は困難を極めるだろう。

「そもそも別種族」「幽霊や怪異の類」といった飛び道具を廃した上で
敢えて「自然な流れに出来そうな理由」を真面目に考えるとするならば…。

「相貌失認(失顔症)の障害を持つ人物からの視点での描写にする」
「薬物中毒や泥酔状態などでまともな判断が出来ない人物視点」など
「物理的な実体と見えている認識で大きな乖離がある」状態であると
説明することくらいしか伝わりやすくする手段が思いつかない。

当ページ筆者・村上ネビが思いつかないというだけで
実際は「既存作品のもっといい方法の実例」が存在するのかもしれないが、
本ページの趣旨から外れるのでこれ以上は触れない事とする。

▼【4】シンプル絵柄やデフォルメ絵柄についての歴史認識の総括

前述したように、媒体やジャンルによって事情は様々。

ただ、それでも…
「ゲーム内のグラフィックが好み」という人、
「単価を抑えたぬいぐるみのデザインが好み」という人、
「通常の画風の範囲で作画コストを抑えた人物が好み」という人、
そういった人にとってはあくまでそれが究極であり目指すべき完成形。

オリジナルキャラクターの創作を行う立場からの視点で言えば
「事情があって止むを得ずデフォルメや省略で妥協した物」ではなく、
「初めからデフォルメされたシンプルなものという完成形」を作りたい。

それ以外でよくあるパターンを挙げると、
「たまたまデフォルメや省略をしていて気に入ったものが新たに出来た」
という偶然の産物や実験からマイベスト候補が生まれる事象か。

仮に生まれた経緯や動機が元々「手抜き」由来だったとしても、
やはりいざ生まれたならば大切に扱いたいものである。

しかし…
「シンプル絵柄やデフォルメ絵柄の持ち主ではない人」からすると、
「シンプル絵柄やデフォルメ絵柄の持ち主」の感覚や考え方が
どうしても分からない、理解できない、という事もあるのだろうか?
「理解できないなら理解できないで仕方ない」として考えても、
最低限「よその絵柄の描き手やファンへの邪魔」をしないで欲しいのだが。

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出来事の時系列順の概要
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●2016年末の「体がエロいモブ顔合同」の大規模な参加者募集

しかしそんな中、2016年末に
「村上ネビの絵柄に対する組織的な営業妨害」と遭遇する。

2016年12月31日のC91(コミックマーケット91)に向け
「モブ顔女子」および「体がエロいモブ顔合同」の通称や略称を持つ、
『身体がエロいモブ顔女子ってなんかむちゃくちゃエロいよね!!』
(公式サイト記載タイトル『【総勢60名】体がエロいモブ顔女子合同【C91】』)
という、多数のプロ作家が参加予定の成人向け合同誌がリリース予定であり、
追加の参加者もプロアマ問わず募集…という、
大々的な宣伝や告知が始まってしまう。

企画の募集要項に記載されているのは
「モブ顔の定義について」
「自分から特に定義しません。個人の判断でよろしくお願いします。」
の一文のみ。
同合同誌の表紙に記載されているキャッチフレーズは
「点目、棒目、三白眼…モブキャラたちが大集合!!」
「今日だけは主役(ハート)」
という2点だけ。

大きくデフォルメされた顔立ちや、記号タイプの目といった、
村上ネビが「主役」として実際に頻繁に描いているキャラクターデザインを
主役ではない「モブ」や「モブ顔」とここに定義すると僭称するも同然だった。

主催サークルは「マイカタ工業」、主催者は「マイカタ」氏。
この企画発表と参加者募集が行われてしまう以前のわたしは
マイカタ氏が描かれるかわいらしく色気もあるキャラクターのファンで、
仕事漫画におけるスタンスや描写も好みだった為、ショックを受けた。

わたし村上ネビが個人的に怒りをおぼえたのはもちろんの事、
この段階で過去様々な界隈や状況を見てきた経験上
【「デフォルメ絵柄」と「人間型美少女キャラ絵柄」のジャンル間抗争】
という凄まじい禍根を残す事態に発展しかねない事も少々危惧していた。

実際には2016年当時「ジャンル間抗争」勃発までには至らなかったものの、
この言いがかりやレッテル貼りそのものの状況に対し疑念や怒りを抱く人は
Twitterでキーワード検索して探せばいくらでもいる状況だった。
このまとめページを作成した3年後(2019年時点)でも同様、
このまとめページを大幅加筆した7年後(2023年時点)でも同様、
という点も正直「書くまでもない」とは思うが敢えてハッキリここに記す。

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●「体がエロいモブ顔合同」頒布直前までの世論と村上ネビの動向

わたしを抜きにしても、
古から今でも多くの人が好みで慣れ親しんでいるであろう
特定のデフォルメ絵柄に対する差別であり宣戦布告であると判断。

【「人間型美少女キャラ絵柄」の界隈だけで通じる自虐ネタ】と称して
【よそのジャンルにあたる「デフォルメ絵柄」への攻撃】になっている
という、「デフォルメ絵柄の持ち主」からしたら
一方的に殴られ損な図式にしかなっていなかったからだ。

ここまで来てしまうと、同合同誌の参加者や同合同誌のファンが
「自虐ネタや斬新な切り口の属性を装う」上に
「他ジャンルへ風評被害をバラ撒いて歴史修正や偽史捏造を行う集団」
と傍から判断され危険視されても全く文句を言えないような状況でもある。

「縦線目や丸目やメカクレなどのキャラの絵は存在しなかったから斬新」
といったような無理解かつ歴史を知らない人の発言も多く見られたが
pixivなりなんなりイラストSNSやTwitterで適当に検索すれば
二次創作でもオリジナルでも2016年以前の絵がいくらでも見つかる。
日本国内でも、日本以外の外国でも、どちらもそうだ。

村上ネビ自身も2012年01月02日の段階で
自身が創作したオリジナルキャラクターの成人向イラストを
pixivで初めて全体公開している。
フルカラーでの成人向イラストの初公開は2012年04月10日。
自分のサイト上でも、成人向別館「永遠剣成人向ギャラリー」を
2015年08月17日に立ち上げたその日に該当イラストを公開している。

つまり最初のイラストの初公開時点でモブ顔合同頒布4年11ヶ月前の事であり、
「モブ顔合同より先に描かないお前が悪い」という部外者の言い分は通らない。

しかしモブ顔合同の企画には、参加者がどんどん集まっていった。

最終的にはプロアマ混成で60名もの
人間型美少女キャラクター作家や絵描きが参加者に名を連ねて、
魅力的なキャラクターや作風で実績がある名うて揃いになった。

その参加作家陣のネームバリューから来る盛り上がりは凄まじく、
「これまでに無かった斬新な切り口だ!」「モブ顔流行れ!」
「目が記号だから主人公でもモブ顔だ!」
「モブ顔のキャラを見つけた!」「この既存キャラはモブ顔!」
という旨の声がどんどん大きくなるという、恐るべき事態を迎えていた。
そもそも大昔からいくらでもある絵柄やパーツだから、別に斬新ではない。

わたし同様に疑念を持ち、疑念の発信を行っている人もいるにはいたが…。
残念ながらこのムーブメントで熱狂の渦中にいた同合同誌ファンは当時多く、
少なくともTwitter上では完全に多勢に無勢であった事をここに記す。
絵柄差別に繋がる事が理解できていない状態の民衆は恐ろしかった。

わたし村上ネビは、
「デフォルメ絵柄の持ち主が早い段階から正当な批判や提言をしていた」
という実績やログをTwitter上などで確実に残しておかないと
「デフォルメ絵柄の持ち主」が政治的に大敗し、
無理解なユーザーや作家から誤解や弾圧をされかねないと危惧。

また、他の動機としては
「自然発生的に流行ったものであり反対者はいなかった」などと
モブ顔合同に関する偽史を後年に作られる可能性も潰しておきたかった。
「歴史は勝者によって作られる」「勝った者が正義」、
という事をまかり通らせるわけにはいかない。

ここまで「個人的な怒り」も当然非常に大きかったが、
それ以上に前述した通りの
「ネットミーム汚染による無理解な者の暴走の煽動」という
重大な身の危険を過去の経験から感じたという事が一番大きい。

安っぽい正義感でも何でもなく
「人間型美少女キャラ絵柄の自虐ネタごっこ」という対岸の火事が
「熱心なデフォルメ絵柄を好みとする閲覧者や創作者」というこちらに延焼、
という地獄絵図へのカウントダウンが始まったも同然。
さすがにそれは御免被るということで、あくまで身を守る為の行動である。

そういった経緯で
Twitter上の同合同誌の公式タグ「#体がエロいモブ顔合同」に対し
発生する可能性が極めて高い悪影響に対する苦言や提言を
リリース前の段階から幾度となく発信し続けてきた。
政治的な正当性を「デフォルメ絵柄」の世界から主張する為に。

▼補足情報 … ソフ倫が2005年に敷いた「5頭身規制」等の影響

趣味の個人活動ではなく商業の場としては
「商業のエロゲー等で低頭身キャラやデフォルメ絵柄のキャラが少ない」
という時期がかつてあった…その事自体は、事実ではある。

少なくとも「商業エロゲーの低頭身キャラ」については歴史的な理由がある。

これはアダルトゲーム業界団体「ソフ倫」こと
「コンピュータソフトウェア倫理機構」が2005年に敷いた
「頭身規制」ないし「5頭身規制」という過度な業界自主規制が原因。
この件については通称「ソフ倫ロリ規制」の名でも知られている。

「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」
通称「児童ポルノ禁止法」が特に迷走していた頃の影響下で発生した事態であり、
「児童や幼児を連想させる」「児童や幼児に見える」というキャラを
自主規制して明確に「5頭身より低いキャラ」を禁止する措置のこと。

団体の詳細や法律の詳細などは専門的サイトの細かい解説に譲るが、
実質的には「公権力による絵柄差別」だったと言える。

更に言えば、面倒事を引き起こしているのは「ソフ倫」だけではない。
現状ではキリスト教圏や儒教圏や中国圏など
海外の文化・宗教・プラットフォーム上でのそれぞれの独自規制で
あの手この手で絵柄や露出などに不可解な制限がかけられている。
他にも海外発の外資系クレジットカード会社側から表現規制の圧力など、
クリエイターや絵描きの間で社会問題化している点は考慮すべき。

ここからはソースが無いため話半分となる点。

デフォルメ絵柄のキャラや非人間型キャラが攻略対象であり
成人向シーンが存在するというエロゲーが皆無だった点については、
ソフ倫の「5頭身規制」や「獣姦規制」に抵触するか否かが不明瞭で
メーカー側が徹底的に避けたという説を何度か聞いたことはある。

「エロゲーの絵柄やキャラデザインとして売れない」から
「デフォルメ絵柄のキャラや非人間型キャラの濡れ場が無い」、
という単純なブームや商業的な理由が原因ならまだしも、
そういった理不尽な政治的理由なのが十分ありえるほど
ソフ倫はメーカーにもユーザーからも評判が悪かった。

Twitterやブログなどのメジャーな媒体で
当時の業界人の方などが発言している様をよく見られる。

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●コミックマーケット91(2016年12月31日)以降の動向

しかし「募集要項や企画・合同誌タイトルの変更」の提言は聞き入れられず、
コミックマーケット91(C91)3日目、2016年12月31日に
一切の変更無く予定通り頒布されてしまった。
頒布スペースは3日目東U22a、マイカタ氏のサークル「マイカタ工業」。

そして、案の定…。

「体がエロいモブ顔合同」リリース前後を境に
「モブ顔スケベボディ」「体がエロいモブ顔女子」
「ムダかわ」「モブキャラ大好き部」、といった
「美少女キャラクターがメインのジャンル基準での珍獣扱い」そのものの
ジャンル丸ごとの差別に近い危険なムーブメントが起き始める。

「モブ」というのはあくまで主役でなく目立たないという意味だが、
「デフォルメされた顔立ちや記号タイプの顔立ちをモブと呼ぶ」
「これまでに存在しなかった斬新な表現や属性である」
といった人間型美少女キャラ絶対主義のネットミーム汚染も、
当初から予測していた通りに案の定発生してしまう流れとなった。

わたし村上ネビはそれ以降、数年にわたって
情報収集や火消しや証拠残しなどを行わねばならなくなった。

Twitter上でわたしと同意見の方の意見を
わざわざ探してわざわざリツイートする手間が必要になったし、
Twitter上などで何名かと口論同然になった事もある。
後述するように、自らの学説や主張を押し通す為に
わたしを名指しして無理筋で非難してきた者もいる。

面倒だが放置すれば
「シンプル絵柄やデフォルメ絵柄は弾圧するのが当然」というような、
わたし村上ネビをはじめとするシンプル絵柄やデフォルメ絵柄の持ち主に
圧倒的に不利な世論がよそのジャンル側から形成されかねない。

関わりたくもない中、うんざりしながら対応していた。

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●モブ顔合同主催者・マイカタ氏との邂逅(2017年01月20日)

…ただし、悪い事しか起きなかったわけではない。

2017年01月20日、
件の合同誌の主催者であるマイカタ氏ご本人から
通話の申し出があり、互いの邂逅と相互理解を経た上で
「マイカタ氏と村上ネビの本人同士での個人的和解」を果たす。

この一件でマイカタ氏の熱さや真面目さと切実な事情を知り、
マイカタ氏本人への個人的なわだかまりを完全に捨てる事を決心。
複雑な気持ちになりつつも、嬉しくもあった。

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●2018年に2度起きた類似タグ暴走の兆候への牽制

そして、「モブ顔」ミーム汚染とは別件ではあるが
実質的には後追いの類似タグ2件が暴走しかけた問題とも戦った。
長くなるので詳細は後述、このコーナー中では概要のみに留める。

いずれも首謀者が「Twitter上でフォロワーが万単位のプロ作家」だったため、
Twitterユーザー内外への影響力が非常に大きく、
シンプル絵柄やデフォルメ絵柄の持ち主に不利な世論を
一方的に形成されかねないことを危惧。
そのため、「関わりあいになりたくない」個人的感情をこらえて渋々対応。

「徒労」や「余計な手間」の類でしかなく
ハッキリ言って思い出すだけでも腹立たしいのだが、
メチャクチャな世論の形成は防がれた。

▼【1】2018年06月03日「モブキャラ大好き部」タグ暴走未遂

「櫻井エネルギー」氏(TwitterID「sakurai_energy」)が、
「モブキャラ大好き部」というタグを発足・提唱してバズる。
数日で鎮圧、「モブキャラ大好き部」タグはほぼ無力化された。

▼【2】2018年09月06日「ムダかわ」タグ暴走未遂

詳細は後述するが
「#ムダかわ」タグの大元のタグ提唱者の想定と現状までの要点としては
「公共性のあるイラストはかわいい必要がない」
「不必要なかわいさをつけていることを褒めている」
という2点であり、わたしに突っかかってきたタグ擁護者も同じ事を言っていた。

「ムダかわ」タグの初出はどうも2014年05月29日らしい。
しかし2018年9月ごろになって突然
「シンプル絵柄やデフォルメ絵柄への無理解者による延焼」
という危険な兆候が見え始めるようになり、牽制。

タグ提唱者と思われる
「藤本"ANI"健太郎」氏(TwitterID「ANI3」)より攻撃を受けるが、
村上ネビからの反撃で即時沈黙、タグの過熱も沈静化された。

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●2019年10月31日に公開し始めた当ページの用途と目的

ここまで経緯を書いたようなピリピリしたSNS運用や
正負の感情が入り混じる複雑な状況の把握に疲れていた。

そこで2019年10月、整理と説明の意図を込め当ページを作る事にした。

ここまで記載したような無理解者からの不当な扱いや経緯、
迷惑行為そのもののムーブメントやネットミームに対し
当初から苦言を呈し続けている立場としての自己まとめ、
というのが当ページの用途と目的である。

マイカタ氏ご本人との邂逅と相互理解を経た上での個人的和解、
後年の第三者から茶化すような余計な横槍への抗議声明、
といったものについても当ページに記載している。

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本まとめの要点
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●掲題の件以前からも問題は度々噴出していた

それ以前からも、主にpixivにおいて
「ネッ広」「作者は病気」「こいつで抜かないでください」
「ア艦これ」「謎のエロス」
といった本来「描いた本人が自虐ネタで使う」以外の用途でのタグ付けを
はばかられる差別的なタグを他人の絵に付けに行く無礼者が一定数おり、
「描いた側が本気かネタかどうかも見極められない者」が引き起こした揉め事を
複数観測してしまっていた身としてはもう完全にゲンナリしている。

「標準的な人間キャラ中心の絵柄やデザイン以外はバカにしてもいい」、
という意図でこっちまで巻き込んでこられると大迷惑。

「こいつでは無理でした」「萌えてみろ」「抜いてみろ」
といった「描いた本人主導でネタと明示するタグ」もそうで、
描いた本人がそうタグ付けする分には仕方が無いかもしれないが、
赤の他人がいきなり突撃してネタ扱いする事は非常に危険である。
もし「描いた側が大マジだった場合」…後は分かるな?

「ネッ広」?
「ネットは広大だわ」?
ネットが広大なんじゃなくて、お前が狭いんだよ!

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●「下げる」表現や「落とす」表現を「タグ名やジャンル名として掲げる」危険性

「下げる」表現や「落とす」表現を
「タグ名やジャンル名として掲げる」行為は、
「あまりにも迂闊な超危険行為」に他ならない。
後々「全然関係ないはずの絵描きに無理解な輩が突撃する」リスクが、
いたずらに高まるだけだ。

後々に「治安や理解度の悪化」という凄惨な禍根を残す事になる。

つまり、
「描かれたイラストがネタか本気か区別出来ない」癖に
「本気の人にネタと断定した輩が突撃する」、
という類の未曾有の大事故の発生率が上がる。

今スタンダードな絵柄を仮に「萌え系」と呼称した場合。
「体ベースが萌え系ならシンプル目はほぼ使われないからモブ」
「萌え系が何が何でも主流だからベース」
というのは、所詮「萌え系の中でだけ通じるローカルルール」に過ぎない。

それすら分からない者は、
「シンプル目がベストと見込んで描く絵描きなどいるはずがない」
などという見識も了見も狭い勘違いをしているんだろうか?

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●要約すると「被害はもう既に出ている」

前述した点の繰り返しではあるが、
「モブ顔スケベボディ」「体がエロいモブ顔女子」
「ムダかわ」「モブキャラ大好き部」
「ネッ広」「作者は病気」
「こいつで抜かないでください」「ア艦これ」
といったものは、確かに
「村上ネビが個人的に嫌いなタグとジャンル定義」だ。

しかし、
「村上ネビが個人的に嫌いなタグとジャンル定義」という
個人的な好き嫌いだけでは最早済まされない状態まで来ている。
「被害が出るかもしれないからやめろ」などではなく、
実際に既にいくつも被害が出ているからだ。

わたし村上ネビのように、怒った人もいる。

「なんでそんな事を言われなければならないんだ」と、
心が折れて筆を折ってしまった絵描きもいる。

「そんな事を触れ回る輩を煽動する奴がいるなら怖いから非公開にする」と、
オープンな場に姿を現さなくなってしまった絵描きも身内にいる。

これが「村上ネビの被害妄想」?
ハッキリ言っておくが…「被害妄想であって欲しかった」のは、こっちの方だ。

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●加害者の殴り得やゴネ得は絶対に許されない

「何か言われたくらいで筆を折るような心の弱い奴が悪い」
という理屈は絶対に許したくないし、許されるべきではない。

その理屈を泳がせておけば、必ず
「踏みにじらせてくれない奴の存在など認めない」
「ノリが悪い奴はどんな酷い目に遭わされても文句を言えない」
「やったモン勝ち」
といった無責任な加害欲求の持ち主が
繊細な心の持ち主を際限無く潰しにかかる事態に発展する。

「必ず」だ。
残念ながら、性悪説でリスク管理をせざるを得ない。

そのような恐ろしい事態を避けるべく、
Twitterや自サイト日記に書きっぱなしにだけせずに
改めてこのページにまとめることにした。

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「体がエロいモブ顔合同」主催・マイカタ氏との対談記録
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日付:2017年01月20日
※身内の名前、通話ソフトのアカウント名などは伏字「XXXXXXXX」で記載。

▼マイカタ氏の紹介

マイカタ氏は2016年末時点で既に活動経験数年のプロ作家。
商業作品での代表作はIT系会社日常あるある漫画、
「かたるにおちるウェブクリエイター生活『かたくり』」(上中下巻)。

「モーニングweb」にて2012年03月12日に第1話掲載、
モーニング・アフタヌーン・イブニング合同Webコミックサイト
「モアイ」に2013年06月14日に掲載サイト移転。
単行本は2015年11月20日(金)、一迅社より上・中・下巻発売。

前身となる「同人誌版かたくり」(2008年~2010年)こと
「肩半分だけクリエイター『かたくり』」も存在。
こちらはマイカタ氏本人が頒布。

それ以外にもマイカタ氏個人が描いて
2014年より公開開始したオリジナル漫画『俺がサキュバス』シリーズ
2016年末時点でもシリーズ展開を継続していた個人制作作品となる。
『俺がサキュバス』シリーズ主人公「佐久羽スゥ」は、
マイカタ氏が趣味を詰め込んだキャラクターと公言しており、
「ジト目地味顔三白眼」と表現している。

この『俺がサキュバス』シリーズについては…詳細は後述。

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●2017年01月20日 12:08 【Twitter TL】 @maik_ata (マイカタ氏)

https://twitter.com/maik_ata/status/822279718242127872
@eienken
こんにちわ。ブロック解除していただいてありがたいです。
よければ直接通話しましょう。
相互フォローでなくてもDMを受け取れる設定になっています。
よろしくお願いいたします。

●2017年01月20日 13:15 【Twitter TL】@eienken (村上ネビ)

https://twitter.com/eienken/status/822296414461956096
@maik_ata
かしこまりました。
職場の休憩時間や勤務時間の関係で飛び飛び、
もしくは短時間になるかもしれない点は申し訳無いのですが、
よろしくお願いいたします。

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●2017年01月20日 13:17 【Twitter DM】 @eienken (村上ネビ)

マイカタ様、お初にお目にかかります。
村上ネビと申します。

●2017年01月20日 13:20 【Twitter DM】 @eienken (村上ネビ)

わたしの趣味や好きなジャンルであったり、
個人的な主張や考察・見解につきましては、
これまでツイッターと自サイト内HTMLテキストに書いてきた通りです。
※自サイト内HTMLについては、ツイッター投稿の再編集なので内容はほぼ同じです

●2017年01月20日 13:27 【Twitter DM】 @eienken (村上ネビ)

要点を一言で言いますと、
「【私・村上ネビが個人的に好きになれず扱いが少々気に食わない】
程度の話では済まなくなる」可能性を危惧している…という意味です。

●2017年01月20日 13:34 【Twitter DM】 @eienken (村上ネビ)

合同に参加を表明されている方々が描いたキャラは
実に美麗でセクシー、時にかわいいです。
近年のエロの王道である体つきと、スタンダードからは外れている
顔立ちの組み合わせの良さも、わたし自身知っているつもりです。

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●2017年01月20日 13:35 【Twitter TL】@maik_ata (マイカタ氏)

https://twitter.com/maik_ata/status/822301386578628608
@eienken
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

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●2017年01月20日 13:36 【Twitter DM】 @maik_ata (マイカタ氏)

DMありがとうございます。
文字だとやりとりに齟齬が生まれやすいと思いますので、
直接通話でやりとりさせていただきたいのですが、いかがでしょうか。
通話はXXXXXXXXやXXXXXXXXを予定しています。

●2017年01月20日 13:38 【Twitter DM】 @eienken (村上ネビ)

ですが、近年のスタンダードから外れているデザインやジャンルというだけで、
大多数のスタンダードなジャンル好きな人達(読者も絵描きも)からの風当たり、
奇異の目で見てくる圧力はかなり大きく恐ろしいんですよ。
今は職場でして、通話環境がありません、すみません。

●2017年01月20日 13:41 【Twitter DM】 @eienken (村上ネビ)

休憩時間が終わりそうですので、
通話などのタイミングは職場の業務終了後、帰宅後になるかと思います。
20時くらいにならないとXXXXXXXXをつけられないのです、
その点は申し訳ありません。

●2017年01月20日 13:52 【Twitter DM】 @maik_ata (マイカタ氏)

お忙しい中DMありがとうございます、
それでは今夜20:30ごろ通話しましょう。
XXXXXXXXです。よろしくお願いいたします。

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●2017年01月20日 20:28 【Twitter DM】 @eienken (村上ネビ)

お待たせいたしました。
XXXXXXXXのID「XXXXXXXX」にて、XXXXXXXXを出させていただきました。

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●2017年01月20日 20:30~23:25 【音声通話】

下記参照。
対談は音声通話で行った為、記載している細かい言い回し等は
通話しながらtxtに残したものを元にした議事録の形式にて。

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「体がエロいモブ顔合同」主催・マイカタ氏との音声通話対談の議事録
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日付:2017年01月20日
※身内の名前、通話ソフトのアカウント名などは伏字「XXXXXXXX」で記載。

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●【マイカタ氏】

村上ネビ氏の考え方をもっと知りたい。
Twitter等で書いていた事は、どの程度まで真意なのか?

●【村上ネビ】

この件でTwitterや自サイトに書いた事は、例外無く全てが本気。
自サイトの方についてはTwitterのまとめ直しや誤字脱字修正版など、
似通った内容のものも相当数あるが。

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●【村上ネビ】

今回の「モブ顔」騒ぎの発端とは?

