永遠剣自作ゲーム・案0007…『薄紅戦車』ボツ案
ボツ案置き場。
「なぜボツにしたか」という補足も込みで。
●ページ作成:2020年11月17日(火)
●最終更新:2021年02月11日(木)
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【操作系でのボツ案】
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●Bボタンのボツ案 ブラスト(回避行動) … Bボタン1回目、初弾
自機無敵時間と至近距離の弾消しを一瞬を発生させる「ブラスト」。
「機甲」には身体的に元々車体側にホバー能力が備わっているが、
それとは別件で「車体と砲塔の間」から一瞬だけ
強烈に周囲の至近距離に爆風を吹かせる補助行動。
人間で言うところの呼吸や震脚や踏み込みのようなもの。
「一瞬だけ赤熱化する」などの補足も加えていいかも。
無反動砲のバックブラストに近いが無反動砲のように後ろからではない。
攻撃能力は無い。
一応「本当にホバーでジャンプしている」ので、
ダメージ床や穴落ちやナパームでの炎などもガード可能、発生0フレーム。
ただジャンプしているだけなので、
レーザーとショットは非ジャンプ状態と一切変わらない。
スモークディスチャージャー的な要素もあり、
「光線や音波なども隠して包んで回避する」と説明する。
「懐に潜り込ませない」というのは戦車型生物としては相当強い行動。
『ルイージマンション3』の「バースト」、
「ごくわずかにジャンプしつつ周囲を爆風で吹き飛ばす」という
補助的な回避行動や妨害行動が元ネタ。
また、『メタルスラッグ』3面ボスの
「超弩級自走砲 谷王」の主砲発射モーションも元ネタにいいか。
実際に試作、テストプレイした上で
「1回目のブラストはややこしいのでボツ」となる可能性もある。
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●Bボタンのボツ案 キャノン(強攻撃) … ジャンプ中にBを離して再度押す
キャノンは「ジャンプ中にB」で発動、に変更。
『ガンスターヒーローズ』のジャンプキック的イメージか。
目からキャノン。
「キャノンの構えの一連のルーチンの初弾がジャンプ」
「実際の戦車で言う装填に相当するようなモーション」
といった設定で説明すれば、
「いきなりノーモーションでキャノンを撃てない」説明としては自然?
実際の戦車は足元を安定させなければならないが、
「機甲」はそこだけは実際の戦車と逆になっている。
砲塔が向いている方向に向かって
目から実体弾ではないビームや衝撃波などの類のキャノンを撃つ。
これはベニたち「機甲」にとっての主砲にあたる。
発射した瞬間からしばらく完全無敵かつ周囲の敵弾を消す効果があり、
緊急回避やカウンターとして使う事が可能になっている。
無敵時間と敵弾消去それは発射時の衝撃波などで表現する予定。
他にはマズルフラッシュや爆風など。
「ボム」ではなく「弾消し効果と無敵時間のある強攻撃」なので
「使用可能な回数が無制限な上に発射モーションが0フレーム」
という破格の性能を持つが、発射後の反動モーション自体は長く
その発射直後からの反動モーション中は魔導銃(マナガン)を
まっすぐ構えられないという理由でサブショットの弾が一切出ない。
これは、「キャノンを強パンチのような用途にする」のが目的。
なお、単発の威力が非常に弱いメインショット(レーザー)は、
Aボタン(ショットボタン)を押してさえいればモーション中も出る。
ショットの威力を「前借り」してまとめて撃つ、
「溜め撃ちの逆」の発想の強攻撃。
「キャノンのモーション中は再度キャノンを撃てない」ため
キャノンだけ2連射も3連射もすることは基本的に不可。
「ボム」や「緊急回避」というよりは、
「強攻撃」や「任意のタイミングで撃てるサブショット」的な立ち位置。
撃った弾自体も敵弾を相殺したり敵をピヨらせたりする。
採用するか微妙な追加案としては、
「レバーもボタンもニュートラル」で「弾も発射していない」状態だと
「向いている方向へのキャノン発射」ではない攻撃手段になる案も一応ある。
例えば「高速回転して全方位へ拡散した砲撃」になったりとか?