通称「モブ顔女子」および「体がエロいモブ顔合同」、
正式名『身体がエロいモブ顔女子ってなんかむちゃくちゃエロいよね!!』、
なぜこの人を集める企画を思いついたのか?

●【マイカタ氏】

元になっているのは、Tonda氏(※1)が2016年10月に描いたイラスト(※2)。
そのイラストはPixivにも投稿され、ムーブメントを起こしている。

その際、私を含めイラストに賛同した人達は
「モブ顔スケベボディ…その概念、いいじゃん」と思った。

●注釈「※1」

Twitter ID「@R18udon」、Pixiv ID「85746」。

●注釈「※2」

正確には、「Pixivで公開された」中では
2016年10月17日 00:41に投稿されたPixiv投稿イラストID「59507624」
投稿イラストタイトル「Twitterのまとめ」の全5枚のうち4枚目である、
「モブ顔スケベボディというお題のオリジナルキャラ」が該当。

類似タグ「#モブ顔スケベボディ」タグ最初期に大ヒットした絵であり、
『身体がエロいモブ顔女子ってなんかむちゃくちゃエロいよね!!』
の発端となる。

一発ネタのTonda氏オリジナルキャラクターである
主人公や本ヒロイン風の美少女キャラ「本尋院さん」(ほんひろいんさん)こと
「本尋院 僅」(ほんひろいん わずか)が、バストの小ささを気にしていて、
イラスト中やキャプション中で「モブ顔」と説明されている
他の女性キャラクターが全員バストが大きい事を妬むネタ絵のシリーズ。

最初の1点目以外は「#本尋院さんに厳しい世界」タグでまとめられており、
「本尋院 僅」が登場する同シリーズの投稿数は9。

▼2016年10月17日 00:41 Pixiv投稿(PixivイラストID「59507624」)
「Twitterのまとめ」

▼2016年11月17日 21:44 Pixiv投稿(PixivイラストID「59990527」)
「モブ顔取り巻き(巨乳)」

▼2016年11月19日 00:08 Pixiv投稿(PixivイラストID「60006151」)
「モブ顔ライバル(巨乳)」

▼2016年11月21日 23:53 Pixiv投稿(PixivイラストID「60052587」)
「モブ顔バカンス」

▼2016年11月23日 00:21 Pixiv投稿(PixivイラストID「60066332」)
「とってつけたような乳」

▼2016年11月26日 11:11 Pixiv投稿(PixivイラストID「60112451」)
「モブ顔(お名前)」

▼2016年11月28日 19:17 Pixiv投稿(PixivイラストID「60150102」)
「月曜日の本尋院さん」(『月曜日のたわわ』キャラとのクロスオーバー)

▼2018年11月08日 22:56 Pixiv投稿(PixivイラストID「71564163」)
「モブ顔スケベボディ(サンタコス)」

▼2019年01月01日 22:50 Pixiv投稿(PixivイラストID「72441144」)
「新年あけおめことよろ2019」

●【村上ネビ】

わたしもTwitterやPixivでTonda氏をフォローしていたので、
そこが発端であり境である事は把握している。

では、今回の「モブ顔」の「定義しません」という方針の決定や
「モブ顔」騒ぎの動機を教えて欲しい。

●【マイカタ氏】

私自身を含め、そのムーブメントに乗った面々に向けて
『身体がエロいモブ顔女子ってなんかむちゃくちゃエロいよね!!』
というタイトルの合同誌の企画を出したわけだが…。

この合同誌の企画については一般に公開し、
「合同誌への参加者を募った」形をとってはいる。

参加者60名の内訳として、
9割は私が直接参加を打診し、それに応じた人物。
残りの1割の参加者は、私の打診抜きで自由に参加してきた。

この件で「モブ顔」について「定義しません」と言ったのは、
Tonda氏が描いたイラストのタイトルやキャプション、
もしくはイラスト中の実際の書き文字などで
「モブ顔」「モブ」と呼称していた基準をそのまま使いつつ、
ハッシュタグや企画名用にノリでアレンジした為。

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●【マイカタ氏】

私がこの件で対外的に唱えている「モブ顔」という単語については、
私の中で定義していた意味合いがいくつかある。

まず1つ目、
一般的な基準で「よく描かれる」顔ではないシンプルな顔。

次に2つ目、
「ポスターや広報といったデフォルメ顔」など。
他にもっと大きな目のキャラとかがいればモブにもなりうる。
ただ、本来の「モブ」という言葉と
最早この時点で違うという事は分かっている。

そして3つ目、
絵を描きキャラクターを作っている作者本人が「モブ」と定義した顔。
本人が「モブ」といったらモブ、本人以外に反論の余地は無い。

●【マイカタ氏】

以上が、合同誌においての募集要項の動機や見解。

しかし、私本人としては
「ジト目地味顔三白眼」がベスト、個人的エロの究極という見解。

私の創作漫画『俺がサキュバス』シリーズ(※3)主人公であり、
ヒロインでもあるキャラクター「佐久羽さん」(さくばさん)こと
「佐久羽スゥ」が代表的。

●注釈「※3」

1作目『俺がサキュバス』(2014年)
2作目『俺がサキュバスREBOOT』(2015年)
3作目『佐久羽さんはサキュバスになりたくない?!』(2016年)
4作目『オレはサキュバスなんかなりたくないッ』(2016年)
5作目『オレはサキュバスになんてなりたくないッ』(2017年)

なお、3作目の公開直後に
『身体がエロいモブ顔女子ってなんかむちゃくちゃエロいよね!!』
募集とリリースが行われており、4作目と5作目はそれ以後の作品である。
「スゥ」という名前は4作目以後の作中で出た名前であるが
それは主人公の本名ではないと初出の段階で説明されている。

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●【村上ネビ】

ではなぜ、そういうデザインのキャラが主人公の漫画である
『俺がサキュバス』シリーズを長期で描いているにもかかわらず、
今回の件では「モブ顔」の定義をマイカタ氏の好みとは
大きく異なる用法のキャッチフレーズ(※4)を定めてしまったのか?

●注釈「※4」

「点目、棒目、三白眼…モブキャラたちが大集合!!」
「今日だけは主役(ハート)」

●【マイカタ氏】

「チャンス」だと思った事が動機。

●【村上ネビ】

その「チャンス」とは?
また、さらに詳しい「動機」とは?

●【マイカタ氏】

商業活動上での苦い経験、悔しい経験が元。

私は、自身がベストと信じる
「ジト目地味顔三白眼」のキャラクターを主人公とした漫画(※5)を
様々な出版社の編集部に持ち込んだ(※6)事がある。

しかし、その際に編集側からNGを喰らいまくり、
どの商業媒体での掲載にも至らなかった経験があった。

様々な出版社の編集側がNGを出してきた理由は、異口同音に
「主人公・兼ヒロインのジト目地味顔三白眼な顔立ちは主役用ではない」
「PixivやTwitterのタグとしてジャンルの名前自体が無い」
「商業同人問わずヒットしたという前例や先発の実績が無い」
の3点であった。

●注釈「※5」

マイカタ氏の創作漫画『俺がサキュバス』シリーズの事であるかは、
この対話の中では行っていないため詳細不明。

しかし、
「ジト目地味顔三白眼」のキャラクターが主人公・兼ヒロインという特徴と
「モブ顔合同」に関する大きな動きがあった時系列を考慮すると
ほぼ間違いなく『俺がサキュバス』シリーズの事であろうと推測される。

●注釈「※6」

どの出版社のどの雑誌の編集部であるか等は、
この対話の中では守秘されているため詳細不明。

●【村上ネビ】

それはひどい、理不尽極まりない。

●【マイカタ氏】

私は「地味顔三白眼」がベストと思っており、
そのプロとしての商業誌に対するフラストレーションが動機。

参加者60名の内9割は直接声をかけて応じた人物だが、
その多くは「商業の場で編集に趣味丸出しのキャラクターを否定される」
ような、私と概ね同様の「苦く悔しい経験」を持っている。

それと同時に、Tonda氏が起こしたこのムーブメントはチャンスと見た。
そして、割り切ることとした。
「消費者に分かりやすく消費してもらう」きっかけが欲しかった。



消費者は「深い事まで考えてはくれない」事の方が普通だ。
だからこそ、これでたくさんのリアクションをもらって、
名前を広く認識してもらえたという意味では思惑通り、意図通り。

実際に同人誌イベント、同人ショップ、電子書籍版もヒットした事で、
ヒットしたという実績と前例を作る事に成功した。

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●【村上ネビ】

作戦を練り、人を集め、企画を成功させ、
さらには大ヒットという実績や結果を叩き出した手腕と人望は、
本当にすごい事を成し遂げたと言うべきだと素人目にも思う。

しかし、そこまで分かっていて、
「出版社相手の政治闘争の道具」にデフォルメ絵柄や
シンプルなパーツのキャラクターデザインを利用したのか。

「深い事まで考えてはくれない」消費者が多いのは分かるが、
「誤解したり貶めていい事にしてきたりする」といった
トラブルの火種になると危機感は持っていないのか。

本件の合同誌のキャッチフレーズ(※7)は、
「既存ジャンルや既存の表現技法にピンポンダッシュを喰らわせる」
も同然である事を理解した上で決定したものなのか。

●注釈「※7」

「点目、棒目、三白眼…モブキャラたちが大集合!!」
「今日だけは主役(ハート)」

●【マイカタ氏】

自身は漫画家やデザイナーであって「言葉のプロ」ではない為、
そのあたりの考慮や配慮をしきれていなかった。

そこは力が至らず、考慮が足りず、申し訳ない事をしてしまった。

●【村上ネビ】

活動経歴を拝見した、確かに「言葉のプロ」ではなかったようで…。

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●【マイカタ氏】

村上ネビ氏の言う事はもっともだが、
「胸を張ってほしい」というのが本音。

「理解してくれない消費者」が発生する事は
統計上は残念ながら避けられないと言わざるを得ない。
そのあたりは、割り切ってもらうしかない。

「存在を認識させる」事や「真剣なガチ勢を増やす」事が目的であり、
どのジャンルにも言えるが「将来の描き手」がいつか必要になる。

知っている他業種の例としては…着物業界。

着物は伝統だから崩せない、守らないといけない、
という頑な理屈から敷居を際限無く上げており、壊滅しかかっている。

「着物の伝統的スタイル」は確かに守られたのかもしれないが、
理解者も高齢化が進み、ファンの世代交代や純粋な増加もロクに無い。

端的には「市場縮小」の一言に尽きる、致命的な状況だ。

●【村上ネビ】

確かに着物業界がそうなってきているらしい、
とは様々な媒体で時折聞く。

●【マイカタ氏】

自分が好きなものが、そのように縮小していく様は見ていられない。
「参加者60名や購入者と一緒にがんばっていくための第一歩」

●【村上ネビ】

自分の好きなものやジャンルの縮小を食い止めたかった。

商業の場において、
プロの漫画家やイラストレーターがした悔しい思いをした事について
自分の好きなものを政治闘争の道具にしてでも実績を残すことで
出版社の編集部を見返したかった。

マイカタ氏の仲間や同業者の方々や、後進の人々や、
未だ見ぬ新規を勇気づけたかった。

それは理解した。
確かに、そうでもしないと苦しい所はあったとは思う。

また、過去の職歴として
イラストに関する営業や管理などを行った事がある身としては、
漫画家やイラストレーターやキャラクターデザイナーという職業が
いかに技術と気力と行動力と交渉力が必要かも理解しているつもり。



しかし、自分がイラストを提供する類の職業ではない身としては、
それはあくまで「プロ作家とプロ編集の政治闘争」という
大きな金が動くのが当たり前の場での基準での言い分だと思っている。

そして、「商業漫画の世界では実績が無い」という点についても、
あくまでも「商業漫画の世界」での話に過ぎない。

「商業漫画の世界」以外については
「2Dの時代のゲーム」や「ぬいぐるみ」や「ファンシーキャラ」など、
そういった世界では昔から2017年現在まで、
商業でも実績がいくらでもある。

「2Dの時代のゲーム」は美麗な公式イラストを
マシンスペック的に表現しようがない為に仕方なく
キャラクターや背景を全体的にシンプルにせざるを得ない時代が長かった。

「ぬいぐるみ」についても事情は似ていて、「昔の縫製技術の低さ」や
「ゲームセンター用プライズの風俗営業法上の縛り」(※8)
の都合でシンプルなデザインのぬいぐるみ以外は開発も流通も入手も難しかった。

マイカタ氏は、その辺はご理解されているだろうか?

●注釈「※8」

2017年当時の「風俗営業適正化法 第2条 第8号」参照。
要約すると、「プライズ用景品」は1個につき市販価格800円が法律上の上限だった。
(2022年03月01日付で、約20年ぶりに「1000円以下」に引き上げる形で法改正)

●【マイカタ氏】

「2Dの時代のゲーム」の事は多少は分かる。
「ぬいぐるみ」は…風俗営業法の事は知らなかったが、まあまあ分かる。

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●【村上ネビ】

確かにそういった事情があった。

元のイラストやデザインを再現できなかった結果として
「2Dの時代のゲーム」や「ぬいぐるみ」におけるデフォルメであったり
デザインの簡略化であったりといった措置を「仕方無く」講じた、
という事情自体があったことは事実ではある。

しかし…わたしからしたら、そんな事情など知った事ではない。
その2Dのグラフィックやぬいぐるみ実物という「結果」を見て、
シンプルなデザインのキャラクターや
シンプルなパーツを持ったキャラクターが好きになった。

実際のグラフィック、実際にリリースされたぬいぐるみ、
それが、わたしが「好きになった理由」の全てだった。
大人の事情やマシンスペックの事情など関係無い。

どういう「手段」や「意図」で生まれたかなど、知った事ではない。

しかし偶然にしろ、事情があるにしろ、意図的にしろ、
「シンプルなパーツで構成されたキャラクター」は
好きで描いている人も、好きで見ている人も大勢いる。

●【マイカタ氏】

好きで描いている人も、好きで見ている人も大勢いる、
というのはどういう感じなのか?

例えばどういう層やどういう人なのか、例を挙げてほしい。

●【村上ネビ】

村上ネビがその「大勢」に含まれる点は割愛するとして、
例えばいわゆるレトロゲーム好きには山ほどいる。
また、低年齢層向けの作品や商品がリアルタイムで好きだった人もいる。

そして、低年齢層向けの作品や商品が
昔からずっと好きで成人しても好きなまま…という人もいる。

「そんな人いるはずがない」という事など、絶対にありえない。

なぜなら大手の児童誌や少女漫画誌で大々的に展開した上で、
ゴールデンタイムのアニメやゲームといった
マルチメディア展開をしているシリーズが常にある為だ。
それこそ、商業の売り込みや「実績」の賜物であろう。

これはあくまで一例だが、当然他にもある。

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●【マイカタ氏】

他の例は?

●【村上ネビ】

『ぷよぷよフィーバー』(2003年セガ発売)というゲームを知っているか?
コンパイル時代ではなく、セガ時代に版権が移り、
絵柄がデフォルメが強くシンプルなデザインを取り入れた時代の『ぷよぷよ』。

『ぷよぷよフィーバー』の「おしゃれコウベ」が大好きな絵描きの方が、
Pixivにて「おしゃれコウベ」のR-18絵を熱心に投稿していたのに、
どこぞのバカに「こいつで抜かないでください」タグを勝手に付けられ、
それを嘆くメッセージを残しpixivを退会する事件があった。

そう、Pixivのタグ。

Pixivの中での有名どころのタグとしては
「ネッ広」「作者は病気」「こいつで抜かないでください」、
その3つのタグがPixivで問題になっている。

これらの意味は、当初は
「作者本人がネタとして意図的に用意したタグ」だった。
それを「部外者がネタと勘違いして本気の絵にタグ付けした」、
それが先ほど例として挙げた事件の原因。

近年だと『艦隊これくしょん』の二次創作に関するネタで、
「ア艦これ」といったものもあるが意味合いは同じ。

なお、Pixivでの仕様を補足すると、
「投稿者以外がつけたタグ」は「アスタリスクがタグの横に付いていない」
為に「投稿者が付けた」か「投稿者以外が付けた」かを
「作者も第三者ユーザーも判別出来る」ような仕様だった時代が
長く続いていた為、村上ネビはこの事象を把握している。

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●【マイカタ氏】

他の被害者の例は?
可能であれば、該当者の紹介もしてほしい。

それとも、村上ネビ氏はどこかの集団やグループの代表として
この会談の場に表に立っているのか?

「#体がエロいモブ顔合同」タグや、
『身体がエロいモブ顔女子ってなんかむちゃくちゃエロいよね!!』
に対する辛辣な意見については事実上「集団による書き込み」と同然、
という事はあったりするのだろうか?

●【村上ネビ】

わたしの相棒である、XXXXXXXX。
当人はSNS全般のアカウントは非公開設定であり、
今回の件でマイカタ氏を明確に警戒して先行ブロックしているので、
仮に紹介したところで本人は決して応じないだろう。

その為、マイカタ氏への直接の紹介は不可能。
当人は元々頑なな方ではあるが…本件はそれほどまでに、
わたしの相棒であるXXXXXXXXを警戒させているという事である。

わたしと、わたしの相棒であるXXXXXXXXは
両者間でのすり合わせの上で本件に関する見解を完全に一致させている。
つまり…本対談では事実上、わたしの言葉はXXXXXXXXの言葉に等しい。

そういう意味では「完全な村上ネビ個人の単独行動」と言えるか、
少々微妙なところもあるかとは思うが…最大でも「2名コンビ」。
相棒であるXXXXXXXX以外の人と直接意見交換をしたり、
手を組んだり、不特定多数に呼び掛けたり、といった事はしていない。

●【村上ネビ】

わたしやXXXXXXXXだけではない。
同じ意見の人は、Twitter上だけでも既にいくらでもいる。
割合的には確かに大多数というわけではないが、人数自体は多い。
わたしも確認はしているし、マイカタ氏もお目にかかった事があるかと。

つまりこの件、村上ネビひとりだけが吠えているわけではない。

たまたま村上ネビが
「細かく考えて辛辣な意見を書く意欲と能力がある」というだけで、
そこまで精神力と文章力が揃っている人は、正直そう多くはない。

また、PixivやTwitterや海外のイラストSNSなど
多くのサイトで多くの絵を見てきた範囲で言うと、
「シンプルなデザインのキャラクター」や
「デフォルメされたデザインのキャラクター」が中心の作品は
年齢を問わず熱心なファンがいる。

次は、あくまで個人的な見解は…の話だが。

そういったキャラクターの熱心なファンというのは観測上、
「弱い立場の人」や「とても繊細な人」の比重が他ジャンルとは
比較にならないほど高い傾向にある。

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●【マイカタ氏】

「弱い立場の人」や「とても繊細な人」とは?
もう少し細かい説明が欲しい。

●【村上ネビ】

個人的な見解や経験則で述べると、
「割合として多くはない中でそういうキャラを描く人を渇望している人」
「諸事情で先天的に精神の成熟度が低年齢層向けキャラクターと合致する人」
「そのジャンルやそのタイプのキャラクター以外どうしても愛せなかった人」
「こだわりが強すぎる事を最早自らの意思ではやめようがない精神状態の人」
「シンプルなデザイン中心のかわいいキャラクターに救われた経験がある人」
といった人のこと。

一般的には、マイノリティとされるであろう事は分かっている。

メンタルや神経にかかわる病院と縁があり、
経験としても観測としても肩身が狭く、
周囲の理解が無いという実体験があるからだ。

また、相棒XXXXXXXXをはじめとする繊細な人は、表に出て来ない傾向にある。

●【マイカタ氏】

「表に出てくればいい」という訳には、いかないのだろうか?

●【村上ネビ】

そうもいかない…その理由は至って単純。

絵を描く事、
文章も書く事、
自分の精神状態と見つめ合う事に耐える事、
周囲で起きているブームやマジョリティからの圧力に耐える事、
そしてその上で非公開にせず表立って発言し記録をとっている事、
「弱い立場の人」や「とても繊細な人」になった事がある事、
「弱い立場の人」や「とても繊細な人」が身近にいる事。

これら「全て」の精神力と技術力と理解力を兼ね備えた人が少ないからだ。

「村上ネビが単独で宣伝タグに噛みついている」ように見えるのは、
それらを全て兼ね備えつつ、XXXXXXXXのように表に出たがらない人物や
発言が不得手な人物といった人々の存在を認め、間近にしてきたからだ。

「嫌な事がいたずらに流行る事」自体が原因で、心を閉ざし筆を折りかねない。
非公開設定でなくとも、発言や発信や情報の受け止めが不得手といった
「弱い立場の人」や「とても繊細な人」は、山ほどいる。

健常者や、ミーハーな人、ブームに燃える人、深いこだわりが無い人、
といった安泰な立場の人々にはとても想像がつかないほどに。

わたし村上ネビと相棒XXXXXXXXは、
別に代弁者や代表者を気取りたいわけではない。
しかし、「あくまでそれが実態である」という現実は知られるべき。

正確な数値や統計に出せているわけではないが、
当事者の2名としてクレームを付けさせてもらっている。

企画関係者への罵詈雑言や人格否定をぶつけないようにしているのは、
「既存ジャンルやデザインにケチ付けたら怒られるに決まってるでしょ」
「逆に聞くけどなぜ怒られないと思ったのかこっちが知りたい」
といった初歩的なレベルであるという表明…という意味合いを含む為。
イイ歳こいた成人なので、そのあたりだけは一応ちゃんとしている。

●【村上ネビ】

「村上ネビ氏の言う事はもっともだが、胸を張れというのが本音」
と言われても、胸を張れるような精神状態の人ばかりではない。

それはあくまで「健常者や強者」や「マジョリティ」の立場から
何も考えず気楽に唱えた「現実に即していない生存バイアス」に過ぎない。
「弱い立場の人」や「とても繊細な人」は、現実問題として多い。

「理解してくれない消費者が発生する事は避けられない、割り切るしかない」
と言われても、リスクを回避する言い回しや方法は他にもあったはずだ。

「存在を認識させる事や真剣なガチ勢を増やす事が目的」
と言われても、逆に既存のガチ勢がダメージを負う可能性が極めて高い。
よその界隈での活動で勝手に「コラテラルダメージ」扱いされたり、
「ジャンル先住民など最初から存在しなかった」といった旨で
「いなかった事にされる」ような歴史修正をされてはたまらない。

「そのジャンルにはそういった将来の描き手が必要」
と言われても、将来にだけ目を向け現実を見ないフリされたくない。

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●【村上ネビ】

ところで、史実の「アメリカ西部開拓時代」を知っているだろうか。

●【マイカタ氏】

概要を少しくらいは。

●【村上ネビ】

ならば、話が早い。

史実の「アメリカ西部開拓時代」において
後にアメリカ大陸という公式名がつくその土地では、
何かトラブルがあれば巻き添えを喰らうのはインディアンだ。
しかしインディアンはアメリカ西部開拓時代よりも前は
その地を誇りとしてその地で暮らし続けていた。

氏族内のあずかり知らぬ所から突然火の粉が飛んで来たり、
氏族外から攻め込まれたりするのは御免被る。

別に他の土地の氏族やイギリス移民に侵略されたいとは思わないし、
仮に「誇り」と思っていなくてもその地で暮らす「しかない」者もいる。
例えば病人など弱い立場の者がそうで、
「意思があった程度ではどうこう出来ない」
「その場から動けないし戦う事も移民と共存する事も出来ない」
という最たる例。

その例え話というのは、
本件の合同誌の執筆参加者や購入者は「イギリス移民」に、
シンプルなパーツや絵柄のジャンル先住民は「インディアン」に、
それぞれ当てはまると言える。
わたしとXXXXXXXXは「インディアン」、合同参加者は「イギリス移民」。

「嫌なら逃げろ」「嫌なら戦え」
「嫌なら筆を折れ」「嫌ならインターネットを二度とするな」
「嫌なら対話するか受け入れるか諦めるかしろ」
という弱肉強食論や自己責任論を無責任に主張する人々も多く見られ、
実際に村上ネビ自身もTwitter上で絡まれたり晒されたりしたこともある。

病人の立場を経験し、身内にも周囲にもそういう人が存在する以上、
この例で言う「インディアン」側にあたる村上ネビと相棒XXXXXXXXは、
「イギリス移民」側の一部にいる心無い人々の非現実的な主張を
到底受け入れられるものではない。

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●【マイカタ氏】

ジャンル先住民を作家と編集の権力闘争の巻き添えにするということは
自分が悪になることと薄々覚悟してはいたが、
自分が自分で想定していた以上の悪になっていた事にようやく気付いた。

この度の会談で話を聞き、反省している。

しかしそれでも、ジャンル先住民としてやはり胸を張ってほしいとは思う。

●【村上ネビ】

わたし村上ネビ個人としては胸を張ろうとは思う。

残念ながら…わたしの相棒XXXXXXXXはそうは思わないだろうし、
わたしの相棒XXXXXXXXを傷つけているこの件には憤りを感じている。

わたし個人としては、
マイカタ氏と他59名の参加者の方々の今回の行動については
「悪である」と断定する他ない。

「既存ジャンルを落とす表現」を題名やキャッチフレーズを掲げた上で
「60名もの大人数で組織的な表現活動」を行うという事は、
「不特定多数から反感を買いかねない」という事について
ご理解頂けた事はよかった。

しかし、今回は
「わたし村上ネビ個人やマイカタ氏個人の話」という範疇を超えている。
個人の行動であればまだしも、権力闘争の側面がある上で集まった
「プロ作家中心の60名もの大人数の団体」による行動なのだから、
個人が取れる責任の範疇ではなくなりつつある。

また、「プロ作家中心」という事はその影響力も計り知れない。
村上ネビ個人が許した/許さない、マイカタ氏が反省した/反省しない、
といった事と関係無く、世の中が勝手に動きかねない。

今後は、今回のような事はやめてほしい。
個人的にも、老婆心としても、やめた方がいいと思う。

マイカタ氏が熱意も行動力も実力も伴っている方であり、
別に純粋な悪意を持って動いていたわけではない事もよく理解したので、
いたずらに恨みを買うような迂闊な行動は、どうか今後は控えて頂きたい。

●【マイカタ氏】

確かにその通りだった、申し訳ない事をした。

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●【マイカタ氏】

いくつか、宣言がある。
元々そのつもりというものもあるが…。

モブ顔合同の物理版は、
現在の第2刷が売り切れかそれに近く頒布できたら
元々絶版にするつもりだった。

モブ顔合同の電子版は、
物理版第2刷が売り切れてしばらくしたら、
どこかのタイミングで自主的に永久頒布停止にするつもりでいる。

「作家 VS 編集の権力闘争の最終兵器」としての役目が、
「ヒットした実績が出来た」時点で終わるから…という理由。

そして、こういった「権力闘争の道具としての合同誌」はもう作らない。
今回は「ムーブメントを形にするための本」であったが、
「非常に危険なやり方である」という事に自分で気付けなかった以上、
手段としては手に余ると結論付ける他ない。

「モブ顔女子」や「モブ顔合同」といった言葉も、
今後は出来る限り使わないつもり。

●【村上ネビ】

お願いしたい。

「各参加者それぞれの方への寄稿原稿の公開許可」などの
企画主催としての管理や指示は、継続して行われた方が良いとは思うが。

●【マイカタ氏】

それは引き続き対応する。

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●【マイカタ氏】

この「モブ顔女子」や「モブ顔合同」というジャンル名定義は、
「テーマが曖昧すぎる」かなとは私自身も薄々は思っていた。

そうであれば、見切り発車でそのまま企画を強行せずに、
協議や検討を周囲ともう少ししておくべきだった。
例えば具体的には、「デフォルメエッチ合同」とかやれば良かった。

今回の雑なくくりは申し訳ない。
業界を盛り上げる為とはいえ、考えが足りない部分があった。

●【村上ネビ】

どうか、今後気を付けて頂ければ。

●【マイカタ氏】

先程は村上ネビ氏は「巻き込まれたくはない」と言ったが、
今後も一緒に楽しく描いていきたいと思っている。
Twitterはフォローさせてもらう。

●【村上ネビ】

了解した。
争い合う同士でなく再びお会いする事があれば、また。

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●参考資料「体がエロいモブ顔合同」参加者全60名リスト

『身体がエロいモブ顔女子ってなんかむちゃくちゃエロいよね!!』

発行サークル:マイカタ工業(代表:マイカタ氏)
公式サイト( https://eromob-c91.tumblr.com/ )より引用。

「朝比奈時雨」氏(当時TwitterID「AsahinaShigure」)
「あべもりおか」氏(当時TwitterID「abemorioka」)
「あほすたさん」氏(当時TwitterID「AFOSTAR02」)
「雨山電信」氏(当時TwitterID「ameyamadenshin」)
「荒草まほん」氏(当時TwitterID「mahoone」)
「イースト」氏(当時TwitterID「eastbighelp」)
「石村怜治」氏(当時TwitterID「zero_gravity666」)
「一休」氏(当時TwitterID「ikkyu019」)
「丑」氏(当時TwitterID「uccow」)
「うにうーに」氏(当時TwitterID「yuki33731」)
「梅仁丹」氏(当時TwitterID「umejintan」)
「オアシス」氏(当時TwitterID「oasisu17」)
「おみそ」氏(当時TwitterID「amome」)
「かーうち」氏(当時TwitterID「kaauti000」)
「兼田麻生」氏(当時TwitterID「aqidaqidaqid」)
「頑張りマスカルポーネ」氏(当時TwitterID「hi_cheese19」)
「きんぴろ」氏(当時TwitterID「ezo_kinpiro」)
「黒酢」氏(当時TwitterID「crozu」)
「坂崎ふれでぃ」氏(当時TwitterID「lunaticmonster」)
「笹木まる」氏(当時TwitterID「sasaki666」)
「笹乃葉とろ」氏(当時TwitterID「sasa_akamegane」)
「鮫亀」氏(当時TwitterID「samegamesan」)
「しげきっくす」氏(当時TwitterID「shigekix501」)
「シネクドキ」氏(当時TwitterID「synecdoche445」)
「袖下マシュマロ」氏(当時TwitterID「sodeshita」)
「高津」氏(当時TwitterID「xobmj」)
「千葉才蔵」氏(当時TwitterID「saizouharawata」)
「佃煮」氏(当時TwitterID「tukudani01」)
「でっどぴーぷる」氏(当時TwitterID「minabetetumi」)
「てつのけん」氏(当時TwitterID「te2noken」)
「東京えく」氏(当時TwitterID「tokyoeku」)
「時田」氏(当時TwitterID「tokitadesu」)
「轟木」氏(当時TwitterID「hinata_todoroki」)
「とろろ一汰」氏(当時TwitterID「18_tororo」)
「中野」氏(当時TwitterID「pisiinu」)
「ニャロメロン」氏(当時TwitterID「nyaromeron」)
「脳みそ」氏(当時TwitterID「nou_miso」)
「ぱの」氏(当時TwitterID「panoramango」)
「ひすでー」氏(当時TwitterID「hysd1998」)
「himesuz」氏(当時TwitterID「himesuz」)
「ぶーちゃん」氏(当時TwitterID「skinyktn」)
「笛ガム」氏(当時TwitterID「iampaedo」)
「ふきだまりのぺけ」氏(当時TwitterID「fukidamaripeke」)
「房」氏(当時TwitterID「kohntarkf1」)
「フローレンス・ハムシマ」氏(当時TwitterID「jackhamsters」)
「紅壱」氏(当時TwitterID「akahito0829」)
「BerryVerrine」氏(当時TwitterID「vrr_j543n50mr3i」)
「間借りさん」氏(当時TwitterID「magarisan」)
「masha」氏(当時TwitterID「masha_aq」)
「マツダ」氏(当時TwitterID「mazdanakanohito」)
「眉毛」氏(当時TwitterID「taihentai」)
「mayoi」氏(当時TwitterID「mayoi89g」)
「瑞沢」氏(当時TwitterID「mizsawa_a」)
「メカBoo」氏(当時TwitterID「mechaboo」)
「もりそば」氏(当時TwitterID「MoriNEKSoba」)
「山田シグ魔」氏(当時TwitterID「hemelopa」)
「ゆきん」氏(当時TwitterID「yukin_co」)
「らぴす」氏(当時TwitterID「oiyosan」)
「れオナるド16世」氏(当時TwitterID「Leonardo_Anji」)
「マイカタ」氏(当時TwitterID「maik_ata」)

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2018年の暴走タグ鎮圧
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●2018年に2度起きた類似タグ暴走の兆候への牽制

「モブ顔」ミーム汚染とは別件ではあるが
実質的には後追いの類似タグが暴走しかけた問題とも
わざわざ戦わされるハメになった。
その数、2件。

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●【1】2018年06月03日「モブキャラ大好き部」タグ暴走未遂

まずは2018年06月03日01時13分、Twitter上にて
「櫻井エネルギー」氏(TwitterID「sakurai_energy」)が
「モブキャラ大好き部」というタグを発足・提唱してバズる事態に。
( https://twitter.com/sakurai_energy/status/1002946353763405824 )

本人曰く「モブはエロい!これを世間の常識にしたいです~~!」。
( https://twitter.com/sakurai_energy/status/1002948551087828992 )

ここまで記載した通りとにかくシンプルに迷惑行為でしかなく、
わたしや他の方への営業妨害同然の世論が形成されかねない危機。
「櫻井エネルギー」氏はプロ作家だが、
別にシンプル絵柄やデフォルメ絵柄の持ち主ではないというおまけつき。
仮にシンプル絵柄やデフォルメ絵柄の持ち主だったとしてその方が
「同じタイプの絵柄の同志に背中から撃たれる」図式になり余計迷惑なのだが、
まあその話は置いておくとして…。

なにせフォロワー数が万単位で発言力が巨大なプロ作家なので、
「いいタグ」「流行らせよう」などと言っている無理解者も多かった。

これも、野放しにしていたらシンプル絵柄やデフォルメ絵柄が
ダシにされたり弾圧されたりする典型的なパターン。
また、こういう放言に対して「放置」は典型的な悪手。

万が一本当に流行った場合、
村上ネビ自身も大被害を受ける可能性が非常に高かったため、
発見して当日中に「モブ顔」ミーム汚染の件を出して牽制。

概ね4日程度で鎮圧・ほぼ無力化され、わたしは胸をなでおろした。

早期の牽制と証拠残しの効果があったためか、
「モブキャラ大好き部」タグのツイートは数日で激減、
翌年2019年に4件、翌々年の2020年02月04日の1件のみ、と
継続性が無い事についても後から確認できている。

そして、2021年と2022年は0件と検索できる範囲では全滅を確認。
この危険極まりないタグが早期に根絶されてよかった。

「よそのジャンルへの攻撃」という危険行為を行った事に対し、
深く反省して二度と再発させないで欲しいというのが正直な感想。

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●【2】2018年09月06日「ムダかわ」タグ暴走未遂

この「ムダかわ」タグが主張する要点は
「公共性のあるイラストはかわいい必要がない」
「不必要なかわいさをつけていることを褒めている」
の2点となっている。

次に2018年9月の少し前ごろ、
Twitter上で先発だった「ムダかわ」タグが
「モブ顔」ミーム汚染と概ね同様の絵柄差別の機運を
1年9ヶ月遅れで唐突に盛り上げて高め始める非常事態も発生。

この「ムダかわ」タグの初出はどうも2014年05月29日に
「藤本"ANI"健太郎」こと「藤本 健太郎」氏(TwitterID「ANI3」)に
リプライを投げていた「ロマネス子」氏(TwitterID「romanesqo」)が
書いたものの可能性もあるようなのだが…。
話の流れ的に、「藤本"ANI"健太郎」氏が提唱者…らしい。
( https://twitter.com/romanesqo/status/471826832048652288 )

なぜ「らしい」という言い回しなのかというと…
この「ムダかわ」がらみのツイートを多く削除しているようなので
後からこのあたりの事情を確認する術を失っており
実際には「藤本"ANI"健太郎」氏が初出の可能性ありという意味。

「ムダかわ」タグの初出自体は2014年とはいっても、
前述したとおり2018年9月ごろになって
「シンプル絵柄やデフォルメ絵柄への無理解者による延焼」
という危険な兆候があり、面倒な事態に発展しかねなかった。
これも「モブ顔」ネットミーム汚染の影響下で活性化したと見られ、
やはり放置していたら後々に大きな禍根を残す事になる。

「モブ顔合同」リリース前と同様の苦言を
危険な兆候の発見と同時に呈さざるを得なかったため牽制した。

しかし、「ムダかわ」タグ提唱者と思われる「藤本"ANI"健太郎」氏が、
わたし村上ネビに対し実質的に名指しで抗戦の姿勢を見せる。
それに加えて「藤本"ANI"健太郎」氏は、わたしに対し
「真に受けてキレてた」だの「黒い恨み」だの、言いたい放題。

わたしに「討伐すべき悪」というレッテルを貼ることを目的に
理不尽な言い分でフォロワーや知り合いを煽動しようとした。
「藤本"ANI"健太郎」氏は、世に言う「信者ファンネル」で
わたし村上ネビのTwitterアカウントを凍結させようとした模様。

しかし、わたしからの後述するカウンター一発で
「藤本"ANI"健太郎」氏からの悪質な煽動は失敗に終わった。

該当ツイートの多くを素早く削除されて魚拓や証拠の保存をし損ねた為、
保存できた範囲での「藤本"ANI"健太郎」氏側の関連ツイートと
わたしがカウンターとして発言したツイートのみ下記に列挙。

「藤本"ANI"健太郎」氏は、村上ネビへの無理筋の個人攻撃が露呈。
分が悪くなった「藤本"ANI"健太郎」氏は当該ツイートを多数削除、
さらに村上ネビをブロックした。
謝罪の言葉などはもちろん無い。

これにより、「ムダかわ」タグの異常過熱が沈静化。

この件は阻止できていなかったら本当に危なかったので、
「マジでふざけるな」というのが正直な感想と言わざるを得ない。
わたしへの個人攻撃への反省はもちろん、
「よそのジャンルへの攻撃」という危険行為を行った事に対し、
深く反省して二度と再発させないで欲しいと思う。

▼「ムダかわ」タグ側の主張と初歩的問題点(【2023年05月28日(日)】追記)

「#ムダかわ」タグの大元のタグ提唱者の想定と現状までの要点としては
「公共性のあるイラストはかわいい必要がない」
「不必要なかわいさをつけていることを褒めている」
という2点であり、わたしに突っかかってきたタグ擁護者も同じ事を言っていた。

しかし「#ムダかわ」タグの根本的問題である
「人様の絵柄やキャラに暴言をぶつけるべきではない」という点を含め、
このタグのテーマにしたいとされる内容には初歩的な問題点が9点ほどある。

【1】「公共性のある絵がかわいい必要が無い」という法律や普遍的ルールは無い
【2】「公共性を視野に入れるか否か」はデザイナーとクライアントが判断する
【3】「キャラクターをかわいくする必要性」はデザイナーとクライアントが判断する
【4】キャラクターデザインをするのはあくまでデザイナーとクライアント
【5】広告や看板であれば「任意の客層の記憶に残すべき」という戦略は考えうる
【6】単純に「デザイナーの趣味を全面に押し出すべき」という戦略も考えうる
【7】「かわいさが必要か不必要か」を外野が上から目線で裁く権利は原則無い
【8】「不必要にすごい」という表現は必要不必要を外野が勝手に裁く侮辱である
【9】「#ムダかわ」タグで盛り上がっている者は上記1~8を理解していない

通常「デザイナーとクライアント双方の決裁者のOK」の上で
「そのデザインやキャラクターが必要と判断された」からこそ
実際の広告や看板などに掲載されている、ビジネスの場なら通常そうだろう。
「キャラクターデザイン担当がクライアント決裁者本人」というケースも、
個人商店や偉い人が絵描きといった事なら普通にありうるわけで。

条例違反や法律違反、あるいは権利侵害をしているような
「客観的にどう考えてもこれはNG」というレアケースでもない限り、
外野が「雰囲気や思い込みから生み出した脳内ルール」
好き勝手に騒ぐ権利は無いと心得るべき。

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●2018年09月06日 18:52【Twitter TL】 @ANI3 (藤本"ANI"健太郎氏)

みたいなことをさ、こないだ考えたのよね。
でもさ、『のらもじ』だって結局はそうだったかもしれないじゃん?
というところに思い至ってね。
結局みんな、己が正義と信じるスキーム両手で持って、
思うさまブン殴る対象がほしいのか、ってさ。
( https://twitter.com/ANI3/status/1037639780392005633 )

●2018年09月06日 18:55【Twitter TL】 @ANI3 (藤本"ANI"健太郎氏)

ゴムチューブで二の腕縛って正義を静注して、
瞳孔カッ開いた目で非正義なるものを
粉々になるまでブッ潰したいんだよ。結局はみんな!
( https://twitter.com/ANI3/status/1037640539154214913 )

●2018年09月06日 19:27【Twitter TL】 @ANI3 (藤本"ANI"健太郎氏)

結構な剣幕でしたぜ…。
播種タグ立ち上げた人間への黒い恨みが滲んでてヒリヒリした。
( https://twitter.com/ANI3/status/1037648371207483397 )

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●2018年09月06日 21:37【Twitter TL】 @eienken (村上ネビ)

#ムダかわ ハッシュタグの擁護の内容がとても自分勝手な人に、
わたしを名指しで揶揄していると判断するのが
妥当な発言をされているなぁ。
公式クライアントで検索した範囲では、
タグつき批判したのがここ数ヶ月でわたしくらい、というのが根拠。
https://twitter.com/ANI3/status/593763186228101121
https://twitter.com/ANI3/status/1037638924691066880
( https://twitter.com/eienken/status/1037681296607068160 )

●2018年09月06日 21:43【Twitter TL】 @eienken (村上ネビ)

「意外な所で出会えた可愛い」絵を見て
「描くほうは可愛くしようとして可愛く描いている」と
ちゃんと思えているなら、
余計な事言わない方がいいんじゃないでしょうか。
https://twitter.com/ANI3/status/593763186228101121
( https://twitter.com/eienken/status/1037682729070944256 )

●2018年09月06日 21:45【Twitter TL】 @eienken (村上ネビ)

【ムダ】という、上から目線で
攻撃的な表現ととられかねない強さを持つ言葉が
「イラストが掲載されている場所の意外さ」と
「絵のキャラクターデザインそのもの」の
どちらを指しているのか、知る術がないので。
https://twitter.com/ANI3/status/593763186228101121
( https://twitter.com/eienken/status/1037683087029620736 )

●2018年09月06日 21:49【Twitter TL】 @eienken (村上ネビ)

「真に受けて」という言葉は、
対象を「下げる」ような表現をしているという
自覚があるから出たのかと思います。
自分の絵柄や趣味を、初対面かそれ未満の関係性の他人に
いきなり「下げる」ような言葉を投げかけられて
怒る人がいてもおかしくはないと思いますが。
https://twitter.com/ANI3/status/1037638924691066880
( https://twitter.com/eienken/status/1037684327142719488 )

●2018年09月06日 21:53【Twitter TL】 @eienken (村上ネビ)

慈愛とリスペクトを込めた愛の言葉であるならば、
繊細で言葉の一言や1文字に気を使うタイプの絵描き(プロアマ問わず)や、
そういった絵が好きな人の存在を考慮して
言葉を選んだ方がいいんじゃないでしょうか…と思います
https://twitter.com/ANI3/status/1037638924691066880
( https://twitter.com/eienken/status/1037685248912322560 )

●2018年09月06日 22:04【Twitter TL】 @eienken (村上ネビ)

「お前のような存在は世の中に必要ない」みたいなヒドい意思は
1ピコリットルも含まれてません…というのは、
言葉やタグのルールとして明示されていない自分ルールでしょう。
不特定多数の初対面の他人にヨソから一方的に言われたら、
侮辱以外のなんでしょうか
https://twitter.com/ANI3/status/1037638924691066880
( https://twitter.com/eienken/status/1037688024618872833 )

●2018年09月06日 22:10【Twitter TL】 @eienken (村上ネビ)

人の絵柄や好みにピンポンダッシュをかまされて、
そりゃ怒ったり文句のひとつも出ると思いますが。
それで「真に受けてキレてた」だの「黒い恨み」だの、
ムチャクチャな言い分だなぁというのが正直なところです
https://twitter.com/ANI3/status/1037639780392005633
https://twitter.com/ANI3/status/1037640539154214913
https://twitter.com/ANI3/status/1037648371207483397
( https://twitter.com/eienken/status/1037689465118941187 )

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●編注:『のらもじ』の概要

タイポグラフィ中心の賞「東京TDC賞2014 RGB賞部門」を受賞した、
「のらもじ発見プロジェクト」( http://noramoji.jp )のこと。
街で個人商店の看板などに使用されたタイポグラフィに関し
デザイナーが「のらもじ」と呼称してまとめつつフォント化していく、
という事を提供元への還元込みで行った企画群や書籍などに関するもののこと。

どうもこの企画群、著作権法上はセーフと思われる状況ながら
元のデザイナーや採用した店側に対するリスペクトや配慮の欠如といった
複合的な原因で一部からかなり強い反感を買ったという経緯がある模様。

「のらもじ発見プロジェクト」トップページ冒頭の案内を引用すると
>古い町並みには、洗練されていないけれど
>個性的で味のある文字がたくさんあります。
>このプロジェクトは、そんなステキな文字たちを「のらもじ」と名付け、
>それを 発見 → 分析 → フォント化 を進めていく活動です。
>フォントはインストールしてお使い頂けます。

この企画のこれ以上の調査は当ページの趣旨から外れるため行わないが、
デザイナーが勝手に他者のデザインを「洗練されていない」と評したり、
確実に誰かが制作したはずの物を「のら」「野良」と呼称したり、
現役稼働している物を知らなかっただけなのに「発見」と言ったり…。

確かに指摘された当時の記録が多数あった通り、
上から目線でリスペクトを大きく欠いた言い回しが多数目立つ。

これらの「ストレートに失礼な言い方」に全く疑問を持たず
「言われてもしょうがないレベルの初歩的な苦言」程度に対しても
被害者意識を持って反対意見に攻撃する意図を見せるようでは、
少なくとも当時の「藤本"ANI"健太郎」氏は
極めて不用意な発言を当然のものとしていた…と、判断する他ない。

わたし村上ネビが知ったのは2023年になってからであり、
2013~2014年当時の村上ネビは知らなかった企画や賞なので、
具体的な感想については「当時知らなかった」以上は差し控える。

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「虫塚虫蔵」氏から村上ネビへの名指しの非難
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「虫塚虫蔵」氏が、Twitterおよび
Togetter「モブ顔キャラに性的な意味で萌える話(ルール34)」上にて
当ページおよび村上ネビに対し名指しで非難を行っていた。
(当時ユーザー名は「虫塚"KERA"虫蔵」表記の為ログはそのまま記載)
詳細は下記。

氏は「別に肯定も否定もしません」と中立であるものとして発言しているが、
「皮肉なことに」といった敵意のある言い回しで当ページが紹介されている。
実質的には「村上ネビに対する名指しの批判」と同義の内容である。

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●2019年09月25日 03:31【Twitter TL】 @pareorogas (虫塚"KERA"虫蔵氏)

https://twitter.com/pareorogas/status/1184194805020053505

児童書風エロ同人の歴史についてまとめたいなあ…
どこからどうまとめればいいのやら。

●2019年10月16日 04:50【Twitter TL】 @pareorogas (虫塚"KERA"虫蔵氏)

https://twitter.com/pareorogas/status/1184194805020053505

モブ顔キャラに性的な意味で萌える話(エロ注意) - Togetter
https://togetter.com/li/1417590

こういうまとめ記事を作ってみました。
モブ顔はエロいという話を歴史的解釈も踏まえ雑多にまとめてあります。
1ヶ月以上も寝かせた記事なので
かなり執念深い内容になっていると思いますが…
よろしくお願いします。

●2019年10月16日 04:44【Togetter】 @pareorogas (虫塚"KERA"虫蔵氏)

モブ顔キャラに性的な意味で萌える話(ルール34)
https://togetter.com/li/1417590

主に児童書、教科書、広報誌、取扱説明書の
シンプルなデザインのモブ顔キャラクター(点目、糸目、三白眼、メカクレ属性)に
性的な意味で萌える話をまとめました。
これぞ悟りと妄想とアブノーマルの境地。

(※新旧かかわらず様々な話題をごたまぜにしたうえ
基本的に18禁の話題が多いので、未成年の方、
そういう物に不快感や嫌悪感を抱かれている方はブラウザバックしてください)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AB34

●2020年03月15日 03:03【Twitter TL】 @pareorogas (虫塚"KERA"虫蔵氏)

https://twitter.com/pareorogas/status/1238888555444748288

http://eienken.web.fc2.com/not-mob.html
上掲サイトは「モブ顔女子アンチ」によるセルフまとめ。
要するに「モブ顔エ□」に関して
「ネッ広」「作者は病気」「こいつで抜かないでください」
という常套句によって「下げる」表現や「落とす」表現を
「タグ名やジャンル名として掲げる」危険性という側面から…(続)

●2020年03月15日 03:03【Twitter TL】 @pareorogas (虫塚"KERA"虫蔵氏)

https://twitter.com/pareorogas/status/1238888943308828672

…「モブ顔女子」を「批判的」に記述した内容となっている。
しかしながら時系列順にミームの推移が把握できるという意味で
(皮肉なことに)「貴重な記録」になっており、
賛同の可否は別として参考にはなります。

●村上ネビ・編注

http://eienken.web.fc2.com/not-mob.html
このURLは記載当時の当ページのURL。
2022年07月30日(土)に、このURLではなくなっている。

●2020年03月15日 14:22【Twitter TL】 @pareorogas (虫塚"KERA"虫蔵氏)

https://twitter.com/pareorogas/status/1239059279379759104

まとめにも自分の見解は載せた。

●2019年10月16日 04:44【Togetter】 @pareorogas (虫塚"KERA"虫蔵氏)

モブ顔キャラに性的な意味で萌える話(規則34注意)
https://togetter.com/li/1417590
https://togetter.com/li/1417590?page=6

【リンク】「モブ顔」ネットミーム汚染への苦言と提言セルフまとめ
http://eienken.web.fc2.com/not-mob.html

上掲サイトは「モブ顔女子アンチ」によるセルフまとめ。
要するに「モブ顔」のイラストに
「ネッ広」「作者は病気」「こいつで抜かないでください」という
テンプレートを貼ることによって「下げる」表現や「落とす」表現を
「(絵師の意図に反して)タグ名やジャンル名として掲げることに危険性がある」
という視点から「モブ顔萌え」を徹底的に批判した内容となっています。