この追加案については、分かりにくくなりそうなので採用するかは不明。
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●構え … Bボタン2回目、キャノン中にBを離して再度押すボツ案
実質何もしない動作。
後述の「ボム」(Sp消費技)や「ハイパー」(Mp消費技)を
暴発させない為のワンクッション。
キャノンから構えモーションに移行した際、
無敵時間や弾消し効果は一切発生しないし攻撃判定も無い。
グラフィック上分かりやすくするだけで、実質何もしていない。
単純にボム(Sp消費)の暴発防止策以外の用途は無い。
Bボタン押下2回目で止めた場合は
そのまま「構え」モーションを止め、何も起こらない。
「構えを解く」「ハイパー発動」「ボム発動」の三者択一となる。
なお、ボム構えモーション中も「ブラスト」の時間は変わらない。
ボムは『メタルマックス』シリーズでいう「S-E」、
ミサイルランチャー型の道具を通じて
キャノンのエネルギーを変質させて放出する技と定義。
純然たるキャンセル猶予の操作。
モーション自体は「ミサイルランチャーを取り出す」だけ。
「モーション中に間に合うようにBボタンを押下」
というのは広義の「連打」にあたる操作ではあるのだが…。
『マックスウォーリアー 惑星戒厳令』の
ボム使用方法(ジャンプ中に再度ジャンプボタン)を参考にしつつ、
『ワイルドガンズ』の「投げ縄」のショットボタン連打を参考にしつつ、
『ダイナマイトデューク』の
パンチとダイナマイトパンチの使い分けのような感じ。
ややこしいだけで、操作ミスの心配が無いようなら
この操作は試作時点で削除する予定。
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●チャージショット(牽引砲の魔法書単体の強射撃)ボツ案
いわゆる『怒首領蜂大往生』の「ハイパー」的な案と、
『ショックトルーパーズ』的な「敵の近くでAで近接攻撃」を
同時に廃案する場合の想定。
「ショットを完全に撃ち止めている状態でAボタン押下」で、
メインショットやサブショットの発射開始と同時に
チャージショットが発射される。
『アンダーディフィート』のオプションとほぼ同様の操作方法だが、
「規定の時間経過しないと発動自体しない」というシビアなものではなく
「上限はあるがショットを撃ち止めた時間に比例した威力で出る」
というライトなものにしたい。
あくまでケイブのシューティングゲーム的に
「弾を撃たない事自体が上級者向け操作にあたる」想定なので、
入れておけば「射撃しっぱなし以外もたまには必要」となるかと。
この「チャージショット」をMp消費技にするかどうかは考え中…。
Mpを「管理すべきリソース」の類ではなく
「自動回復が前提」になる「離して押すタイプの溜め撃ちゲージ」
に近い存在にする場合は、Mpについては単純な溜め撃ちにする。
『ドラゴンセイバー』や『サマーカーニバル'92 烈火』、
『アンダーディフィート』や『雷電4』あたりと同タイプ。
「純粋な溜め撃ち」ではなく、ほぼ撃ち止めないでも撃つチャンスが
若干はあった方が嬉しいかな?
これがややこしすぎるなら、シンプルな溜め撃ちにすべきか?
『赤い刀 真』の「ハガネ」と「カタナ」っぽいイメージを若干足す感じ。
「ショットを完全に撃ち止めている状態でAボタン押下」である以上は
前進しながらでない限りは射撃方向を定める事が難しいので
「近接攻撃の延長線上」という感じで
全方位攻撃オンリーでもいいかもしれない。
『雷電4』のホーミングミサイル溜め撃ちとか、
自分の周囲に爆風発生とか見たいな。
また、「1回の溜め撃ちでMp全消費」ではなく、
「1回の溜め撃ちで51ポイント程度消費するだけ」
という風にしたりするのも悪くはないかも。
シンプルにするなら「1回の溜め撃ちでMp全消費」でいいとは思うが…。
暴発が痛くないようにするには、全消費ではない感じにするべき?