しかしながら時系列順にミームの推移が把握できるということから
皮肉なことにモブ顔エロ表現史の貴重な記録にもなっており、
賛同の可否は別として参考にはなります。
なお、アンチ側の主張はあくまで「ひとつの解釈」に過ぎず、
まとめ主の私は別に肯定も否定もしません。

ただ「ミーム汚染とレッテル貼りと差別主義」
「自分の好きな表現が見知らぬ所で勝手に大惨事になっている」
「文化の盗用」というアンチ側の苦言は別として、永山薫の言葉を借りれば
「エロ漫画で一度生まれたモード、スタイル、テーマ、モチーフ、
趣味趣向、傾向は盛衰があっても決してなくならない」のも事実です。

そもそもエロ表現(言語表現も含む)は、年を追うごとに、
多様化し、細分化し、幅と奥行きが拡がり、交雑し、越境し、浸透し、
拡散することを繰り返すことによって豊穣な土壌を形作っていくものなので、
ミーム自体は文化的発展の上で健全なはずです。

●村上ネビ・編注

https://togetter.com/li/1417590?page=6
このURLは、村上ネビがログを回収した時点でのもの。
(当時まとめ6ページ目)。

https://togetter.com/li/1417590?page=13
村上ネビへの名指しの非難に対する抗議文を当ページに追加した
2021年09月23日(木)時点でのURLはこちら。
(まとめ13ページ目)

最終更新がいつなのかが表示されない仕様ではあるが、
2021年09月23日(木)時点での最新情報としては
虫塚虫蔵氏本人が同まとめ中のコメントに残した更新履歴コメントは
2020年08月29日(土)の「目次つけました(今までなかった)」
という書き込みが該当。

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「虫塚虫蔵」氏への抗議声明
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>(前略)
>永山薫の言葉を借りれば
>「エロ漫画で一度生まれたモード、スタイル、テーマ、モチーフ、
>趣味趣向、傾向は盛衰があっても決してなくならない」のも事実です。

>そもそもエロ表現(言語表現も含む)は、年を追うごとに、
>多様化し、細分化し、幅と奥行きが拡がり、交雑し、越境し、浸透し、
>拡散することを繰り返すことによって豊穣な土壌を形作っていくものなので、
>ミーム自体は文化的発展の上で健全なはずです。

虫塚虫蔵氏は、当方に対する実質的な非難声明である紹介文を
上記のコメントで締めくくっている。

しかし、実態としては当ページに掲載している
「体がエロいモブ顔合同」主催・マイカタ氏とのTwitter対談記録の通り。

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詳細は前述の通りだが
この「モブ顔合同誕生の動機と経緯」の真相は2017年01月20日(金)、
モブ顔合同主催・マイカタ氏と村上ネビの通話対談で判明している。

村上ネビが当サイトやTwitter上などの公の場で
反対声明や反対意見を公開しはじめた時期も込みで
要約して時系列順におさらいすると、下記の7点。

▼【1】(2016年10月17日以前)マイカタ氏のプロ作家としての過去の苦い経験

マイカタ氏は2016年時点で既に経験数年のプロ作家である。
マイカタ氏の基本情報については前述のマイカタ氏との議事録の
冒頭部分に記載しているのでそちらを参照。

商業作品代表作はIT系会社日常あるある漫画、
「かたるにおちるウェブクリエイター生活『かたくり』」(上中下巻)。
個人で公開している同人作品としてはオリジナル漫画
「『俺がサキュバス』シリーズを2014年より展開し続けていた。

そんな中マイカタ氏は…自身の作とその主人公キャラクターに対し、
様々な出版社の編集者から「異口同音のNG」を出される経験をする。

その「異口同音のNG」は要約すると
(1)「主人公・兼ヒロインのジト目地味顔三白眼な顔立ちは主役用ではない」
(2)「PixivやTwitterのタグとしてジャンルの名前自体が無い」
(3)「商業同人問わず漫画でヒットしたという前例や先発の実績が無い」
という理不尽な3点。

日本国内の商業漫画のみを視野にせず、
ゲームやぬいぐるみ等の他の媒体における業界では
「ジト目地味顔三白眼」といった顔立ちの主人公やヒロインが
人気を博していた作品の事例くらい探せばいくらでもあるのだが…。

なお前述の証言について、
どの漫画の事であったかの明言自体はマイカタ氏本人からは無い。
ただし『俺がサキュバス』シリーズと主人公「佐久羽スゥ」は、
公開時期(2016年)も主人公の外見的特徴も
前述の証言とほぼ完全に一致する点に留意。
ご本人いわく「ジト目地味顔三白眼」。

▼【2】(2016年10月17日以前)マイカタ氏の観測範囲での他のプロ作家の経験

「モブ顔合同」の参加者の内、プロ作家は当時
「商業誌の編集者に趣味を詰め込んだキャラクターを否定される」
というマイカタ氏と概ね同様の経験を持っている人が多かった。

これについては、マイカタ氏ご本人との通話対談の中で
マイカタ氏が語っていた証言である。

▼【3】(2016年10月17日)合同の源流「モブ顔スケベボディ」

そんな中、Tonda氏が2016年10月17日に公開した
「モブ顔スケベボディというお題のオリジナルキャラ」
のイラストにマイカタ氏は感銘を受ける。

マイカタ氏だけでなく、イラストに賛同した人達は
「モブ顔スケベボディ…その概念、いいじゃん」と評価。

▼【4】(2016年10月17日~2016年12月31日)マイカタ氏が「体がエロいモブ顔合同」立案

Tonda氏の提唱した「モブ顔スケベボディ」という
人間型美少女キャラのデザイン論やジャンル区分は、
外見的にはマイカタ氏のヒロイン像や趣味にも通じるものがあった。

主催・マイカタ氏はこのムーブメントに賛同し、
プロ作家にとって窮屈な状況に対抗する政治的パワーを得る機会として
「体がエロいモブ顔合同」を打ち立てる事に思い至る。

そこで、マイカタ氏と同じ経験や似た趣味を持つ
知り合いのプロ作家や知り合いに声をかけつつ、
オンライン上でも更に参加者を募った。

その結果、「体がエロいモブ顔合同」の参加者は全60名に。

▼【5】(2016年10月17日~2016年12月31日)「体がエロいモブ顔合同」への苦言

詳細は当ページ冒頭に記載。
村上ネビ以外にも苦言を呈する人はいくらでもいたのだが…。

▼【6】(2016年12月31日)C91・3日目東U22a「体がエロいモブ顔合同」リリース

2016年末当時の「プロ作家にとって窮屈な状況」に対抗すべく
「プロ作家がプロ編集相手に政治闘争を仕掛けるにあたっての道具」として
頒布実績や既成事実作りの為に「体がエロいモブ顔合同」こと
『身体がエロいモブ顔女子ってなんかむちゃくちゃエロいよね!!』の
リリースが2016年末に行われた。

つまり、「体がエロいモブ顔合同」におけるブームは
シンプル絵柄やデフォルメ絵柄の「ジャンル先住民」を無視した上で、
60名の団体が2016年末に人為的に打った策略である。

主にTwitter上などで現れていた反対意見は反映されなかった。

コミックマーケット91(C91)3日目、2016年12月31日のことである。
頒布スペースは3日目東U22a。

▼【7】(2017年01月20日)マイカタ氏と村上ネビの通話対談

詳細は当ページに記載。
「モブ顔合同」頒布から20日後の出来事であり、
マイカタ氏からのコンタクトがあって村上ネビが応じた形になる。

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2016年の60名による「モブ顔」ネットミーム騒動の動機や経緯といった真相は
主催・マイカタ氏本人から申し出があった通話にて具体的に確認がとれている他、
村上ネビの伴侶も「モブ顔」騒動で苦しんだ立場であり、わたしと同意見。

当事者や身内を除いたとしても、不特定多数の方の中には
この「モブ顔」ネットミームに疑問を呈する発言を
Twitter等のプラットフォーム上で公開している方は探せばいくらでもいる。
これは、各所でキーワード検索すれば簡単に分かる事だ。

ハッキリ言って「健全」も何もあったものではなく、
「モブ顔合同」の主催であるマイカタ氏本人も
村上ネビとの通話の中で大きな反省点であると認めている。

これが人為操作でなかったら、何が人為操作なのか?

>アンチ側の主張はあくまで「ひとつの解釈」に過ぎず、
>まとめ主の私は別に肯定も否定もしません。
(Togetter「モブ顔キャラに性的な意味で萌える話(規則34注意)」における
2019年10月16日04:44の、虫塚虫蔵氏の発言より引用)

つまり【村上ネビの発言が「ひとつの解釈」に過ぎない】という
前述した虫塚虫蔵氏の発言は実態に即しておらず、不適切である。

虫塚虫蔵氏は「モブ顔エロ表現史」という風に記載してはいるが、
2016年末のモブ顔合同の件は完全な人為操作であり反省点であると
主催・マイカタ氏本人が認めている事は前述した通り。
「豊穣な土壌を形作っていく」「ミーム自体は文化的発展の上で健全なはず」
といった虫塚虫蔵氏の解釈は「偽史を作ろうとしている」と言うほかない。

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「よそのジャンル」や「特定の絵柄やデザインが好きなジャンル先住民」を
意図的にないがしろにする悪質な行為が文化的発展の上で「健全」なのか?

「よそのジャンル」や「特定の絵柄やデザインが好きなジャンル先住民」への
攻撃で生まれる傷や憎悪の上に成り立つのが「豊穣な土壌」なのか?

「特定の絵柄やデザインが好きなジャンル先住民」が持つ、
それが純粋に好きという気持ちや表現や絵柄については
「一度生まれて決してなくならない趣味趣向」に含まれないのか?

虫塚虫蔵氏には発言の撤回と撤回履歴の公開、そして再考を願いたい。

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2024年分からの転記
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●2024年04月11日(木)…pixivによる特定絵柄への弾圧や差別か

pixiv、なんだかんだ登録して久しいが…もうダメなのか。
写実的な作品に関する、pixivガイドライン改定のお知らせが
今日あったんだけど…完全に終わっている。

以前から時折凄まじいスキャンダルやトラブルがあったが、
ダイレクトに禁止事項に関する規約がブッ壊れたのは
記憶している範囲ではこれが初…のはず。
本当に「落ちぶれた」としか言いようがない。

「実写と同等もしくは著しく写実的なもの」が禁止だってさ。
改定前は「実写と同等もしくは著しく写実的で、性的意図を認められるもの」
改定後は「実写と同等もしくは著しく写実的なもの」
とのこと…あまりにも致命的すぎる。

「pixivでは、性的意図の有無を問わず、
明らかに写真と見分けのつかない画像の投稿を禁止しております。」
「上記の禁止行為について運用上の変更はございませんが、
ガイドライン上の表現が不十分であったため、
このたび改定いたしました。」
という頭のおかしい話まで、pixiv公式がしている。

というか、完全に「生成AIの学習データがらみのトラブル」が動機だよな。
「AIを使用した実写風の未成年エロ」を大量に公開・販売している輩がいたり、
そもそも学習データに「実在児童の本物の性犯罪被害」の写真画像データが
多分に含まれている画像生成AIツールが大手だけでいくつもあったり、
そういう醜聞やトラブルが現状では満載の無法地帯だし。

ただひたすら、特定絵柄への弾圧や差別。

わたしの絵柄のデフォルメ絵柄やシンプル絵柄も、
そんな理由で理不尽に弾圧されたり禁止されたりしない保証はない。
正直けっこうな危機感と、不信感と、怒り。

別のイラストSNSに、本格的に移住しなきゃダメかもしれない。
完全移住をどうするかはさておき、登録と投稿だけしておいて
「可能な限り自分のイラストの公の場での早いタイムスタンプを残す」
って作業を色々なSNSでやっていく必要があるかもしれない。
この自作の個人サイト自体はあるが、公的記録として強いかは微妙だしな…。

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●2024年04月04日(木)…みんな疑問に思ってくれ

(※この日のこれ以前の内容は関係ない話題なので省略)

DLsiteの件、さらにまた続報。
American Expressのクレジットカードも利用一時停止の声明が出た。
DLsiteの件は完全に大喧嘩になっているなぁ、本当にもう。

当初のDLsiteがクレジットカード会社と大喧嘩するつもりなのは
流れを見れば可能性が超高かったから薄々予想出来てはいたが、
よそに迷惑をかけるような対応じゃなければベストだったよ。
しかもジャンルタグの言い換え自体は撤回していないし、
大喧嘩の手段として他ジャンルやこっちに迷惑をかけてこないで欲しい。
大騒ぎにすることが目的だからって、何でも許されるわけではないし。

こういう件、日本政府が介入して
「外国の私企業による日本法以上の表現規制」を
そもそもちゃんと止めてくれてればこうはなっていないし。
頑張ってほしい。

ずっと追ってレポートしていくとキリがないから、
次に続報レポートを足すのはよほどの進展があったらにするか。

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●2024年04月03日(水)…VISAとMastercardか

先日のDLsiteの表現規制被害の件、続報が来た。

DLsiteが、VISAとMastercardの利用一時停止の声明を出した。
いつから利用一時停止なのかというと…今日の18時から。
「一時」がいつまでなのかは、現状では情報が無い。

この件でDLsiteに表現規制の圧力をかけていた犯人は、
とりあえずVISAとMastercardだった…ってことでいいのかな?

こういう狭量な話のニュースっていうのは、嫌だなぁ。
大元の原因が非常に面倒なところにあるというのはさておき、
日本の中で日本法を大きく逸脱する表現規制は勘弁してほしい。

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●2024年03月27日(水)…「つるぺた」「つるぺたババア」「畜えち」ねえ

昨日のDLsiteの件…続報。
今日になって唐突に、
悪目立ちが過ぎた3ジャンルタグの言い換えをいきなり再変更。
色々なインターネットニュースが取り上げる事態になった。

・「ロリ」から「ひよこ」が「つるぺた」に再変更
・「ロリババア」から「ひよこババア」が「つるぺたババア」に再変更
・「獣姦」から「動物なかよし」が「畜えち」に再変更

DLsite側の再変更案内としては
>ジャンルタグ表現の変更となりますので、
>サービス外に対しては影響が少ない事を想定しておりましたが、
>みなさまより多くお寄せいただいたご意見を踏まえ、
>下記の語句について変更を行います
という内容だったそうだ。

「サービス外に対しては影響が少ない事を想定しておりました」…マジで?

想像以上に後先を考えていない、
かなりバカなだけの事例だった…というのが真相か。
少なくとも表向きはそういう事にはなるが、
クレジットカード会社との喧嘩の仕方はもう少し考えてくれ。

「悪目立ちからのネットミーム汚染」という
あまりにもマヌケすぎるコンボが昨日成立してしまった件に関しては
「でしょうね」「もう少し考えて物を言えよ」としか言いようがない。

クレジットカード会社、カリフォルニア連邦地裁のクソみたいな判決、
更に大元のその違法な動画をアップロードした犯罪者との戦いでもあるし、
そのあたりは大変そうだしそこは同情するが…。

色々とスレスレな言い換えは
まだ予定リストから変更されず残っている事が確認されているし、
まだまだ迂闊な危険行為自体が撤回されたわけではないままでもある。

この災難な状況に企業として反抗したいなら、
例えば「表現規制反対派の政治家にロビー活動する」とか、
なんらかの他の方法探した方が恨みを買わないと思うよ、正直。
というか…ここまでの圧力の強さを考えると、
言葉尻や言葉遊びだけでなんとかなるような段階じゃないと思う。

日本語の表現が多少規制されようが、アメリカの企業からしたらお構いなしだし
「邪悪な表現は消滅して当然」とかバッサリ切り捨てられるのがオチだろう。
日本政府あたりに介入させて「日本法以上の表現規制や内政干渉をするな」と
逆に圧力をかけられるような強気な体制を作って欲しいと思う。

以下、現時点でのDLsiteのアダルトジャンル言い換え全24種のリスト。

・メスガキ → ざぁ~こv (※本来はハートマークフォント)
・レイプ → 合意なし
・ロリ → ひよこ → つるぺた (※再変更後)
・ロリババア → ひよこババア → つるぺたババア (※再変更後)
・監禁 → 閉じ込め
・鬼畜 → 超ひどい
・逆レイプ → 逆レ
・強制/無理矢理 → 命令/無理矢理
・近親相姦 → 近親もの
・拷問 → 責め苦
・催眠 → トランス/暗示
・獣姦 → 動物なかよし → 畜えち (※再変更後)
・洗脳 → 精神支配
・痴漢 → 秘密さわさわ
・調教 → しつけ
・奴隷 → 下僕
・陵辱 → 屈辱
・輪姦 → 回し
・蟲姦 → 虫えっち
・モブ姦 → モブおじさん
・異種姦 → 異種えっち
・機械姦 → 機械責め
・睡眠姦 → すやすやえっち
・催眠音声 → トランス/暗示ボイス

そうそう…本件と直接は無関係だけど、1個補足。

別件のネットミーム汚染の件でわたしを2019年に名指しで非難してきた
「虫塚虫蔵」氏(Twitter ID「pareorogas」)。
「ミーム自体は文化的発展の上で健全なはずです。」
…というもっともらしいコメントを非難声明に添えていたけど、
今回の件に関してはどう思うんですかね。

大きなプラットフォームを持つ企業が無謀や不注意で
「人為的」というか「過失」でネットミーム汚染を発生させて、
慌てて1日で悪目立ちしすぎたワードを再変更した件を見ても
「ミーム自体は文化的発展の上で健全」と同じ事が言えるのか?
それとも、いくらなんでもさすがに反省して意見を翻すのか?

これは「虫塚虫蔵」氏に限らない。
「盛り上がっているのに水を差すな」「ノリの悪い奴が悪い」
という論法で他人や他の物を踏みつけや隠れ蓑にして、
人様を勝手にコラテラルダメージ扱いしようとする、
もしくは「いなかった事にする」という行動は悪辣で有害だ。

正当な恨みを買ったならば、生涯追われる身も同然。
単純に極めて危険だし、支払う代償も高くつく。
法人でも個人でも、名前出しでも匿名でも、よく考えた方がいいよ。

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●2024年03月26日(火)…「ひよこ」「ひよこババア」「動物なかよし」ミーム汚染警報

DLsite(「株式会社エイシス」運営)について。
「猫乃またたび」氏(Twitter「mttb2ccp_pt2」)の発言で
瞬間的に全国の話題になってしまった今日の出来事…。

今日唐突にDLsiteの登録サークル向けに成人向けサービス内の
成人向けジャンルタグでの一部ワードの唐突な言い換えが発生、
それが「提携クレジットカードブランドからの圧力が原因」と明言。
そんな恐ろしい話が出てきて、一気に話題になってしまった。
なお本件、どのクレジットカード会社なのかは名指しされていない。

名指しされていないとはいっても…状況証拠のような情報として
2023年11月に「ニコニコ動画がMastercard決済を一時停止」、
2022年7月末に「DMM.comがMastercardとの決済契約打ち切り」、
といった日本国内プラットフォームとのトラブルがここ2年続く
Mastercardからの圧力である可能性が高そうだが。

で…そのジャンルタグの言い換え。

言い換えリストはTwitterでとっくのとうに流出している。
24種類の色々な成人向けジャンルのタグ名の言い換えがあったが、
どう考えても確実に揉め事を生む下記3タグが特に問題視された。

・「ロリ」から「ひよこ」への言い換え
・「ロリババア」から「ひよこババア」への言い換え
・「獣姦」から「動物なかよし」への言い換え

残り21タグも「本当に大丈夫か?」というのはあるが、
上記3タグは「一般的な言葉に強烈なアダルト要素が付与される」代表例。
これ、そのままやったら確実に揉めるよ。

まず、「ひよこ」系2種はどうか。

著名和菓子とそのメーカーの「ひよ子」、
ベネッセの育児雑誌「ひよこクラブ」、このあたりの
「超有名かつアダルトコンテンツと相反する客層を持つ法人」の存在と
正面衝突するのが素人目にも確実としか言いようがない。

次に、「動物なかよし」。

これも普通に言う言い回しだからダメだね。
動物園とか、ペットの動画や写真を公開している人とか、
そういうのを獣姦と意図的に混同させるワードは確実に揉める。

こんな感じ。

どっちもそうだけど、
子供がネットで検索してDLsite外のアダルトコンテンツに遭遇、
なんて事故が頻発するようだったらこれもまた社会問題化する。
ここまで一般的な言葉のネットミーム汚染が進みすぎれば、
それは実質「エルサゲート」問題とそう大差ない。
100%、絶対に、確実に、凄まじい揉め方をする。

DLsite側は「DLsite内だけだから」というつもりが
ある程度(詳細後述)あったのかもしれないが…。
X(旧Twitter)ではDLsiteを持ち上げて大喜びしたり
品の無い気持ち悪い大喜利を始めたりする輩がメチャクチャ多く、
結局は既に一夜にしてネットミーム汚染の影響がそれなりにある状態。

要するに「全然DLsite内だけでは済んでいない」という事であり、
DLsite外に流出した挙句に気持ち悪い大喜利でお祭り騒ぎ。
非常に危険であるという証明になってしまっている。

ミーム汚染による既存の無関係なものへの悪影響の怖さ、
企業はちゃんと勉強しておいてくれませんかね?

一応、言っておくと…。

DLsiteがこの騒動を起こすまでの経緯の大筋は、そりゃ知ってるよ?
詳細まで暗記しているわけではないが、大筋はこうだ。

まず前提として、そもそも
日本で主に取り扱われているクレジットカードは
アメリカのブランドが多いと思うんだけど、まずはそこが問題。
大手の一角の「JCBカード」については純粋な日本国産で、
法人も日本の「株式会社ジェーシービー」だから除くけど。

アメリカやヨーロッパあたりってモロにキリスト教の文化圏だから
「児童ポルノっぽく見える外見のもの」や「獣姦」とかに
アレルギー同然かつキリスト教由来の凄まじい禁則事項があって、
それを外国である日本にまで押し付けてきているって話になる。
日本は「別にキリスト教中心の文化では回っていない」という国なのにね。

2022年7月末が特にヤバかった出来事の発端になることがあって、
「DMM.comによるMastercardとの契約打ち切り」(前述)をしたのと
同時期だけど別件で更にある…というのが恐ろしい。

Pornhubで児童ポルノ扱いの動画の収益化を取り締まり切れていない事を
アメリカのカリフォルニア州にあるアメリカ合衆国連邦地方裁判所が
クレジットカード会社のVisaに決済の責任を追及して
「違法アダルトコンテンツに関しクレジットカード会社も共同被告にする」
という恐ろしい一括処理をしたことがあり、つまりこれは要するに
「決済拒否しなかったクレジットカード会社も動画を出す奴と同罪」
みたいなメチャクチャな頭のおかしい判決を下してしまった。

その2022年7月末時点ではあくまで当初の段階だけど、
直接名指しされたVisaはもちろん他のクレジットカード決済会社も
流れ弾同然でとばっちりをもらった
「犯罪の被害者」や「アメリカ合衆国連邦地方裁判所の被害者」ではあった。

それで過剰反応して、
Visaとかのクレジットカード会社からしたら外国であるはずの
日本で内政干渉同然の日本法に則していない表現規制を連発している。
「DMM.comによるMastercardとの契約打ち切り」(前述)は、
タイミング的に明らかにこの流れを汲んでしまっている。

それで日本の各種プラットフォームが、
クレジットカード会社に反抗したり契約を打ち切ったり屈したり、
と会社によって異なる対応をしていっている状態になっており、
今日発表とほぼ同時にTwitterに思いっきり流出したのが、
「DLsite対どこか(社名明言無し)」の戦いも同然のジャンルタグ言い換え。

そもそもDLsite含め多くの会社がクレジットカード決済に頼りすぎとか、
Skebが日本の代替の決済手段として準備中の「Skeb Coin」(スケブコイン)が
もっと早く出来ていればこんなことには…というのもあるが、
結果として今回までの件は既に起こってしまっている。

…で、今日の件の予備知識は上記の通りとして。

DLsiteも戦う立場に引きずり出されて本当に災難だとは思うけど、
だからといってアレはなんだよとは思うよ。
これに乗っかって気持ち悪い大喜利して遊んでる奴も、
少しは物を考えたらどうだ?

まさかDLsite、
この気持ち悪い大喜利が流行って社会問題化する事を見越して、
それを「こうなったのはクレジットカード会社のせいだ」という取引材料に
クレジットカード会社に戦いを挑むつもりじゃないだろうな…。

仮にそうなら
「よその既存の何か」を、先住民や利用者に相談もせず、何も考慮もせず、
ただ勝手に戦いのコラテラルダメージ(必要経費の生贄)扱いするのか?
それはちょっと、ひどすぎない?

こうなることを意図的に狙ってやっているならDLsiteマジで最悪だし、
逆に何も後先を考えずに出した答えがこれならDLsiteマジで最悪だし、
DLsiteは完全に詰みといっていい。

DLsite、クレジットカード会社との喧嘩のやりかたは
本当にこれで大丈夫なつもりなのか?

…あと、もうひとつ補足。

「文句はクレジットカード会社に言え」
「文句はカリフォルニア州連邦地裁に言え」
「文句は全て元凶の問題動画投稿者に言え」
という言い方も流行ってはいたが、
致命的なまでの問題行動や問題対応がそれぞれ別途ある。
それぞれが別途、責任を問われて日本向きの対応をするように
日本政府側から圧力をかけていく立場にならないとダメだと思う。

つまりDLsiteは「DLsite単体としての対応」があまりにもマズすぎる。
DLsiteがどんな無茶をしても許される免罪符ではないし、
純粋なDLsiteの失策は、DLsiteの失策でしかない。

この件、どうなるかはまだ注視しないとダメか。
そもそも特にヤバい3種類のジャンルタグ以外に、
言い換え対象ジャンルタグは21種類あるわけで…。
今日わたしが検証しきれていないだけで、
トラブルの種はまだある可能性がないとはいえない。

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●2024年03月19日(火)…ジャンル詐欺も社会問題化している

「エルサゲート」(Elsagate)問題ね…。
わたしが危惧している通りのことが起きているな、やっぱり。
「エルサゲート」という単語自体は今日知ったとはいえ結局、
要点は「悪辣で有害なジャンル詐欺と騙し討ち」。

児童も見るジャンルで、児童に見せたらマズいものを騙し討ちで見せる。
これが「児童」だから社会問題化し始めているのは、そうだよね。
「児童」じゃなくても、騙し討ちはダメだと思うんだけど。

セオリーや雰囲気を守る事を「停滞」や「悪」と定義する事の浅はかさ。
「ギャップ」や「驚き」や「斬新」と言いさえすれば免罪符のように
なんでもかんでも許されるわけではないという当たり前の事。
表現の為に別のジャンルや表現を踏み台扱いや隠れ蓑扱いにする行為は、
踏み台や隠れ蓑にされた側からしたらたまったもんじゃないという事。
騙し討ちや詐欺はトラブルの元でしかないという事。

その辺りが分からない危険人物が多いということか…。
もしくは分かっていて「注目を浴びたい」「儲けたい」とか、
純粋に「騙し討ちに遭わせて傷を負わせたい」とか、
そんな悪行を意図的にやっているような悪党か。

桜井政博氏が本人のYouTube個人チャンネルの
「桜井政博のゲーム作るには」(sora_sakurai_jp)で
2023年04月30日公開した「製品像は正しく伝える 【広報】」回、
これは本当に分かりやすかった。

「ラーメンを買ったつもりがケーキだった、
なんてことがあったらイヤですよね。
パッケージやタイトルなどから得られる情報と
実際の製品に乖離があってはいけません!」
というキャプションは、ゲーム業界には限らないとは思うよ。

似たような話は、過去に何度もしている気がするが。

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2023年分からの転記
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●2023年11月01日(水)…トレンド悲喜こもごも

東京書籍の教科書『NEW HORIZON』の著名キャラ「エレン・ベーカー先生」の
2016年度版~2020年度版の「電柱棒」氏キャラクターデザインを引き合いに
2024年度版の「佳奈」氏キャラクターデザインをこき下ろして
揉め事を起こしている輩がここ3日くらいで唐突にX(Twitter)で
同時多発しておりなんだか炎上商法っぽくキナ臭い雰囲気。

案の定、2024年版を気に入っている人達に正当な文句を言われまくって
あっさりと鎮圧されて謝罪ツイートをしているのは見たんだけど…。
この手の放言は放置しておくと何故か「肯定」ととらえる悪党共が
徒党を組んで大暴れしはじめる典型的なパターンに嵌まる場合が大半なので、
とりあえず当面は鎮圧されたこと自体はよかったと思うべきか。

特定絵柄や自分好みではない絵柄を攻撃すれば、
その絵柄の持ち主である絵描きや趣味の人に正当に文句のひとつも言われる。
そんな当たり前の事くらいは分かった上で発言してほしいよ。

楽しい別の話をしよう。

(※同日の以降の行は全く関係ない話なので割愛)

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●2023年07月26日(水)…ラッキーちゃん

「○○など存在しなかった」みたいな感じの
炎上商法や偽史捏造や歴史修正主義を唱えて迫ってきた相手に、
危うく「存在しなかった○○」にされかかりメチャクチャ揉めた経験がある。
だから、「○○など存在しなかった」系は嫌いだし
大喜利のネタにするような茶化す対応をするつもりは一切無い。

わたし自身や身内や友人知人にやられたら当然たまったもんじゃないし、
わたしがいるジャンルや界隈に対してやられても当然同じ事。
Twitterに限らないけど、そういうのを見かけるとウンザリする。
なぁおい、「ファクトチェック」って知ってるか?

ギスギスした話題はよそう。

(※同日の以降の行は全く関係ない話なので割愛)

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●2023年06月19日(月)…エアコン掃除がんばったよ

(※同日の以前の行はあまり関係ない話なので割愛)

「中学生の基礎英語レベル1 2023年7月号」(NHK出版)の表紙の件。

とてもかわいい絵柄で獣人キャラがメインを張っているからといって、
状況も立場も媒体も対象も弁えない輩がイラスト担当のbitz氏に突撃して
大喧嘩になっている件…アレはイラスト担当のbitz氏かわいそうだなぁ。
発端になった人については、既に謝罪や和解があったようだけど。

未成年者向けの公寄りな教科書という媒体の担当イラストに対して
外野がしつこくエロいエロいと騒いで変な奴まで寄ってくるのを放置してたら
「エロ用のキャラを未成年向け媒体に通させるなんて騙したな!」
とクライアントから干されたり訴訟されたりする可能性あると思うんだけど。
「お気持ち」とか「個人の好き嫌い」とか矮小化してる場合じゃないと思うよ。

仮にデザイナー本人が絵を「エロい」と評されるのが好きだったとして
媒体が公寄りかつ未成年者対象なら首を縦に振ったらマズい立場だし、
これって普通にbitz氏やNHK出版への営業妨害だよね。
プロのイラストレーターなりたての人らしいが、そりゃキレるよ。
ビジネス面で言えば「NHK出版に報告して指示を仰ぎつつ公式声明を出させる」
というのが最適解だったのではないかとも傍目には思うけどね…。

真逆に「クライアント側の明確な要望でキャラクターデザインを決めた」なら
デザイナー側の個人的趣味が乗っていないというのがオチという事になるし。
それで外野が際限なく騒いだらデザイナー本人の趣味と勘違いした輩が
迷惑行為をデザイナーに仕掛けにくるという被害は簡単に予想がつく。
本当に完全なとばっちりだよなあ、その場合はの話だけど。

嫌なニュースは見たくないもんだなあ、正直。

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●2023年05月26日(金)…もう永久に喋らないでくれないかな

Twitterで5年ぶりに「ムダかわ」タグで暴れる輩が出現。
「ムダかわ」タグの詳細は、2018年当時の
サイト内の記事や当時の日記に飽きるほど書いたので割愛。

擁護者の無理筋でのアクロバティック擁護が始まったり
無理解なインフルエンサーが不必要に引っかき回して対立を煽るなど
これ以上の大きな騒ぎになるようなら遡って再記録するが、
あまりにもしょうもなく事のあらましを記録する価値も見出せない。

かといって放置して大勢力に育っていたりすると厄介だし、
自分の好みの絵柄や他人のデザインに「無駄」と暴言が吐かれる、
これを是とすると被差別対象と勘違いした後続の悪党が押し寄せる、
という典型的な流れになられると実害が大きすぎるので釘を刺した。
しかしこの手の手合いとは、本当はいちいち関わりたくはない。

以下、要点の再振り返りと封殺用のメモ。
まとめている記事ページ側にも転記しておこう。

「#ムダかわ」タグの大元のタグ提唱者の想定と現状までの要点としては
「公共性のあるイラストはかわいい必要がない」
「不必要なかわいさをつけていることを褒めている」
という2点であり、わたしに突っかかってきたタグ擁護者も同じ事を言っていた。

しかし「#ムダかわ」タグの根本的問題である
「人様の絵柄やキャラに暴言をぶつけるべきではない」という点を含め、
このタグのテーマにしたいとされる内容には初歩的な問題点が9点ほどある。

【1】「公共性のある絵がかわいい必要が無い」という法律や普遍的ルールは無い
【2】「公共性を視野に入れるか否か」はデザイナーとクライアントが判断する
【3】「キャラクターをかわいくする必要性」はデザイナーとクライアントが判断する
【4】キャラクターデザインをするのはあくまでデザイナーとクライアント
【5】広告や看板であれば「任意の客層の記憶に残すべき」という戦略は考えうる
【6】単純に「デザイナーの趣味を全面に押し出すべき」という戦略も考えうる
【7】「かわいさが必要か不必要か」を外野が上から目線で裁く権利は原則無い
【8】「不必要にすごい」という表現は必要不必要を外野が勝手に裁く侮辱である
【9】「#ムダかわ」タグで盛り上がっている者は上記1~8を理解していない

通常「デザイナーとクライアント双方の決裁者のOK」の上で
「そのデザインやキャラクターが必要と判断された」からこそ
実際の広告や看板などに掲載されている、ビジネスの場なら通常そうだろう。
「キャラクターデザイン担当がクライアント決裁者本人」というケースも、
個人商店や偉い人が絵描きといった事なら普通にありうるわけで。

条例違反や法律違反、あるいは権利侵害をしているような
「客観的にどう考えてもこれはNG」というレアケースでもない限り、
外野が「雰囲気や思い込みから生み出した脳内ルール」で
好き勝手に騒ぐ権利は無いと心得るべき。

(※同日の以降の行は全く関係ない話なので割愛)

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2022年分からの転記
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●2022年11月08日(火)…ジャンル詐欺やジャンル毀損はやめておけ

ジャンル詐欺や、ジャンル毀損はマジでやめよう。
モラルが無いものを信用したいなんて、誰が思うんだ?

「ギャップがある」とか「既存ジャンルのセオリーを破った」とか、
「斬新な切り口」だとか、そう言えば何でも許されると思うなよ。
「ストーリー上の整合性や必要性がある」というのも、
仮に本当に整合性や必要性があったとしても
何をしても許される免罪符ではない。

「かわいくて気軽で敷居が低くて楽しいよ」面しておいて
実は陰惨、途中から全部ちゃぶ台返ししてくる、
公式媒体ではそういった作風である情報は記載無し、
というジャンル詐欺は品が無いと思う。

「ホラーがどうしてもダメ」という人に、
ホラーである事を隠して騙して視聴させる、
という行為がいかに危ないかを考えてほしい。
騙された人が心臓悪かったりしたら、普通に死ぬけど?

そういう意味では…ヒット作のアニメに絞って一例を挙げると
「まどマギ」こと『魔法少女まどか☆マギカ』は個人的に最悪。

前述したような相当なジャンル詐欺を当時全てやらかした上に
「かわいいマスコットは必ず致命的な詐欺を働く」
「かわいい人間キャラは必ず凄惨な目に遭う」
という、かわいいデザインへの根強い偏見を大衆にもたらした。
ファンには悪いが、忌むべきアニメでもある。

「ジャンルの文法の維持を悪と定義してむやみやたらに破壊する」
というジャンルのバランス取りへの敵対行為に嬉々として飛びつく
浅慮なクリエイターを多く生み出してしまった側面も見逃せない。

(※同日の以降の行はあまり関係ない話なので割愛)

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2021年分からの転記
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●2021年09月17日(金)…たまにめにつく

ゲームがちょっと難しかったり仕様が少し複雑だったりする程度で、
「自分が理解できていない」だけなのに見出しに安易に
「鬼畜」「死にゲー」「激ムズ」ってつけちゃう
Twitterのツイート・ブログ記事・動画配信者をたまに見かける。
浅い段階で騒ぐ前に、基本的な仕様と序盤の敵を覚える努力くらいしろ!

あと、アーケードゲームの移植作については元々は
「1プレイ毎に料金がある」ってビジネスモデルの業務用ゲームだからね。
例えばノーコンティニュークリア(ワンコインクリア)が
「そこそこやりこんだら到達できる、ちょっとしたエンドコンテンツ」
に相当するゲームも割とあるから序盤で騒ぐな。

「覚えることがメチャクチャ多くて大変」だけど、
いざ覚えて自機を使いこなしだしたら
「自機の強みを敵に押し付けて一方的に蹂躙できてエンディング確定」
みたいな特殊(?)なケースもある。

ゲームシステム自体はシンプルだけど
「自機性能の強みを敵に押し付けるようなプレイングが一切不可」
なんて例もいくらでもあるな。

「明らかに実態と違う」事を吹聴する人は、
「いつ有識者から指摘が飛んできてもおかしくない事をしている」
という事をちょっとくらいは自覚してくれ…。
わたしの経験上、悪名は無名に勝らない。

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●2021年08月29日(日)…土偶戦士

(※同日の以前の行はあまり関係ない話なので割愛)

話題転換、Twitterの話。

Twitterで見かけたメチャクチャ危ねえ発言だけど、
自分がまだ実情を把握していない内から
「自分が見たことが無いから過去存在しなかったはず」
「創作界隈に一大ムーブメントを起こす未開の大地」
みたいな創作上の考え方は凄まじい禍根を残すのでやめましょう。

「未開の大地」と思っているのは自分だけで、
実際は先住民のガチ勢が山ほどいるなんてザラにあるし。
「門外漢がヨソの趣味や属性を踏み台やギャップの素材にする」と、
これまでの観測や経験上…バレた時点で必ず本職の方々と揉める。
「憎悪を一身に集める覚悟があったらどうぞ」としか言いようがない。

Twitter…色々な情報を集めるには便利だけど
ロクでもないニュースやトレンドが多くて品が無かったり、
それでも見回りをしていないと自分や周囲の身に危険が及んだり、
大変な場だなーって改めて思う。

(※同日の以降の行は全く関係ない話なので割愛)

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●2021年07月26日(月)…ベニちゃん再研究中

(※同日の以前の行はあまり関係ない話なので割愛)

話題転換、創作論というかキャラクター論。

かわいいキャラクターには予想を裏切るギャップがないとダメ、
悪意が見え隠れしないとつまんない…という考え方は、
やる分には自由とは思うけど他の人に押し付けちゃダメ。
見た目通りで正統派だったりするのも立派なキャラクターデザイン。
「コーラを注文したらコーラが出てくる」、これの何が悪い?

(※同日の以降の行は全く関係ない話なので割愛)

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2020年分からの転記
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●2020年09月12日(土)…たまには衆愚にイライラする

(※同日の以前の行はあまり関係ない話なので割愛)

話題転換、ここ数年特に「嫌いな事」とか「やられたら嫌な事」。

現役でガチ勢やってるゲームや古い機種を
「おしゃれノスタルジー小道具」みたいに言われたり、
そういうスタイリッシュな感じの絵を描かれたりするのは嫌い。
RTAとか大会とか稼ぎ動画とか見たら一発で分かると思うけど、
ゲームひとつひとつが「独立した教科」であり「独立した競技種目」、
という視点が持てない人ってまだまだ結構いるんだなーって思う。

もう1点。
相当研究したゲームの攻略記事を自サイトに十数年公開し続けて
GoogleだろうがTwitterだろうがタイトルで検索したら一発で出るのに
「誰も知らない」「誰も話していない」「情報が無い」と言われるのも嫌い。
なぜ「たった1回タイトルで検索する」事がそこまで難しいんだ?

客観的に「どう見ても長いこと存在している」のに
「存在しなかった」「そんなの存在するはずがない」と
嘘の主張をされたりデマを流されるのも嫌い。
別に認めてくれなくていいから捏造や改竄をするな。

某合同誌参加者とその界隈から、
侵略戦争と絵柄差別を仕掛けられた複数の事件を思い出す。

「いなかった事にされている」状態のまま放置していると
信者ファンネルや衆愚に、数の暴力で社会的に抹殺されかねない。
「棒立ちで死ぬまで殴られない事など絶対に認められない」という旨の
狂った主張でこちらを殺そうと迫ってくるサイコパス野郎に対しては、
反撃するか逃げるか門前払いを喰らわせるかのどれかしかない。

時々、前と書いてる事が丸カブりしている気がする。
同じ話題を思い出した時にいきなりするのは、やめるべきか…。

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●2020年03月17日(火)…敵をブチ殺せばブチ殺すほど高くなっていく

(※同日の以前の行はあまり関係ない話なので割愛)

自分はいつも、消される側の立場に近い気がする。

こちらを一方的に全力で殺害しようとしておいて、
「自然の流れ」とか「世の中の仕組み」とか「自然淘汰」とか
それっぽい感じの都合の良い言葉で正当化されるのが何よりも嫌い。

いや…「好き嫌い」という好みの問題ではないんだろうなぁ、
「お前が棒立ちで死ぬまで殴られない事など決して認められない!」
とか迫られたら、普通は門前払いか反撃するか逃げるかするよ。
「狂人を見かけたくらいで逃げるなんて変だ」とか、
「棒立ちで死ぬまで殴られないなんて変だ」とか、言わないよね?
多分これも、一言一句同じ事を言ってる気がしてならないが…。

結果が出ていたり、うまくいっていたり、多数派だったり、
健康だったり、努力出来たり、という状態だったからといって
別にマーダーライセンスをもらえるわけじゃないんだよ。
そこを勘違いしている奴が、あまりにも多すぎる。

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●2020年03月04日(水)…嗜虐心の塊の持ち主は避けろ

「人に言われた程度でやめるって事は本当に好きではなかった」理論が
大好きな嗜虐心の塊みたいな奴や狭量な奴、いっぱい居て困っちゃうよなぁ。

「気に入らない相手が耐え切れず自発的にやめる」まで
「非現実的な正論もどきの悪口雑言」を執拗にぶつけ続ける悪辣な手口が
世に横行している事を指摘すると、しれーっと耳を塞ぎやがるんだよな。
「引導を渡してやる」とかのたまって、全力で殺そうとしてくる。

それで反論されたり無視されたりするのが気に入らない奴は、
「お前が棒立ちで死ぬまで殴らせてくれない事など決して認めない」
という狂気の態度で文章として成立していない主張をしてくる。
怖い怖い。

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●2020年03月03日(火)…海外勢の怒首領蜂バグ稼ぎの件の個人的感想

(※同日の以前の行は本ページと直接関係ない『怒首領蜂』の話なので割愛)

まあ、話を戻すと…別にゲームに限った事じゃないよ。

先に人様にド派手に喧嘩を売っておいて
「自分達こそが正統かつ正義である」とかふざけた事を宣言しながら
「悪口雑言も価値観の押しつけも正当化されなければならない」
みたいなナメくさった事を言ってくる奴に対しては、
怒るか反撃するか門前払いするのが普通だと思うんだけどねぇ。

そうじゃないと、棒立ちで死ぬまで殴られるとか
同意見の者を兵隊として大人数集めて来られて抹殺されたりするんで。
今Twitterとかでよく言う「信者ファンネル」みたいな卑怯な手段。
「なんで反対されないと思ったの?」レベルの事は、
きちんと反対を表明しておかないと禍根を残す事になる。

努力をしたり結果を出したりしたからといって、
人様に悪口雑言を垂れ流して反撃されない権利を得られるわけではない。
そこを勘違いしている奴って、やっぱり多いんだなぁというのが総括。

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2019年分からの転記
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●2019年10月31日(木)…不毛

不毛な記事をアップロードせざるを得なくなった。
例の件でまた煽動を狙ってる奴が出たんじゃ、なぁ…。

あーあー楽しくない。
バカが際限無く現れるっていうのは。
防御策で手間かけさせないでほしい、本当に。

(※編注、「不毛な記事」とは本ページのこと)

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●2019年09月19日(木)…冷静になってほしい

(※同日の以前の行はあまり関係ない話なので割愛)

Twitterとかで話題になってた絵描きの話なんだけどさぁ。
「pixivやTwitterでの絵の評価数とコメント数」を
「絵そのものや作者の評価イコール実力イコール結果」と切り捨てて、
「数字が全てであり数字以外は何の意味も無い」みたいに言い放つのは、
マジで悪手中の悪手だし無理筋もいいところなんだよなぁ。

例えばコメント数って
「書き込む習慣がある知り合いがいる」と桁違いに上がる。
評価とかブックマークの類も似たような話で、
「自分の好みと絵柄の中での究極を突き詰めた超力作」
っていう感じのイラストを発表したせいでドン引きされる事もある。

数字が高いのは確かにすごいし、高くなったら嬉しいのは確かだよ。
確かなんだけど、数字が全てという訳にもいかないんだよな。
「数字や数値以外は信用しない」性格の持ち主には苦しいと思うよ。

競争率激しすぎる商業の世界でプロが長期でやる、
とかなったら話は別なのかもしれないけど
プロの場合は「編集や出版社やスポンサーからの意向」もあろう。
「責任は会社側が持つから作家に自由かつ無軌道に描かせよう」
というような豪放かつ緻密な会社も一部あるんだろうけど、
商業ベースでそれが正解なのかも絵描きや作家によりけりだろう。

そういう前提もある、という事くらいは想像しないと。
短絡的なのはダメだよホントもうマジで。

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●2019年05月06日(月)…私も強いられて、さすがにしょうがないでございます

(※同日の以前の行は全く関係ない話なので割愛)

「一見かわいいキャラデザインだが実は闇が広がっている」という
「後出しのギャップ」を狙った作風は基本的には嫌い。
かわいいキャラデザインについて、
「ストーリーや世界観への偽装工作の手段」
としか見ていない軽視ぶりが。

「キャラや風景のかわいさ」と「シリアスな雰囲気」って、
ハッキリ言って「ちゃんと描けば両立可能」だからね。
わたしに馴染みがある例だけを適当にとってみても、かなり多い。

『ファンタジーゾーン』シリーズとか、
『トルネコの大冒険』や『風来のシレン』とか、
かわいくてもストーリーや世界観は最初から提示されてるし実戦ありき。
戦闘モノ以外だと『グレイトヒッツ』や『ユニゾン』あたりは、
業界的な大変さや基本的な治安の悪さ、閉塞感がすごいし。

趣味は人によるんで色々な意見はあるとは思うよ、一応。
「真相や実態が隠されている不穏さやミステリアスさがイイ」とか、
「そのギャップ萌えがイイ」とか「絶望的で救いが無いのが好き」とか、
そのあたりが代表的な回答パターンなんじゃないかと推測はしている。
あとは「既存ジャンルを毀損したい」みたいな悪意全開のタイプか。

でも、やっぱり。

自分の好きな要素である「かわいいキャラデザイン」を、
「偽装工作の手段」や「特定ジャンルを下げる表現の対象」や
「当て馬」にされたら嬉しくないわけで。
他の要素やジャンルだって、同じ事だと思うんだけどなあ。

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●2019年03月27日(水)…カンナ姉貴

Switchの新作『ブラスターマスターゼロ2』の
「カンナ」ってキャラ、早速すごい人気になってるなー。
植木鉢頭で顔立ちがとってもシンプル、
それでいてセクシーな植物系おねえさん、
性格面はゆるいという感じの面白キャラ。
海外勢の絵描きの方々が早速FAやらエロ絵を描いていてほっこりする。

肝心の日本では問題のモブ顔女子界隈が祭り上げそう、
という危険な兆候が見えている予断を許さない状況だけど。
既にTwitterで何人かが触れ回ってる状態なんで。

「カンナ」はメインストーリーにガッツリ絡むキャラだそうだが、
そこも考えず「モブ」と言われてしまうと困るんだよねぇ。
メジャーな絵柄だから何を言ってもいいというわけではない。
『ブラスターマスターゼロ2』作中の絵柄の基準で言っても、
他にも完全なメカクレキャラの「ティセット」とか居るし。

(※同日の以降の行は全く関係ない話なので割愛)

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●2019年03月05日(火)…捜索願で創作願

「なんでそれに注目した」
「マイナーすぎ」
「誰得」
「カオス」

こういう言い回しでの評価はもう、聞き飽きた。
「マジョリティからの上から目線」でネタ扱いされるのは、嫌い。
「かわいいキャラや面白いゲームを求める気持ち」は、
いつだって本気だから茶化されたくはない。

そもそも「ハタから見てマジョリティではない」というなら、
なおさら知名度を気にしている余裕なんか無いんだよ。
「なんでそんなゲームのそんなキャラ知ってんだよ」とか言われても、
答えは「わざわざ手間かけて調べてるから」以外に無いわけでして。

かわいいキャラで個人的に好きなのは基本的に、
ロウやグッドやニュートラルいった素面でまともな方向性。
かわいいキャラが狂っている様を見たいとか、
アナーキーな行動をわざわざとらせて楽しみたいとか、
見た目だけかわいく取り繕って騙すのが目的とか、
そういうカオス属性やエビル属性は好きじゃないんだよ。
少なくとも誰でも好きなどとは思わないことだ。

未だ見ぬかわいいキャラ、未だ見ぬ気に入るゲーム、
参考や資料になりそうなものを探しながら創作活動をしている。

自分で仕込んでいくネタについても、
さかめがね先生が『憂鬱くんとサキュバスさん』でやっていたみたいに
「何の解説もなく平然と投げっぱなしにするスタイル」に
徐々に移行していくべきなのかなぁとは若干思う。

講義がしたくてネタを仕込むわけではないので。

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2018年分からの転記
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●2018年11月06日(火)…地獄耳の巻物

「○○が好きな人など存在するはずがない」
「○○の有識者など存在するはずがない」

これは言った瞬間に「詰み」が確定する発言。
SNSとかの場では、余計な事は言わない方が身の為だと思うよ。
どうしても言いたきゃ、事前に検索くらいしてみたらどうかね?

「存在するはずがないことに勝手にされていた」上で、
相手からしたら「適当な的を選んだ砲撃演習」くらいの軽い気持ちで
砲弾をボコボコ飛ばされて戦争開始…って経験が何度もあるんでね。

「ナメられた」事を見過ごしていると、
こちらを殺害するまで際限無くエスカレートし続ける。
「手出ししたら必ずそれ相応の報復を受ける」という事を、
丁寧な説明と丁寧な呪詛と共に知らしめなければならない。
そうしなければ、必ずや将来に禍根を残す。
そうしなければ、こちらが破滅する。

感情的に考えても、打算的に考えても、
「常に報復をチラつかせる存在が目を光らせている」と事前に思わせ、
「不特定多数への萎縮効果」をある程度持っていないとダメだ。

そんな手間、かけさせんなよ。

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●2018年08月24日(金)…ネットが広いんじゃなくお前が狭い

イラストがらみで「ネッ広」タグ。

「描いた人が本気で描いている」か、
「描いた人が意図的なネタとして描いている」か、
そういう事が判別出来ない幼稚で狭量なバカの餌になっている。
それに「たまたま見ている自分にとって珍しい」というだけで、
悪意で晒したりバカにしたりする目的の悪人が跋扈してもいる。

「ネッ広」タグは、
そういった輩にタグを勝手につけられる被害が
慢性的に発生し続けている邪悪なタグなので滅ぶべきだと思う。
単に侮辱を意味する言い回しと使い方だし。

そういう使い方をする奴の知識と了見が狭いだけであって、
別にネットが広大なわけじゃないんで、
責任押し付けないでくれるかな?

「作者は病気」「こいつで抜かないでください」「モブ顔」
などなど他の戦争ふっかけ系のタグは色々ある。

よそのジャンルやよその属性の方だからといって、
「メジャージャンル基準での珍獣扱い」した挙句
よそのジャンルの真面目な人にピンポンダッシュを浴びせておいて、
なに知らん振りしてんだよゲロ野郎…ってな事件が何度もあってね。
こっちにもメンツってもんがあるわけでして、
好きなもんバカにしておいてタダで済むわきゃねーだろ、
と思わないわけないですよね、みたいな。

この手の話、何回したっけな…。

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●2018年06月06日(水)…そのかわいさは必要なものだ

「ムダかわ」タグ…はー、またですか。
というか、こっちの方が2年くらい先にあったのか。
Twitter、なかなかの無法の荒野だなぁ…分かっちゃいるが。

「ムダかわ」タグを考えた人とそれを他人の絵で発言してる人は、
もし「自分が描いたキャラ」や「自分が好きなキャラ」が
勝手に外野から「無駄」とか失礼な事を言われても、
果たして同じ事を言えるのか?

いや…例え自分がそう言えたからといって、
「誰が見てるか分からない」場でそんな事を言うのか。
わたしはそんな事言われたら怒るし、
「そのかわいさが無駄かどうか」は描いた本人が決める事だ。

個人が出したポスターとかでないならなおの事そうで、
「発注して要望を出す立場の誰か」であったり、
「最終的にOKを出した誰か」のチェックを通過してるわけだしな。
「キャラクターデザインが用途に合っていないなら無駄と判断される」
という意見もあったが、それを決めるのは閲覧者ではない。
それを決めるのは、発注側と決定者と製作者だろう。

完全な個人の単独行動だったら、
やはり純粋に「描いた本人が決める」事でしかない。

はー…。

「絵描きと絵描きではない人の間には意識に深い谷がある」、
という事は残念ながらよく叫ばれる事ではあるが、
その理論には実際にはまだ抜けがある。

絵描き同士でも「ジャンルや好みが違う」というだけで、
「想像を絶するような深い谷」など簡単に生まれてしまうからだ。
これまで相互に関わりの無い他ジャンルや他の趣味のはずの者が、
「理解出来ないから」なのか「自分に関係無いから」なのか、
こちらが何もしていなくとも外から足を引っ張りに来てしまう。

そんな迷惑な人物の発生率は、低くはない。
「わたしの絵柄」や「わたしが好きな絵柄」を守る為に、
もう消去法で対応せざるを得なくなる事がある。

面倒だ…。

わたしがオリジナル企画『満点はなまる先生』の主人公「はなまる先生」、
といったキャラクターに採用している「縦線目」ひとつとってもそうだ。

縦線目は「バランス度外視で気軽に描きたい」という点では敷居が低い。
そう、あくまで「敷居が低い」というだけである。
「縦線目がちゃんと似合う」というデザインでありつつ、
「面積上のバランスの観点で縦線目である意義を持つ」、
といった芸当をしたければ、結局はハードルが際限無く上がる。

というより、どんな絵柄も結局は「極めるのは難しい」んだと思うよ。
しかし、「敷居が低い」事を「底が浅い」と勘違いする人は多い。
思うだけならいいけど、そんな暴言を吐いて回るな。
そして、発言したなら反省してほしい。

アニメやマンガやイラストサイトやSNSなど…媒体は問わないけど、
「その時スタンダードな絵柄やデザイン」以外はキャラクターにあらず、
他の絵柄や敷居が低い絵柄で描かれたキャラクターは「手抜き」である、
というノリを平気で公言してケチをつけて回る奴はいくらでもいる。

残念だ。

今スタンダードな絵柄を仮に「萌え系」と呼称するとして。
「体ベースが萌え系ならシンプル目はほぼ使われないからモブ」
「萌え系が何が何でも主流だからベース」
というのが所詮は「萌え系」のローカルルール、
という簡単で初歩的な事すら分からない者がたくさんいる現実。

それすら分からない邪魔者は、
「シンプル目がベストと見込んで描く絵描きなどいるはずがない」
という見識も了見も狭い勘違いをしているんだろうか?

これが「村上ネビの被害妄想」なのか「頻発する現実問題」なのか、
疑問に思ったなら好きなだけ確かめてみればいいと思うよ。
「妄想」であって欲しかったのはわたしの方な位なので、
調べればこれでもかというくらい出てくると思うが。

反省していない奴は「反省していない」だけに、
発言も消さず撤回せず説明せずで平然と残してると思うし。

…。

今日最後に、老婆心ながらもういくつか。

「(任意の内容)が好きな者など存在するはずがない」、
「(任意の内容)ならば(別の任意の内容)のはずがない」、
というのは重大なトラブルや失敗の元だから控えた方がいいと思うよ?
今日ここまで書いてきた事に該当してしまったような人は、特に。

「雑草などという草はない」とはよく言ったものだ。
『覚悟のススメ』の主人公「葉隠 覚悟」のセリフより。
大元は牧野 富太郎という植物学者や昭和天皇の側近、
といった人物のやりとりの一節らしいが詳しくないので割愛。

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●2018年06月03日(日)…モブキャラ大好き部ねぇ

また、この類の話をしなければならないのか。
Twitterでも書いたけどさぁ、ホントもうさぁ…。

はー…。
今日も、昨日と同じパターンの話か…。
呪われているのか…お祓いに行かなきゃダメっスかね?

…で。

Twitterで今日発生した「モブキャラ大好き部」タグ。
なんというか…また、このパターンの輩が世に出てきたか!
しかも更にタチが悪い事に、タグ発案者が既に勘違いしてるパターン。
勘違いしてはいない人も見かけたが、当の発案者がそれでは…。

「モブ」という言葉の意味を、
「そのキャラクターの重要度や作中での役割の格を下げる表現」
と分かっている人と分かっていない人の差が激しすぎるよ。

ちゃんと「分かっている」人は、そんなには居なかった。
「絵柄が合っていて」かつ「自己主張は激しくない」し「溶け込む」、
という本来の定義を分かっている人は、もはや貴重なのか。
悪意とかではなく、単に知識量や語彙力の問題なのか。
先が思いやられる…。

…。

「モブ」は本来は実写の「エキストラ」とほぼ同義で、
「その人その作中の基準で目立たないデザインのキャラ」、
「その絵柄の水準で意図的に特徴を薄くしたキャラ」、
「キャラ作りにわざと力を入れず自己主張させない意図のキャラ」、
という意味だからね。
この話、もう何回したっけ?

それが、また…まただよ、もう。

丸目、点目、縦線目…そういったシンプルなデザインのキャラを、
「モブ」と定義してしまっている過ちを犯す輩が再び現れてしまった。
「このタグ流行れ」とか、すごく迂闊な事を言って回っている。
勘違いしながら盛り上がっている輩が、好き放題言っている状態だった。

「下げる」表現や「落とす」表現を
「タグ名やジャンル名として掲げる」行為は、
「あまりにも迂闊な超危険行為」に他ならない。
後々「全然関係ないはずの人に無理解な人が突撃する」リスクが、
いたずらに高まるだけだ。

後々に「治安や理解度の悪化」という凄惨な禍根を残す事になる。

つまり、
「描かれたイラストがネタか本気か区別出来ない」癖に
「本気の人にネタと断定した輩が突撃する」、
という類の未曾有の大事故の発生率が上がる。
無意識の加害が発生する土壌を生む危険性が極めて高い。
「悪意の荒らし」については本来なら問題外とはいえ、
ネタの手札を与える可能性は排するべきだろう。

…。

pixivで数年前の話だし「モブ」とは関係無いけど、
『ぷよぷよフィーバー』の「おしゃれコウベ」が大好きな絵描きの方が、
R-18絵を熱心に投稿していたのにどっかのバカに
「こいつで抜かないでください」タグを勝手に付けられ、
それを嘆くメッセージを残しpixivを退会する事件があった。

記録を取っていたわけではないが、要約するとこうだ。
好きで描いているのに、なんで他人に
そんなネガティブなタグつけられなきゃいけないんだ、悲しい。

その件、忘れた訳じゃないからな。

あと補足すると当時は「投稿者以外がつけたタグ」は
「アスタリスクがタグの横に付いてない」から判別出来る仕様だったんだよ。
今はその仕様ではなくなったけど。

…。

それくらいの「実害」を伴う、差し迫った話なんだよ。

そりゃ「ライト層の一般的かつマジョリティな絵柄」を基準にしたら、
丸目や点目や縦線目ってだけで「モブキャラ」なのかもしれないがな、
そんな事は「好きで本気で描いてる」わたしの知ったこっちゃない。

わたしにとって、
「縦線目」は主役の為の花形の目のデザインだ。
『満点はなまる先生』主人公「はなまる先生」、『薄紅戦車』主人公「ベニ」、
この2人は「かわいいデザインを徹底追及したスター」なんだよ。

「丸目」の系統である「キャロル」と「さくら先生」も、
やはり全力投球でかわいいキャラクターデザインにした。
ここまで例に挙げていない他のキャラについても同様で、
シンプルめなデザインの中で「かわいさを追求したキャラ」が大半だ。
役割やデザインの都合で一部シンプルでないキャラもいるが、
好みの中でこだわりや意味をきちんと持たせている。

そもそも、だ!
「丸目や点目や縦線目とかが好きな人」っていくらでもいるから、
何をどう考えても、わたしだけの問題では済まなくなる。

…。

どうしてくれるんだよ、ホントもう。
「よその絵柄」の人が、
「こっちの絵柄」を勝手に自虐ネタの引き合いに出すなよ。
「下げる」表現をしないと盛り上がれないのかよ、見てて寒いんだよ。
よその絵柄の基準を勝手に持ってきて勝手に盛り上がって、
こっちの絵柄まで勝手に巻き込まないで欲しい。

タグ化やカテゴリ化で盛り上がってる当人達は楽しいだろうが、
見知らぬ所で勝手に盛り上がられている側はたまったもんじゃない。
「お好きにどうぞ」だなんて悠長な事は言ってられないんだよ。
でも、そんな手間かけずに創作を楽しみたいんだよ。

…。

そういう事情に繊細な人が身近にいるし、
自分自身も結構イライラしやすい方だからストレスは廃したい…。
よその自虐ネタに巻き込まれない為の戦いを、
どうにかして予防する方法は無いのか…?

根に持ちたくなくても根に持ってしまう方だから、
なんとかしたいものだが…。

言葉遣いや言葉選びは、もっと慎重になって欲しいよ。
絵に限った事じゃないと思うんだけどなぁ。

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●2018年06月02日(土)…愚痴と言うより身の危険

「デフォルメされたパーツや身体構造を持ったキャラクター」や、
「今のところ現実にはいなさそうだよねって感じのキャラクター」が、
かわいくて好み。
だから全力でデザイン考えてがんばって描いているのであって、
それを「逃げ」や「手抜き」とバカにされたくはない。

いや、厳密に言えば…。

きっかけが技術的に「今はコレは無理だから避けよう」という場合でも、
それで絵が楽しくなったりお気に入りのキャラが生まれたりしたなら、
とても幸せな事に決まっている。
きっかけは、何だっていいんだよ。

そもそも「逃げ」などではなく「戦略的には正解」だろう。
というか、好みと技術論をごっちゃにするのはやめろ。

…。

モブ顔女子合同とかの件もそうだけど、
「標準的な人間キャラ中心の絵柄やデザイン以外はバカにしてもいい」、
という意図でこっちまで巻き込んでこられると大迷惑なんだよ。
よそ同士の話なんだから、よそ同士関わらず話を完結して欲しい。

自分の絵柄やオリジナルキャラクターに飛んでくる火の粉を払う為に、
自衛したり殴ったりする余計な手間とリスクは負いたくない。

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2017年分からの転記
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●2017年11月26日(日)…あなたの好きな事を「○○○○」に当てはめてね

「○○○○とは一体なんだろう」
と、疑問に思ったり興味を持ったりする事は誰しもありうる。
興味を持つ事は基本的には価値があるから、
この時点では素直に喜ばしい事なのかもしれない。

「○○○○って一般ウケしていないし注目されてないからマイナーだよね」
と、第三者視点で客観的に評価をしてみるのも悪くはない。
自分の嗜好の立ち位置や、対象の知名度を分析する事も重要ではある。
それが本当にマイナーなのか見誤って行動されては、
既に表現を行っている人に迷惑をかける可能性がある。

「○○○○に敢えて注目するという斬新な視点の自分達はすごいぞ」
と、功名心にかられるのも個人ではしょうがない部分があるかもしれない。
しかし大抵の場合それは驕りや勘違いなので、方々に言い触らすべきではない。
とっくの昔に注目して表現を続けているベテランが存在するか、
特に何の理由も無く自然発生的に好きになる人がいる場合がほとんどだからだ。

「○○○○が真剣に好きな人など存在するはずが無い」
というのは、完全に配慮や想像力が欠如している。
世の中どんな趣味や嗜好の人がいるか分からないという事くらい、
頭の隅に置いておかないと自分が加害者側に回ってしまう。
そもそも、自分の好きな事がその扱いをされたらマズいとは思わないのか?
それしか好きになれなかった人が居たら、どうするつもりなんだ?

「○○○○だったら貶めても誰も困らない」
というのは、完全に加害者側の、良心が欠如した差別主義的な思想。
思うだけならいいけど、実際に貶めだしたら単なる危険人物。
言うだけならいいなどという甘えが通じていいはずもなく、
言われた対象者にとっては明確な示威行為でしかない。

「○○○○が好きな人のフリをして自虐ネタ風に上から目線で弄りたい」
というのは、意図的でないとしても凶悪なので絶対にやめて頂きたい。
意図的でなく行ってしまった場合は、即座に反省してほしい。
そうでなければ、あなたは悪党に身をやつす事になる。

「○○○○に一般ウケやメジャー内の自虐ネタというレッテルを定着させたい」
というのは、元から好きだった当事者からすれば完全な敵対行為。
自分が好きなものへのレッテル貼りが許せる人は、普通はいないだろう。
元から好きだった人や、その人が手塩にかけて生み出した物を貶める行為。

「○○○○が好きな人が実在するかどうかは知らんが居たらバカにしていいんだ」
などという世迷言まで言われたら、完全に戦争状態。
この辺りで怒りを露にする者、ストレスで心が折れる者、
表現する側だったがウンザリして筆を折る者などが現れ始めるだろう。
こういった被害者に対して責任をどう取るつもりなのだろうか。
責任を取る取らない以前に、そんな事は本来するべきではない。

「○○○○はバカにされて当然だしそれが真剣に好きだなんて異常者だ」
とまで言い出したら、ただの差別主義。
自分の好きな物や表現に対してそこまで言われる筋合いなどないし、
マイペースに好きでいただけで異常者扱いされてたまるか、
と思うのがターゲットにされる側の気持ちだろう。

「○○○○が真剣に好きな異常者は気持ち悪いし排除されるべき」
という話にまでなると、だいぶ話が変わってくる。
ここまで話がこじれる事なんて、普通は無いだろうけど。
気持ち悪い、排除されるべき、というのはあなたの意見でしょう。
他を巻き込まないでほしい。

「○○○○を攻撃して圧力をかけて潰してやったぞ」
という理不尽な結末は、絶対に許されざるものだろう。
もし自分が同じ目に遭ったら、という想像くらいは働かせよう。
自分が好きな物を攻撃されたい、圧力をかけて潰されたい、
などという破滅的な考え方をお持ちだとしたら、こっちに来ないで。

「○○○○がルール上出てこられないように規制した」
というのは、行き着く所まで行ってしまう最悪の事態。
下手に権力を持った危険人物が騒ぎ出したら、
これを撤回させたり防御したりするのは大変な苦労を擁する。

…。

前述した内容は、
「モブ顔女子」および「体がエロいモブ顔合同」、
『身体がエロいモブ顔女子ってなんかむちゃくちゃエロいよね!!』の件で
「関わった絵描き60名がどれほど危険なマネをしたか」について、
対外的に説明する為に改めてまとめてみた事だ。

モブ顔の件で言えば…
「縦線目」、「点目」、「丸目」、「糸目」、「メカクレ」、とか。
まあ、シンプルなパーツでのみ構成されたデフォルメされた顔だね。

「中野」氏のコラムですごい狙い撃ちにされていたけど、
元々真剣に好きでないだけならまだしも横から攻撃されたり
「流行に乗る事意外を度外視して悪ノリする」類の人を扇動されたりしちゃね、
こっちはたまったもんじゃないんだよ。
「ジャンルの原住民」みたいな存在の自分としては。

主催のマイカタ氏とは以前対談してご理解頂いたが、
「主催のマイカタ氏以外の残り59名の寄稿者」も同様かは分からない。

ただ、少なくとも…
「Twitter上で村上ネビをブロックしている寄稿者がいる」事は確認済。

わたしはこの企画について口汚く罵った事は無い。
「わたしと同じ趣味の持ち主」の意見をまとめたり分析したりしたし、
「自虐込みで流行ったせいでえらい事になった実例」として
pixivの「こいつで抜かないでください」タグや
「作者は病気」タグの中で起こったトラブルの紹介もした。

それにも関わらず、Twitter上でブロック。

つまり…最低でも現時点では、
「モブ顔合同の危険性を参加者60名全員にご理解頂けている訳ではない」
という残念な結果に終わっていると断言せざるを得ない。

このわたし村上ネビの事が嫌いでブロックしたなら、それは仕方ない。
Twitter上でのユーザー内での設定について、外野が止める権利は無い。
そんな事は別にいいとして…危険性についてご理解頂いた上で、
今後「文化の盗用」や「マイクロアグレッション」のような事の
再発をしないで頂ければ、言うことは無い。

…。

まあ、別に「モブ顔」がらみのイラストの事に限った話じゃないよ。
さっき書いた「○○○○」が何を指したって、意味は通る。

…「○○○○」に、自分の好きな表現を当てはめてみればいい。

わたしは…というか、大体の人は普通は
「自分の好きな表現が見知らぬ所で勝手に大惨事になっている」
だなんて絶対に嫌なんじゃないんですかね。

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●2017年11月13日(月)…モブ顔女子は文化の盗用であり自覚無き差別

そういえば昨日…友人達に、
「モブ顔女子」と「体がエロいモブ顔合同」の件の話題を出したものの!
説明が難しい上に、説明しても長い上に細かくなりすぎて、非常に困った!

どんな出来事があったかの詳細については、
去年10月、去年11月、去年12月、今年1月の日記を参照のこと。
主催のマイカタ氏との対談は1月20日に既に行っている。
この4ヶ月間は、本当にこの世の地獄かと思った。

無い知恵と体力と時間を振り絞って、
「筋の通った苦言」と「ガチ勢の先駆者としての投稿」を
先手を打ってネット上に確固たる証拠として残しておかないと、
自分の精神的な拠り所が将来、無理解な連中に
間接的に汚染される可能性があったからだ。
同誌に掲載されているという「中野」氏と「東京えく」氏のコラムも、
どれほどの悪影響を世に及ぼしたか分かったもんじゃなくて恐ろしい。

該当コラムは「中野」氏はTwitter上で全文公開していたが
「東京えく」氏のコラムは全文公開をしていないらしいので未確認。

ただ、「中野」氏のコラムの内容については
「モブではなく主役にすべくシンプルな顔のキャラを作る層」に唾を吐きかける
「一般ウケする絵柄と嗜好の持ち主の間でしか通用しない自虐ネタ」として
わたしのような「シンプルに完成された顔のキャラが主役」という絵柄の持ち主に
攻撃を仕掛ける内容だった事についてはよーく覚えている。

そんなわけで「分かりやすい説明が出来ないか?」ちょっと調査した。
…本当に、今更の調査だったのだが。

…。

「モブ顔女子」および「体がエロいモブ顔合同」、
正式名『身体がエロいモブ顔女子ってなんかむちゃくちゃエロいよね!!』、
この内外で行われていた「絵柄差別」は…学術用語で、
「文化の盗用」(cultural appropriation)、
「マイクロアグレッション」(microaggression…自覚無き差別)
と呼ぶそうだ。

「ライト層や一般層にウケやすい絵柄」の使い手である絵描きの人が、
「ライト層や一般層にウケやすい絵柄以外の絵柄」を珍獣扱いして、
「ライト層や一般層にウケやすい絵柄という狭い世界」の中でしか通用しない、
「内輪向けの搦め手のギャグ」のつもりでわたしの絵柄を攻撃してくる。

「各パーツにどういった意図や文化があるか」を理解せず!
「真剣に好きな人は命かけるレベルでハマってる厳格な文化」と理解せず!
「それしか好きになれなかった背水の陣の人が居る」と理解せず!
「それしか心の拠り所がない絶体絶命の状況もありうる」と理解せず!
「本人が狙って好きになった訳でもないがこれしか好きになれなかった」という、
「完全に進退窮まった嗜好の持ち主が居る可能性がある」とも理解せず!

そういった「無理解の塊そのもの」の輩が行ってくる攻撃を、前述した通り
「文化の盗用」(cultural appropriation)、
「マイクロアグレッション」(microaggression…自覚無き差別)
と呼ぶわけだ…多分ね。

これはあくまで「リアルな人種・文化における学術用語」であって、
「イラストやキャラクターデザインにおける属性や特徴の嗜好」とは
厳密にはちょっと違うのかもしれないんだけどね、一応。

キャラデザインの目パーツだったら…例えばメカクレであれば、
「メカクレが超好き、目を少しでも出したらそのキャラは終わり」、
というような厳格な嗜好を持った人もいくらでも居るだろう。
それを「自己責任」と責めたり、
「そんな変わり者が存在するはずがない」とバカにしたり、
そういう差別はしては絶対にいけないんだよ。

命や健康に、本当に関わる。

第一!
キャラクターデザインって目パーツひとつとっても、
「縦線目」、「丸目」、「点目」、「メカクレ」、「糸目」、
といったシンプルなデザインが色々あるんだよ!
わたしのようにそれが超好きな人は、
「その目の形でベストなバランスにする」為だけにそのキャラを作っている!

例えば…
はなまる先生は「縦線目」を活かす為だけに「横長アンダーリム眼鏡」、
といった感じのキャラクターデザイン上の方法論の事だ。

「シンプルなキャラクターデザイン」っていうのは、
ガチ勢からしたら「省力化した手抜き表現」という失礼な認識は噴飯物。
「パーツや線を絞っているからこそ一切ごまかしが利かない」類の難しさもある。

だが。
件のモブ顔女子合同に参加した総勢60名の作家の多くは、それを無視しバカにした。
その恨みは、永久に忘れたくても忘れる事はもう出来ない。

件の同人の総勢60名の作家陣の内、主催とは話をつけた。
しかし、「主催を除いた残り59名」中の何人が、
この事象を理解しているのかは未だにわからない。
規模が大きすぎ、59名の一人一人から喧嘩を買って回る訳にもいかない。

少なくとも、二度と同じ事を繰り返してほしくはないとは思う。

これまで約1年間ずっと「端的な説明」が出来ず、
考え方の整理が行き届いていなかったが…やっと整理出来た。

…。

で。

今更ながら、「モブ顔女子」や「体がエロいモブ顔合同」とは何かって?

正式名称は『身体がエロいモブ顔女子ってなんかむちゃくちゃエロいよね!!』、
サブタイトルは『体がエロいモブ顔女子合同本』、
というタイトルのオリジナル成人向け同人誌の事である。

イラストレーター、デザイナー、漫画家である
「マイカタ」氏が主催であり、氏のサークル「マイカタ工業」が発行した、
プロアマ問わず60名(マイカタ氏含む)の大所帯で作られた合同誌。
Twitter上での公式タグは「体がエロいモブ顔合同」。

この合同誌は、極悪だったよ。

わたしのようなキャラクターデザインをする人間にとって
「不倶戴天の怨敵」にしかなり得ない、
「点目、棒目、三白眼…モブキャラたちが大集合!!」
「今日だけは主役(ハート)」
という表紙の煽り文の殺傷力を、どうしたものか悩んだものだ。

わたしが初めて知った時の感想は「大激怒」の一言。
わたしの相棒とも言うべき、ある絵描きの方も傷付いたからだ。
自分一人が単独でキレた、という範囲の話では済まなくなっていた。

まあ…わたしのオリジナル企画『満点はなまる先生』の主人公、
「はなまる先生」を見た人ならそりゃ誰でも分かりますよねって話で。

だって、はなまる先生…「縦線目キャラ」の主人公キャラだし。

看板娘キャラの「はなまる先生」が縦線目キャラで、メガネも縦線目強調用。
他の看板娘キャラの「ベニ」も縦線目キャラ、「キャロル」も丸目キャラ。
「さくら先生」が半月目のキャラ、「スイ」と「ソー」は点目キャラ。
現時点でメインキャラではないけど「タロン」はメカクレキャラ。
あと…かわいさ重視ではないけど、「火野校長」は糸目のキャラ。

パッと振り返るだけで、ほぼ全員が「モブ顔女子」と完全な敵対関係。
「縦線目や丸目や点目などのシンプルな顔」こそ、
このわたし「村上ネビ」にとって主役の為のデザインだからね。

長々としてしまった。
書きたかった事は、これで一通り。

ああ、疲れた…長い戦いだった。

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●2017年06月12日(月)…「狂の装備」の絵描きたい

「白ハゲ」や「白ハゲ漫画」って蔑称で呼ばれるようになっちゃった、
あのエッセイっぽい感じの短編漫画やSNSの発言向きのデザイン手法。
元々あのデザインそのものや、エッセイ的な意味合いで
好きで描いてた人は風評被害いいとこで、かわいそうだなあと思う。

悪意を持ってジャンル外から掻き乱しに来る奴、
人気取りや注目集めの為に嘲笑する奴、
そういう連中には絶対に負けるんじゃないぞ…。

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●2017年02月23日(木)…立体やる兄の背を見てきた

Twitterで、恐ろしいタグが流行りかけていた。
「原型師さんにフィギュア化してほしいイラストを絵描きさんが垂れ流す」。
他のジャンルの…どれくらい手間と労力と技術がかかるか、
そのジャンルじゃ多くの人が分からないような作業に対しその言い草!

手間と技術は何にでもかかるし、口は災いの元だし、
無理解なバカが便乗しかねない「内輪以外では全く通用しないノリ」だな。
よそにそんな無礼千万なノリを持ち込む輩は、いかに軽率な発言で
「よそのジャンルを危険に晒した」か反省してほしい。

逆もまた然りで、絵が立体より楽かどうかは分からない。
絵間が楽なんて口が裂けても言えないと思うけどね、わたしなら。
その絵の裏には、どんな秘密や手順があるか分からない。
人にもよるだろうし、メイキングもアテにはなるまい。

「他のジャンルを巻き込むような内容」のタグや呼称、
それに類する発言を不用意にしたら炎上する理由は単純なんだよね。
ジャンル住人からすれば「腹立たしい」し、
「不特定多数のバカが煽動されて被害に遭いやすくなる」為だ。

理由は、もうひとつある。
巻き込まれたジャンルの住人が、正当に自衛する目的で
「使えば徹底的な非難を浴びる」不適切で危険なタグだと広め、
睨みを利かせつつ早急に鎮圧する為でもあるんだと思う。

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●2017年02月08日(水)…流行とは

「流行に乗れないのは老害」という世の言い分は、分からんでもない。
でも正直言って、老害かどうかの問題じゃなくて性格の問題なんだよね。

(関係無い内容の為中略)

pixivでの辛いタグ。
「マスターケーキ」氏の、『艦これ』の長10cm砲ちゃんの、
大マジかつ超素敵な成人向け絵に超無礼なタグが付けられていた。
理解出来ないからと「謎のエロス」「ア艦これ」「ネッ広」などと、
無礼なネタ扱いタグをつける心の狭いユーザーがいる事に怒りを感じる。

描いた本人がネタ扱いしてるなら、多分描いた本人が勝手に付けてるって!

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●2017年01月30日(月)…ロリィタファッションをバカにする奴は許せない

※絵やキャラデザインと直接関係無いが、ミーム汚染に関する内容のため転記

「NO.S PROJECT」というブランドが最も被害に遭っていたが、
ロリィタファッション全般が、「童貞を殺す服」などという
無礼極まるネットミーム汚染の被害に遭っている。

「ロリィタ服に馴染みがあった」身としては、決して許せない事だ。
だが、発端となってしまったTwitter上では今…更なる地獄絵図が広がっていた。

「童貞を殺す服」というジャンル名が指しているのは
あの手のミームの発端となったファッション(ロリィタ)の事であり、
ただ露出度の高いだけのファッションは「童貞を殺す服」とは呼ばない、
などという意味不明な言説を垂れ流す輩が現れている所を目撃してしまった。

「ネットミーム汚染されたジャンル名」の当初の状態を守る原理主義者とは、
最早どこから指摘を加えるべきか迷う程に無茶苦茶だ…。
バカもここまで来てしまったか、と暗い気持ちになる。
ネットにおいては人間らしい感情など、およそ期待出来まい。

そういったジャンル名などの原理主義を語りたければ、
「そもそも無礼な蔑称で呼ぶのが変だから正式名称で呼ぶべき」
という話に、第一声で真っ先に帰結しない時点で間違っているんだよ!
「蔑称が正しい」だなんて狂った事が、あっていいはずがない。

「ロリィタ」という立派な名称を、誇りを持って名乗って久しい。
それくらい既に固まっている、こだわり派の多い繊細なジャンルである。
なのに…どういう神経をしてたら、その誇りやこだわりに対して
部外者が「嘲笑う為の皮肉」をぶつけるようなマネが出来てしまうんだ?
その失礼な蔑称は「ロリィタファッションが真剣に好きな人」を侮辱してるぞ。

ネットミーム汚染には、断固として「拒絶」と「正確な意味」を叩き付けるべき。
「元からいる熱心な該当ジャンルのファン」から恨みを買いたくなければ
「無礼な風説を流布する」なんて愚かなマネはすべきではないと思うのだが、
ああいう事を言う人は恨みを買いたくて仕方が無いんだろうか?

いや…「真剣なファンの気持ち」がちゃんと分かるような人なら、
初めから「よそのジャンルの人を平気で傷付ける」ようなマネはしないか。
安易にミーム汚染に便乗したり、ブームに乗ったりする奴は後を絶たないし。

「よそからいきなり殴られたら殴り返しに行きたくなる」し、
「殴ったら殴り返される覚悟くらいしておく必要がある」のが人情だ。
ミーム汚染を広めたがる人や、安易にブームに乗ってミーム汚染で
「元々純粋に好きな人」を意識的か否か問わず傷付ける人は、
被害者のそういう気持ちが理解出来ていないのだろう。
いや、むしろ「理解する気が無い」と言う場合の方が多いのかもしれない。
中には「理解した上でわざとやっている」悪辣な輩もいるかもしれない。

しかし、だ。

面白がって「言ってる側や狭いジャンル内でしか通用しない自虐」とか、
「嘲笑う為の皮肉」とか、そういうのが目的の言葉の誤用は本当に迷惑だ。
自分が真剣に好きなジャンルで同じ事をされても、同じ事が言えるのか?
以前も書いたが、わたしにはそんな事は無理だ…耐えられない。

例えば好きな絵柄であったり、好きなファッションであったり…。
皮肉や、嫌味や、自虐といった「それが好きと思っている人」を傷付ける、
そこまでレベルの低い言葉で語るのは絶対にやめるべきだろう。
そういうことを真に受ける類の無神経な輩に隙を与えないよう、
平易な言葉で素直に丁寧に語る必要がある。

「自分は言葉のプロじゃない」だとか、
「誰も傷つかない名前の付け方をミスせずにするなんて無理」だとか、
そんな無責任な言い草は、情報を発信するならば絶対に許されない。

悪意の有無はプロだろうが素人だろうが関係無い。
人を傷付ける言葉に「ミス」も「わざと」も何も無い。
無神経な加害者側の事情は、言われた方からすれば知ったこっちゃない。
どこの誰だろうと、たった一度だろうと、人を傷付ければ恨まれる。
そんなシンプルな理屈も分からないのだろうか?

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●2017年01月24日(火)…ミーム汚染とレッテル貼りと差別主義から身を守る為に

特定の絵柄やジャンルにレッテルが貼られると、悲しい事件が起こる。
成人向けの絵描きの方々…特にロリ寄りの絵柄の持ち主の方々が、
Twitterで際限無く凍結されまくる無間地獄に陥っている件もそうだ。

これが「常識と良識を欠いた自称フェミニスト集団による人為的な迷惑行為」と発覚し、
Twitterの規約(日本語版)に「迷惑行為による被害」を防ぐ為の項目が
わざわざ追加されたのも、本当につい最近の事だもんなぁ。

外野のバカや差別主義者に突撃されたり、
遠くから横槍を入れられたり、
何故か粘着されて悪意にさらされるハメになったり。
その実例は、前述した通りである。

そして…「ミーム汚染」や「レッテル貼り」が起きれば、この危険性が爆発的に増す。
「真剣な本物」や「ジャンル先住民」へ、失礼なバカが突撃してくる危険性が…ね。
身を守る為には「身を隠す」か、「姿を消す」か、「全力で戦う」しかなくなる。
正直そこまでやってられないと思いつつ、貴重な労力を割かなくてはならなくなる。
いちいち、そこまで酷いバカに合わせている余裕なんて無いんだよ!

わたしが最近「ミーム汚染」についてうるさかったのは、こういう事だよ。
わたしが本来全く無関係なのに、よそから流れ弾がメチャクチャ飛んできて、
自分に責任が無いのに理不尽に痛い目に遭わされてきた経験が何度かある。

以前からこういった実例は見てきたし、今もいくつかの事象が発生している。
薄っぺらく安っぽい正義感から言っている訳ではない。
実際にこういう事が起きやすければ、「自分の趣味まで延焼しかねない」からだ。
手を出してくる奴が現れたら、自分の貴重な労力を割かなくてはならない。

可能であれば、そんなしょうもない事は放っておきたい。

でも…実際には「増長を防ぐ為の見せしめにする」という課題が出来てしまい、
敵を「後の先」で徹底的に叩きのめしに行かなくてはならなくなってしまう。
面倒なだけでなく、これは危険も伴う事だから本来なら避けたい。

それと、もうひとつ…。
後から手を一切出せなくなるほど理論で防御を固めつつ、
「言質」や「証拠」や「理論」を残したりしなくてはいけなくなってしまう。
そんな過剰防衛に手を出さずに済むなら、大人しく黙っていたい。
実際にはそうもいかないんだろうが。

それと、単純にそういう無遠慮なバカが大嫌いだからでもあるけどね。
「嫌いだから」という理由だけで攻撃を加えたら、自分が嫌いなはずの
そういった手合いと同レベルになってしまうから注意しないといけないけど。

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●2017年01月21日(土)…恨みの剣

人を不用意に怒らせたり、恨みを買うようなことはするべきではない。
「そんな事言われるとは思わなかった」なんて、まず通らないだろうから。
先に仕掛けられた方からすれば、返す答えは数決まっている。
「言われるに決まってるじゃん」、
「むしろ何で言われないと思ったのか教えろよ」、
「同じ事をされたらお前はどう思う?」。

世の中、一度持った怒りや恨みに対して
「客観的かつ定量的に自己分析しようと試みる」ような、
理知的な人ばっかりじゃない。
一度持った怒りや恨みを忘れず、同志と意識を共有し、
何らかの手段で大暴れするような人もいる。
心が折れて姿を消す、取り返しの付かない悲劇的な事態に陥る人もいる。

やられたら必ずやり返されるし、放っておいても明るみになる。
「恨みまれたらヤバい奴から恨みを買ってしまった」ら、破滅しかねない。
幸運にもそういう行動力を持つ人に直接狙われなかったとしても、
間接的に悪評が広まったり馬脚を露わしてしまったりする場合もあるだろう。
そうなれば「誰かが正義の鉄槌を下す」までもなく、勝手に自滅するだろう。

とにかく、まずは自分がそうならないように気をつけている。
自分も短気で執念深く、怒りやすい所は残念ながらある。
だが、そんなもの全く比較にならないほど恐ろしい人も多い。
わざわざ怒る労力を使いたくないし、逆に恨みも買いたくない。

わたしは怒ると体温が一瞬で39度くらいになり、
怒りと憎しみのリミッターが外れる病気を煩ったこともあった。
あれは、「正式な医学に則った薬物の長期摂取」により
脳に対し治療を行わないと、状態が良くならない類のものだった。
怒りや憎しみや恨みというのは、時にそれほど恐ろしいものなんだよ。

人から不用意に恨みを買うべきではない。
意図的に狙って言ってしまった言葉はもう撤回出来ない。
例外的に言葉を撤回するための労力は筆舌に尽くしがたい。
恨みは時に人の一生を左右してしまう。
気を付けないといけない。

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●2017年01月20日(金)…「体がエロいモブ顔女子合同」主催マイカタ氏との対談

本日の昼頃。
「体がエロいモブ顔女子合同」主催サークル「マイカタ工業」代表である
マイカタ氏より、Twitter上で…わたし宛へのリプライが届いていた。
内容は、「村上ネビとの一対一での対談の申し出」だった。

わたしはマイカタ氏からの申し出を承諾し、
今日この日の内に、マイカタ氏との対談に臨んだ。

手元に自前の議事録のようなtxtは残してあるが、
対談の詳細な内容等については当サイトではまだ発表しない事にする。
マイカタ氏が「予め自身で決めていたタイミングにて先に動く」旨を宣言した為だ。
「今回60名を率いた主催」という立場である以上は最初に発表するのが筋だし、
今はまだ「全くの外部の人間」である村上ネビが口を挟むべきではない。
ただ、あくまで「まだ」であり、いつかは村上ネビの方からも言及するつもり。

マイカタ氏、村上ネビ、双方の名誉の為に補足をひとつ。
双方とも、基本的には「相手に対する悪口雑言を直接ぶつけていない」。
その辺については、一応イイ歳こいたオトナ(多分)という事で紳士的に。

件の企画によって発生する副作用や悪影響は、
村上ネビ個人の「意見」と「考察した見解」としては
「個人的には全く許し難いものである」という結論は一切変わらない。

本件にて発生する「ミーム汚染」で自分が傷付いただけでなく、
「誰より大切な人」と「誰より大切な人の趣味と誇り」まで傷付けられたからだ。
今回の事件そのものについては、永久に許す事など出来ないだろう。

しかし…正直な話、「人物像」については複雑な心境でもある。

対談相手のマイカタ氏から見れば、村上ネビは
「せっかくの企画と人気に際限無く冷や水をぶつけてくる存在」かもしれない。
逆にわたし村上ネビから見れば、マイカタ氏は
「自分や大切な人の趣味に悪影響を及ぼす大事故を起こした集団の代表」だ。

それでも、「マイカタ氏ご本人を憎む」事までは出来ていないでいる。
話を聞くに、マイカタ氏は「非常に好感の持てる熱き人物」だと感じた。
どうやらわたしもまたマイカタ氏に認めて頂けているようであり、
そういった評価をされている点については大変ありがたい事だ。
例えるならば、「互いに敵将が人格者であると認めた」といったところか。

ただし、ここまでの話は「個人レベルでの認識や評価」の事に過ぎない。
ハッキリ言って、事態は既にそんな悠長な状況ではなくなっている。
もはや「個人レベルの範疇を超えた災害になりつつある」と言っていい。

「60名もの集団」で「同人ショップで異例の大ヒットを飛ばした」事で、
マイカタ氏一行は「個人が責任を負えるか否か」の境界を踏み超えてしまった。
ヒットによる良い面…「該当ジャンルの知名度大幅アップ」などは、確かにある。
だが、「自虐ネタありき」で知名度が上がった事による悪影響は計り知れない。
「ライト層や無理解な層からの奇異の目」がどれほどの精神的脅威なのか、
わたしは過去にいくつもの迷惑行為の事例を見てきたから知っている。

今日意見を交わした「マイカタ氏個人」や「村上ネビ個人」が
気持ちや意見や感情をどうこうした所で、既に意味を成さない。
互いの心の中で相手を認めようが、納得しようが、許しあおうが、もう遅い。
問題は「個人がどう思うか」という小規模な段階を通り過ぎてしまったのだ。

今の段階は「発生する悪影響に対しどう対処するか」という所だ。
それに対し、具体的な行動のアイディア収集と、計画立てをいかにするか。
そして、どうやって実行していくかと、どう維持していくかだ。

でも。
「体がエロいモブ顔女子合同」によるミーム汚染に対し、
個人レベルでは既に「マイナスを打ち消す明確な解決方法」をひとつ知っている。
「デフォルメやシンプルをテーマにしたキャラクターデザインが本気で好き」な、
「正統派」の絵描きが「正攻法」で地道にイラストや漫画を蓄積していく。
単純明快だし、これなら小難しい搦め手や策略は全く必要無い。

「たった数名程度の熱心なファンや超ガチ勢」の手によって、
全ての「自虐」や「理不尽」や「レッテル」を完全にひっくり返し、
好循環を取り戻す…そういった光景を、幾度と無く見てきた。
出来る事なら、それに倣いたい。

今回たまたま偶然が重なり「反対派代表者」のような立場で発言はしたが、
実際には自分が「代表者」や「代弁者」ではないと思っている。
基本的には「村上ネビ個人」であり、「観測者」でしかないからだ。

良くも悪くも…よそはよそ、うちはうち。
「志が同じ」になる事も、「交わらない平行線を含む」事も、どっちもある。
「死力を尽くし戦場を駆ける戦士」と「暮らしを守る病床の村人」では、
さすがに立場を同じくするような事はそうそう起こらないだろう。
それどころか今回は実質的に「完全な敵対関係」ではあったが、
「立場を同じくするような事が全く無い」と言い切れないのも事実だ。

そして。
「許し難い事が起こってしまった」事も、もう取り消せない事実ではある。
「体がエロいモブ顔女子合同」による悪影響の発生の件自体については、
個人的には「マイカタ氏を許す」事など一切考えられない。
規模的に「本人が良い人かどうか」の問題ではなくなってしまった以上、
この点については、わたし自身もう変えたくても変えられない。

しかし…それはそれ、これはこれ。
既に起こってしまった事態を踏まえた上で、事態を今後どう収拾するか?
関わってしまった者の腕と、心意気の見せ所になってくるのだろう。
事態をこれ以上悪化させたくはない、というのが正直な気持ちだからね。
マイカタ氏ひとりを責めても、合同への参加者60名を責めても、解決はしない。

わたしが好きな「縦線目」を筆頭にした、「デフォルメされたパーツ」や
「シンプルなパーツ」による顔立ちと身体の描き方をするジャンルが
「とっくの昔に確立されて今もファンを抱えた確固たるジャンル」であり、
「スタンダードな絵柄の自虐ネタとして扱われる」事が不当な絵柄差別であると、
わたしをはじめとした同ジャンル絵描きが地道に発信していけばいい。

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●2017年01月19日(木)…モブ顔ジャンルの研究は面倒だからやりたくない

昨日書いた事の続き。

やっぱり、「モブ顔」の誤用は勘弁してほしいよ。
仮に「近年のスタンダードじゃない顔が好きな俺カッコイイ」という功名心で
「今までに無い盲点である斬新な性癖を発見した」と思っているような
件の「モブ顔女子合同」参加者の中にいたら、困ってしまうよ。

了見が狭すぎるし、ただの傲慢だし、絵柄差別だ。
「自分が知っている絵柄と許容範囲がいかに狭いか」を露呈しているように見える。
この勉強不足を「自虐ネタ」ではなく「本気で自慢している」んだもん。
頼むから、こっちまで巻き込まないで。

参加者の大半は「よそのジャンルの絵柄」や、
「よそのジャンルの二次元における性的嗜好」にケチを付けるも同然だった。
ちゃんと「単語の意味」と、「自分の中での相対的なデザインの程度」を
考慮している人は2割くらいしかいなかった感じだし。
そもそも主催が描いている表紙のキャラが点目だし、
点目はモブって断言しちゃってるし。

「点目、棒目、三白眼… モブキャラたちが大集合!!」、「今日だけは主役」、
件の合同の表紙にはなんとも了見の狭いキャッチコピーが踊っている。
デフォルメ絵柄やシンプル絵柄が好きでたまらなくて、
そういうキャラを常日頃主役に据えて描いている層を侮辱してるよね?
というのが、件のモブ顔女子合同への個人的な意見。

本当に、本当に迷惑。
自分の好みではない絵柄や、自分には馴染みの無い絵柄にも
「本気のファン」や「真性の性癖持ち」は大抵はいるもんだよ。

縦線目や丸目や点目といったデフォルメ絵やシンプル絵のキャラを
主役として描く層の中にいる身からすれば、そういうデザインのキャラを
「モブ顔女子」なんて失礼な呼び方をするような
「スタンダードな絵柄のジャンルの中でしか通用しない」ような
寒い自虐ネタを見知らぬ人から押し付けられたくないし、
対岸の火事で済まなくなる可能性がある以上は盛り上がられて欲しくない。

自分が「モブ顔女子アンチ」かと思ったが、
よくよく考えたらここまでされている以上「アンチ」もクソも無かったな。
先に手を出してきたのは件の合同の主催側で、こっちは身を守っているだけ。
その注意喚起や、調査や、記録を行っているだけ。

絵柄差別とミーム汚染を引き起こしかねない企画であるにも関わらず、
「描き手の判断にお任せ」(要約)の一文しかない非常に杜撰な企画要項で
参加者を制御してこなかった、監督不行き届きの責任は重いぞ。
「体がエロいモブ顔女子合同」主催サークルである
「マイカタ工業」代表、「マイカタ」氏の責任はな。

マイカタ氏がどんな人柄なのかは把握していないし、
「なぜこうも浅慮な企画を押し通してしまった」のか理解に苦しむが、
わたしは個人攻撃や人格否定といったマネをしたいわけではない。
そもそも、マイカタ氏との実際の接点は無いからね。
あくまで、現時点では。

例えば次回もしくは次版から企画名を改名するとか、
適切な対応を迅速に行ってくれさえすれば話が進む。

早い段階で言質や証拠を残して抑止力とする為、
という意味もあって調査したり注意喚起を書いたりしてるけど、
こんな不毛な事なんか全くやらなくて済むなら全くやりたくないよ。

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●2017年01月18日(水)…モブ顔のアレは本当に不毛だ

問題の「モブ顔女子合同」、主催側のテーマ選定動機についての分析。
ネットで探した範囲では言及している発言やツイートの類が
見つからなかったので、全くの当てずっぽうである点には留意。

主催のマイカタ氏が想定している「モブ顔」とは、
2003年~2011年のCASIO製携帯電話の取扱説明書において
「MEDIADESK N」代表「成澤純一」氏(別名義「長月みそか」氏)が
工数短縮重視でデザインした(と公式で説明あり)という
挿絵の名無しのお姉さんも多分に含まれていると思われる。

なぜかネットで勝手に「江井ゆうこ」という名前である、
などという良く分からん二次設定が流行っているようだし
長いから通称で呼んじゃうけど、この通称「江井ゆうこ」さんについて。

プロが大量執筆を目的に顔とかを簡略化し、名無し、セリフも少数、
しかし注意喚起シーン描写用にうっかり者として描かれていたり、
彼氏だか彼氏候補だからしき人がいたり、実にキャラ立ちしていた。

実際は「モブ顔女子」どころか「主役」そのもの。
だから、仮にこの「江井ゆうこ」からインスパイアされた企画だとしたら、
企画名でもある「モブ顔」という単語が根本的に誤りであり
「人為的ミーム汚染の引き金」でもある、という証拠となりうる。

簡略化されたシンプルな顔立ちだから、デフォルメされた顔立ちだから、
というだけの理由で「モブ顔」と呼称するのは浅慮な事なんだよ。
その根拠になりうる要素が、またひとつ見つかった。

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●2017年01月12日(木)…よその事なんか知るか

漫画家である柳田史太氏がTwitter上で
「モブ顔警察っていないよね このジャンル生きやすい」
と発言していて、相当な危機感を覚えてしまう。

それでも氏は自身の中での「モブ」の定義を考察してはいた、
ブームの最中にあって貴重な思慮深い方ではあったようなのだが
真に受ける、短慮な者が現れかねないから半ば失言だと思うよ。

氏は「自分の絵柄におけるモブ的なデザイン」をテーマに
色々なパターンで考えて描く実験を行われていたり、
対外的にアンケートをとってみたり、といった研究を
わざわざしていて…その姿勢は素晴らしいと思うが。

やりたくもない「モブ顔警察」状態になっているのに、
自分の絵柄の防衛で神経をすり減らしている意味が問われる。
現状の村上ネビの知名度や発言力では、たかが知れている…という証か。

今回の「モブ顔」の件に似たミーム汚染、もしくは絵柄差別は
過去に「こいつで抜かないでください」「ア艦これ」で見てきた。
このタグの時はほぼ完全な門外漢だったから口出し出来なかったけど、
今回は「自分の絵柄が将来的に差別されるかもしれない」からね…。

本来デフォルメ絵柄やシンプル絵柄の持ち主でないのに
何も考慮せずデフォルメ顔立ちやシンプル顔立ちのキャラを
短慮にブームに乗っかる形で「モブ顔」と呼称し、
点目や縦線目や丸目といった感じの
「デフォルメなキャラ」や「シンプルなキャラ」を描いた人が
件の「体がエロいモブ顔合同」に多かった点に霹靂している。

自分にとって縦線目は、主役の顔。
何度でも言うけど、よその界隈の自虐ネタに巻き込まれたくない。
自虐ネタは、よそに迷惑をかけないようにやってほしい。
ただでさえ創作の時間と体力と精神力が貴重なリソースなのに、
こんな事に精神力を使いたくないんですけど。

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●2017年01月04日(水)…正直よその界隈のミーム汚染の面倒は見たくない

気が付くと、「モブ顔警察」になっていた。
日記やTwitterでも最近書いてるけど、なりたくてなっている訳ではない。
自分の絵柄と、自分が愛してやまない絵柄をミーム汚染から守る為だ。
やらないで済むならやりたくねーよ、こんな不毛な事!
わたしはですね、本来「モブ顔」って言葉はほぼ使わないのですよ。

ミーム汚染されかかっている「モブ顔」という言葉が
自分の絵柄に向かって間接的に攻撃を仕掛けてきているから、
本来門外漢であるはずなのに嫌々どうにかしなきゃいけなくなっている。
本当にもう、うんざりしっぱなし。

「モブ顔」関係のタグを乱用し、シンプルなデフォルメの顔立ちにまで
「モブ顔」とタグを付けて面白おかしく呼称するのはやめてもらいたい。
わたしのような「縦線目」や「丸目」を主役の為のメインに据えた、
デフォルメ絵柄の持ち主にまで勘違いした読者と絵描きが
突撃してくる危険性が増えるので、マジで困ります。

「モブ顔」や「モブ顔女子」や「体がエロいモブ顔合同」に物申している理由。

それは…「モブ」の意味の誤用で、わたし含むよその絵柄であるはずの
「デフォルメやシンプルな絵柄の持ち主」に迷惑をかけている事に気付かず、
「自分の標準的萌えやエロ絵柄以外は全て珍獣として見世物にする」ような
非常に狭量な扱いで、真剣に好む層に間接的に攻撃してくる人の割合が高い為だ。

「モブ」は…無個性、背景に紛れて目立たない、といった意味。
「デフォルメ」は…意図的な強調や、記号化を行っているという意味。
「シンプル」は…顔ひとつとっても縦線目、点目などに絞っているという意味。
ざっくり言えば、こういう意味だと思うんだけど。

「モブ顔」という言葉がミーム汚染されれば、こちらまで被害が及ぶ。
自衛の為には、ネチネチつつくようなマネをしなきゃいけない。
そんな手間を取らせないで欲しいんだけどなぁ…。

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2016年分からの転記
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●2016年12月30日(金)…自虐ネタに巻き込むんじゃねえ

モブ顔女子合同の件のコラム。
縦線目や丸目や点目はね、基本的にはデフォルメっていうんだよ。
モブ顔というのは他のキャラや絵柄の平均との相対の話だから、あくまで。
自虐ネタなら、誰にも迷惑をかけないようにやってくれ!

そこまで客観的な話に触れられるなら、
「縦線目が最もかわいいと認識してキャラを描いてるような層もいる」
という初歩的かつ重大な点に触れないのはコラムとして0点だと思うよ。
あれじゃ、相対値の話を絶対値の話にすりかえる絵柄説明と実質同じ。

本当に、無理解な層を煽るようなマネはやめてほしい。
自分達の絵柄を正当化したりブームにしたりするのは別に自由だけど、
よその絵柄まで巻き込んで迷惑をかけないで勝手にやってほしい。

「体がエロいモブ顔女子」って企画名を名乗っておきながら、
デフォルメとかシンプルとかの別路線を引っ張り出してこられると
デフォルメが絵柄や好みのベースになってるわたしにとっては、
迷惑な風評被害や絵柄差別でしかない。
縦線目は主役の為にある、と真面目に思う人の邪魔だ。
これは、わたしに限った事ではないと思うが。

「企画名が非常に誤解を招きやすい」上で、さらに
「合同の理念や参加キャラのルールが無いと明言された無法地帯」なのが致命的。
美麗なキャラが、平均して雑な取り扱いになってしまっているせいで
現状「他人の性癖を侮辱する無礼者の手先」に成り下がっている。
これじゃ、せっかくのキャラ達がかわいそうだよ。

やっかみとか妬みとかじゃなくて、大マジで純粋に迷惑してます。
勘違いした読者が自分のところまで流れてきたらどうしてくれるんだ。
短気なわたしが勝手にひとりで怒ってるだけで済んでる内はまだマシ。
デフォルメキャラが真剣に好きでかつ精神的にナイーブな絵描きの人が
この件が原因で筆を折ったりしたら誰がどう責任を取るんだ?

「体がエロいモブ顔女子」や「モブ顔女子」は、
ライトやメジャー層に新風を吹かせたパワー自体は本当にすごい。
新しい嗜好や性癖やフェチの開拓は喜ばしいことだし、素敵だ。
…で、だからといって。
それは、「界隈外の人様の好みや性癖を踏みにじっていい」事にはならない。

「エロいから別にいい」とか「細かい事を言うとは無粋」とか、
この件については他の人にも思考停止してしまわないでもらいたい。
今回たまたま「縦線目こそ自分の究極」と思っている自分が
見知らぬ所で巻き添えを喰らっているから立ち上がったわけだが、
今回の件もわたしも無関係な、他の絵柄も他人事ではない。

自分の全力で詰めたキャラや絵柄を否定するブーム…耐えられる?
わたしは耐えられませんので、本当に名前くらいどうにかしてほしい。
繰り返すが、自虐ネタなら誰にも迷惑をかけないようにやってくれ!

描きたい人や読みたい人は、好きにやればいい。
著作権違反や個人攻撃や発表先の規約違反といった
明確なルール違反を犯していない限りは誰にも止める権利なんてない。
ただ…よそのジャンルの他人が本気で好きな要素を貶めていないか、
くらいは冷静に考えてほしいと思う。
縦線目や丸目は「かわいくなるよう緻密に計算された主役の為の顔」なんだよ。
わたしにとっては。

デフォルメと相対的なモブを混同した人が多く、
シンプルな絵柄の持ち主が将来迷惑する可能性が高い。
今回の合同誌を境に企画名を変えてほしいよ。

え?「先に描かないお前が悪い」って?
少なくとも、わたしは4年前には「縦線目キャラのエロ絵」を公開してましたけど?

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●2016年12月28日(水)…モブとデフォルメとシンプルは別物だよ

「体がエロいモブ顔合同」ないし「体がエロいモブ顔女子」、
もしくは「モブ顔」や「モブ顔女子」による絵柄差別の件についての現状。

これまでにもTwitter上でチマチマ書いてきてるけど、まだ問題は解決していない。
「これは新境地だ」と盛り上がってしまっている絵描きの方々を筆頭に、
意味を誤用したまま変に盛り上がっている読者も多い模様。

でも、これまでTwitter上で発言してきた意味は少しはあったようだ。
わたしの発言をリツイートしてくれる方が少数ながら現れてくれたり、
そもそもわたしが発言する以前から同様の意見をツイートしてくれたり、
孤独な発言というワケではない事が分かっただけでも大収穫だと思う。

オリジナルをやるにも二次創作をやるにも、
自分の好みやマイブームに忠実に動いていたら
「知り合いからの同情票や贔屓票を除けば味方がいない」という有様の、
未開の荒野を延々と歩かされる事態には、わたしはもう慣れている。

でも…!
「本気でかわいいと思って真剣に取り組んで描いていない」だけならまだしも、
「興味を持っていない連中が遠くから横槍を入れてくる」のは我慢ならない!
否定する気は無いけど、こっちのデフォルメやシンプルが中心になっている
よその絵柄への攻撃をやめてほしいよ…。

更に言うと、件の合同誌には超迷惑なコラムも載っている(執筆者本人が公開)。
書いている本人はネタのつもりも混じっているようだが、現状の誤用率の
絶望的な高さを見ると「真に受ける読者や絵描き」が多いだろう。
そんな、悲しい推測をせざるを得ない。

件の合同誌は「同人ショップでも増刷が決まった」程の人気があるらしいけど、
コレは「勘違いした無理解な輩の吹聴」や「タグ汚染」が起きる危険性が高い。

件の合同誌の理念が「描く人任せ」とは知ってるが、
それなら各人の普段のメイン風キャラも題材のキャラと並行して登場させた上で
「モブ顔という名目のキャラ」が「描いた人の絵柄の範疇で没個性」って所を、
ちゃんと見せてもらわないと「モブ」という意味からは外れているはずでは?

その点については前述の通り、現状では
件の合同誌の冒頭で「描く人任せ」の一言で主催が責任逃れをしている。
各人のサンプルを見るに、それが出来ている人はほとんどいない。
きちんと方向性を打ち出さない合同誌の主催は、主催とは言えない。
うんざりしてくるよ、この惨状は。

「自分がバカにされて怒らされる」のは本当に勘弁して欲しいし、
個人的に憤怒と憎悪の念ばかり湧くのは事実だけど…。
わたしの個人的な感情や感想については、ひとまず今は置いておく。

今、先んじて個人的趣味趣向を守るために苦言を呈している
自分だけの話じゃ済まなくなってしまってからでは、もう遅いからだ。
絵柄差別を跳ね除けるチャンスを失いたくはない。

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●2016年12月09日(金)…縦線目だからモブというわけではない

件の「モブ顔合同」、残念ながら企画名そのままのリリースとなるようだ。
縦線目とか丸目とか…「デフォルメ記号の顔立ち」のキャラを携えて参加する、
そういう事をする絵描きの方のファンには残念ながらなれそうにない。
ちゃんと意味を理解して描いている方の割合は、多くて2割くらい。

自分にとっては、主役の為にある一番かわいらしく美しい顔立ちが縦線目。
それを、大人数で「モブ」と言って真っ向から侮辱されてるのは辛いものがあるよ。
どんな表現にも、どんな性癖にも、本気のファンがいるかもしれない。
そんな初歩的な事を忘れて、集団で踏みにじられてはたまったもんじゃないよ。

「他人の性癖や趣味にとやかく言う筋合いは無い」のが基本だと思うし、
同時に「外野からとやかく言われる筋合いなんかあるかバカ」って事なんで。
ネットミームや実験は結構だけど、人様の趣味をバカにするなよなぁ。
品性の無さと、注意力の無さと、思いやりの無さが伝わってくるよ。

ウチのスターの看板娘「はなまる先生」のお顔は縦線目、
そしてそれに合わせるためだけと言っても過言ではないアンダーリムのメガネ。
同じく看板娘の「ベニ」も縦線目で、それに合わせた身体の構造をしてる。
自分にとっては、この顔立ちがベストのひとつ。
そこは変わらないよ、自分にとっては。

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●2016年11月17日(木)…モブ顔女子アンチ

「アンチ」って短絡的な言葉は使いたくないんだけど、ハッキリ言います。
わたしは現時点では「モブ顔女子」アンチです。
「モブ顔女子って何?」という人はTwitterで検索してみて下さい。
ただ、「生理的に嫌い」とか「妬んでるから」とかじゃないです。
この辺は先日も書いたけどね。

ああ…。
遂に「体がエロいモブ顔合同本」なる合同誌の企画が出てしまった。
縦線目の女性キャラを「モブ顔」と呼称して描いてる「マイカタ」氏が主催で。
参加者一覧をチラっと見てしまったが、定員55名が埋まっている。
現役のプロも、在野の実力あるアマも問わずに55名も。

ご本人は企画の募集要項に
「モブ顔の定義について」
「自分から特に定義しません。個人の判断でよろしくお願いします。」
という2行を入れているが…正直、こんなもんあって無きが如しだと思う。
参加者各人のイラストを見る限り、前述の2行の注意書きが
「絵柄差別の増長を止められるような文言」には到底思えないんだよね。
主催者本人が「縦線目キャラをモブ顔と呼称する」差別発言をしてるんだから。

大半は、自分が知る限りでは「モブ顔」として
縦線目や丸目や糸目キャラを平然と出してくるような絵描きばっかり。
絵柄差別主義者が大半を占める団体が、少なくとも55名以上いる!
本人達に悪気が無いであろう点が、本当にゲンナリしてくる。

そうでなくて「相対的にメインキャラっぽくない」という
本来の「モブ」って意味を的確に突いてくるちゃんとした人もいるんだけど、
大半は顔をシンプルにしたりデフォルメにしたりした上辺だけの一発ネタ。
普段から工夫を凝らした顔や、極めてクオリティの高い成人向けのキャラの顔を
描いている実力者からしたら「縦線目キャラなんて児戯でしかない」とか、
「半分笑いの要素として入れているネタ要素」と言いたいのかもしれない。

でもね。

ぬいぐるみや低解像度のゲームのキャラのように、
「シンプルかつかわいい目付きや顔立ち」のデザインのキャラはね、
ウチでは主役やメインキャラの為にある花形のデザインなんだよ。
それを「モブ」という一発ネタ扱いされちゃ、差別されてるのと一緒なんだよ。

精緻を凝らした目や顔立ちと比べたら「シンプルすぎる」のかもしれないが、
シンプルな構造をしててもそれはそれでバランス勝負から逃れられない。
シンプルな顔は、精緻を凝らした目や顔の「下位互換」じゃないんだよ。
「間口が広く敷居も低い絵柄」なのは事実だと思うが、極めるのは難しい。

自分にとっては「簡略化した手抜きで手軽なデフォルメ」じゃない。
例えば、自分が一番好きな「縦線目」というのは「最優先事項」なんだよ。
縦線目の魅力を大きく引き出したければ、それに特化した表現を追及したい。
自分が描かないにしろ、理解ある人が愛情を込めて描いた絵はかわいらしい。
絵に力を注げる実力も才能もあっても、そんな簡単な事が分からないのか?

少なくとも、現時点では分からない人が多いんだろうな。

基本的には「モブ顔女子」反対なので、誰か呼び方変えてくれませんかね?
自分でまだ代替案を考えていないから現時点でデカい顔なんて出来るはずないが、
「モブ顔女子」として縦線目のキャラが平然と出てくるような
「絵柄差別」的な状況が腹立たしい理由は前述の通り。

例えば「縦線目の女の子キャラだからモブ顔」って感じで、
はじめからデフォルメ等で「縦線目である事に意義があるデザインのキャラ」と
ごっちゃに混同してたりとか…絵柄差別に使ってる人を多く見かけて非常にムカつく。

言葉には気をつけてほしい、どこにでも本気で好きでやってるガチ勢はいる。
「流行でも主流でもない」からと軽んじて、「新しく発掘した面白表現」や
「落差を楽しむ為の一発ネタ」のように小バカにされては困るんだよ。
「自分が好きなもの」で同じ事をされて、嬉しいと思う?

自分は嬉しくないですよ?

人の好みや楽しみ方自体は自由だし、表現として「やめろ」とは思わない。
ただ…よその絵柄や、よその性癖を無神経に踏み荒らすのはやめろ。
やめてくれ、本当に。

自分の影響力や知名度では「蟷螂の斧」でしかないので、書くだけにしておく。
とりあえず、こういう意見の絵描きが世界の片隅に居る…って事でね。
似たような事を短期間に何度も書いてるのは、自分でもしつこいと思うけど。

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●2016年10月24日(月)…縦線目だいすき

縦線目や丸目とかのデフォルメ寄りの描き方が
「キャラの目の描き方のバリエーション」の内には入らない、
みたいな事を実質的に言われてるも同然の発言を見ると、
その了見の狭さと適当な扱われ方が悲しくなってくる。

お前のキャラやお前の好きなキャラは「キャラ」ではない、
みたいな事を遠まわしに言われているようでメチャクチャ腹が立つのが何割か。
ライト層が好むメジャーな絵柄への、自分の中での反感と絶望が何割か。
もうちょっとくらい人気と認知度が上がったってバチ当たんねーのに、
という妬みと羨望が何割か。

知識不足か差別意識かまでは分かりかねるけど、露骨にハブられるとちょっと。
縦線目はかわいいんだよ、単なるデフォルメには終わらない魅力があるんだよ。

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●2016年10月12日(水)…ウチの看板娘たちはモブじゃない

Twitter上で、エロ絵描きの方々の間で「モブ顔」キャラが急にブームになっている。
このブームに対する個人的な感想は、一言でまとめると「ありがた迷惑」だ。

「少しずつ流行り出して人口が増えるかもしれない」事自体は喜ばしいが、
文化の違いと知識量の差から来ている「理解不足」は仕方無いとしても、
「配慮の無さ」と「一部の人から透けて見える絵柄差別」が苦痛でしかない。

単純に「名前が無かった構図や分類への命名」なら歓迎だけど、そうじゃない。
「一部の絵柄をバカにする」ような差別的な意味合いも少しある言い方だからね。
「別のジャンル向きの絵柄では敢えてデフォルメしている」場合や、
「元からそのデザインとしての完成度を追求している」場合を全く無視している。

広い層に普段から馴染みのある凝った顔立ちからの相対的な「落差」。
そういう「現象」が好きで「モブ顔」と呼称しているんだろうが…外に持ち出すな。
シンプルな範囲での究極のかわいさを目指すタイプ絵柄をバカにしている行為が、
「理解の無い層」や「外野」に混同されて確実に面倒な事になる。

様々な方が投稿されたりアップロードされたりしている絵を拝見した感じ、
「自分の絵柄だと主人公やメインヒロインとかクラス用の顔立ち」が多かったよ。
普段から凝った構造の目とか眉とか口とか描いてる絵柄の人からしたら、
例えば「縦線目」とか「丸目」とかはメインになれぬ手抜きのモブかもしれんがな?
自分の絵柄でははじめから「縦線目」が、最も全力投球したいデザインなんだよ。

例えば…ぬいぐるみ、マスコット、デフォルメ、低解像度用のドット絵。
これが手抜きかどうか問われた場合、答えは大抵の場合「否」だ。
大元の起源まで辿ったら「必要に駆られ省力化や簡略化を行った」という感じの
歴史的背景はあるかもしれないが、それ自体のファンにとってはそれが究極なんだよ。

個人の完全オリジナルや二次創作を問わず
「マスコットやデフォルメといった方向性が好きで絵柄を固めている」人、
描く以外でもそれを見るのが好きな人は、フォロー・フォロワーや知り合いに多数いる。
もちろんだけでなく、知り合いでも何でもない人にだって同じ好みの人が相当数いる。
自分だけでなく、その人達の絵柄や好みまでバカにされているようで嘆かわしい。
単純に、「自分の絵柄や好みがバカにされているようでムカついてる」のが一番だが。

今までの経験上、語呂のいい二次元の新用語は良くも悪くも拡散して定着しやすい。
まず発祥元である「絵描き間でのネットミーム」になるのは当然として、
その後は「絵描き以外も含めたネットミーム」として広がっていってしまう。
最終的には、意味や意図を分かっていないネット外へまで広がる事さえある。
最初は文化の違いから自分のように「気に食わない」くらいだと思うが、
勘違いして「真剣にネタ抜きで描いている人」にまで突撃する輩が現れるだろう。
そうなったら、「無意識の差別」のような意味合いを払拭するのは困難を極める。

「モブ顔」ってキーワード、そうなるかもしれないのに歯止めがかかっていなくて腹が立つ。
pixivで以前見た「こいつで抜かないでください」タグ問題の再来が見えてるからな。

「こいつで抜かないでください」は、ネタとして描いた人や意図を理解したファンが
もっと長い歴史のある「作者は病気」タグの派生で付けるようなエロ絵用のタグ。
でも…「かわいいキャラの真剣なエロ絵」にこのタグを勝手に付けられて、
当然ながら納得出来ずに描いた人が嘆いている様を何度か見た事がある。

人の嗜好はとやかく言わないし、言わないで欲しい。
それ以前に、迷惑行為はやめてほしい。
だって、二次元でのイラストとか漫画とかの話だよ?
そんな簡単な事も想像出来ない、なんて事は無いよな?
それだけの事だよ、それだけの。

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2015年分からの転記
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●2015年07月07日(火)…ダンカンバカヤロウコノヤロウロンパ

Amazonが、村上隆史氏の単行本『異種拡張見聞録』の商品販売ページを消しやがった!
かわいくちっちゃな女の子と、愛嬌たっぷりだったり鬼畜だったりする異種の男の子の、
すごい拡張漫画…好みの人は見かけ次第クリーンヒット間違い無しだと思うんだけど、
知るきっかけをひとつ消し去るなんて、えらく理不尽なマネをするなぁ…。
最近また騒がれてる児ポの件で自粛しやがったか、こんにゃろう。

(※関係無い内容の部分の為後略)

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●2015年07月06日(月)…女子力全開風俗で思いっきり稼げ

デフォルメの仕方がすごくかわいい、でも迫力も勢いもすごい、
「びーねっと」の風俗の求人バナーで一日中盛り上がった。

かわいいデフォルメで、エロさを和らげている所がむしろエロさとして強烈!
デフォルメありでそこまで高レベルな絵を描く人が、商業の世界にもちゃんといて嬉しい。
例のバナーを描いたイラストレーターさんが、どなたなのか是非知りたいけど…。
どうやって調べるかな…問い合わせちゃった方が早いんだろうか?

デフォルメでマスコットなキャラでいっぱいの世界の、風俗業界…かぁ…。
ふふ…ふひひ…今後エロを描く時の参考になるかもしれないねぇ…。

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●2015年03月02日(月)…人外イメージビデオ

艦これの大和と、Walter Sache氏が「Anthro Plane Gals」と銘打ってる
戦闘機擬人化ネタの「F18 Blue Angels」の青いお姉さんを比較して、
「アメリカと日本の擬人化の方向性が違いすぎる」と触れている
twitterのツイートが3000件とかリツイートされているのを見た。
なんだか晒し上げ目的っぽくて闇を感じるなぁ…。

そもそも画像自体無断転載だし、性的にギリギリな絵だし、
twitter公式クライアントで検索してもWalter Sache氏の名前を
きちんと挙げてる人が自分を含めても数人しか見当たらなかったし、
そもそもご本人はDeviantArt上で在住国をプエルト・リコと記載してるから
アメリカの方でない可能性大だし、ツッコミ所が多すぎる。
しかも自分以外誰もツッコんでいなかった。

Walter Sache氏の絵柄に思いっきり影響受けてる身としても、
人間キャラ以外ダメ、理解不能、というような人が多いライトな層というか
一般的な層から勝手にネタ扱いされやすい二次元性癖の持ち主としても、
神経質に考えざるを得ないんですよ。ほんともう。

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2014年分からの転記
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●2014年09月23日(火)…サイドン舞風

(※関係無い内容の部分の為前略)

あと、twitter上で「艦これの舞風とサイドンはpixivのR-18絵の枚数が同じ38枚」とネタにしてる人がいたなー。
以前も「エヌアインの女性キャラのR-18絵の枚数はニドキングのR-18絵の枚数を下回る」って話があった。
検索してみると実際その通りなんだけど、ポケモンを「エロ絵の件数」の引き合いに出したらマズいぞ!
外ではまず話せないような、複雑な二次元の性癖を拗らせすぎた人の巣窟だからな!ポケモンのR-18は!
ディープな原型エロはもちろん…ケモ、ポケ擬、ポケ獣人みたいな比較的ライトな性癖まで網羅してんだもん。

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●2014年06月17日(火)…ようやっとレビュー書いた

(※関係無い内容の部分の為前略)

艦これって、敵側に連装砲ちゃん的な感じの
単体のユニットがいただなんて今日までずっと知らなかったなあ。
「ニ」までの下位4種類の駆逐艦たちは純粋な魚とか鯨みたいな姿だったのね。
駆逐イ級の下半身のような所に少し腕だか脚だかのようなものが見えてるのも気になる。
戦闘中のグラフィックを見せてもらった限りでは大真面目な敵キャラっぽいけど、
他のアングルや表情で印象が変わりそうな予感。

艦これの人気ユニットはpixivだとイラストが万単位の件数ヒットするのに、
深海棲艦の「駆逐ニ級」のイラスト…全部で12件だそうですよ。そりゃないぜ!
みんな、そんなに人間の女の子の姿をしていないキャラが嫌いか!このやろう!
あ、そうそう…pixivで検索条件を「完全一致」から「部分一致」にしたら、
駆逐ニ級さんのイラスト件数が12件から7件に減りました。凄惨!
「乗り物の一部がそのまま顔や手足になる」カートゥーンな構造のキャラの訴求力は、
現状の日本のスタンダードの一角になりつつある萌え絵好きのライト層やメイン層に対する
訴求力が限りなくゼロに等しいという懐のクソ狭い実情が数値にそのまま表れてるな…。
キャラが二次創作されまくる超人気作品の超メジャーな敵キャラでコレ?えっ?マジで?

最近pixivで、かわいい非人間型キャラのエロイラストに対して、
閲覧者が「こいつで抜かないでください」「作者は病気」とかの茶化すタグを
どんどんつけていくのがハッキリ言って全く納得いかない。
そのイラストがネタで描かれたものなのか、普通の人を引きずりこもうとしつつ
元々変わった性癖の人が気が狂う程ちんちんしゅっしゅするよう狙ってるか、
それくらい見分けられる了見と観察力くらい付けろよ。真面目な話。
メジャー作品だからって、同調圧力じみた事をやるなよ。
さっき引き合いに出した艦これで言えば一番広まってる「ア艦これ」タグな。
ネタである事を示すタグをつけるべき絵か否か、よく考えろよな。

(※関係無い内容の部分の為後略)

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