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●ハイパー(MPを消費して強いショットを撃つ)のボツ案
「複数ボタン同時押し」は「正確な入力を難しくする」か、
「誤差を許容した入力にする為に自機の挙動を重くする」か、
どちらかをとるしかないので、ボツに。
なお、「A連打」「同じ射撃方向のショットを2回重ね掛け」
といった案もあったのだが、ただでさえ
『バンガイオー魂』方式は入力が複雑なのでそれ以上複雑にすると
移動が絡んだ際に暴発するので却下に。
『バンガイオー魂』方式の入力を前提にした案。
「ABボタン同時押し」で発動、
厳密には「ABボタンを離してからABボタンを押す」という意味だが、
『ショックトルーパーズ』方式だと間違いなく暴発する。
「同時押しの誤差猶予」が何フレームまで許容されるのか、
という調整が非常に難しそうな上
「1フレームでもズレたら出ない」という厳しい条件は
Bボタン押下でのキャノンとの併用を考えると非現実的。
この条件下で1フレーム以上のズレを許容する場合は
「1フレームもズレていなくてもキャノンとハイパーが同時発動する」
「キャノンの発射モーション途中の場合はボムとハイパー同時発動」
「ダウン中でも喰らいモーション中でもAB同時押しすればハイパー発動」
という事も許容するしかなくなる。
また、
Aボタンが「方向制御を兼ねた弱攻撃および通常攻撃」、
Bボタンが「無敵動作を兼ねた強攻撃および特殊攻撃」、
という割り当てである以上は両方の要素を兼ね備えている
ハイパーは「AB同時押し」が妥当のように一度は思えたが
同時押しは出来ればやりたくない。
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【システム面でのボツ案】
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●ボツ案 … 勲章ゲージ(IGTの下隣)
『アルゴスの戦士』的な「勲章」の叙勲レベル。
得点に直結はせず、あくまで指標となるフレーバー的な項目。
この項目も、ランキングに残るようにする。
また、アイテムとして勲章が出るわけでもない。
星3段階とか、星5段階とかみたいな感じか。
基本的には「真面目に戦っていると上がるゲージ」。
相当撃ち込んだり攻撃しまくったり、敵を逃さず倒したり、
いわゆる「コンボ」に近い事をしていくと徐々に星が増える。
勲章中の星が最後まで溜まり切ると、昇格。
「ダメージを受けず証拠品押収や逮捕をしまくり素早く面クリア」
というプレイ結果だった場合の面クリアボーナスを
相当大きくする予定の為、申し訳程度の要素となる予定。
階級によって直接ボーナスが変わるなどの事象は無いが、
「階級が上がるような戦い方を実行出来ている」という事はすなわち
「スコアが稼げている」という事である為、どのみち高得点。
また、オールクリア時に「残機ボーナス」ならぬ
「ミス回数が少ないほど高いボーナス」があるという前提で、
「ある程度の階級に達するとエクステンドする」
という『19XX』的な要素を入れて「真面目なプレイ」を推奨する。
被弾しまくる、過度に敵を逃しまくる、ミスする、
コンティニューする、といった要因でゲージが伸び悩む。
降格することはないが、単純に昇格が遅れていく。
進行度に対して階級が低すぎると、味方側からの救援物資や
援護射撃が来るペースが速い救済措置をちょっと想定中。
上達したプレイヤーの場合はあまり救援が来ないで
大多数の場面でベニ単独行動を貫く事になるし、
あまりうまくないプレイヤーの場合は救援や援護射撃と協力する感じ。
事実上のランクにあたる。
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【自機設定でのボツ案】
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●逮捕具や縄系のロープワークをSp消費技とするボツ案
魔法やらビームやらでワイヤーを作る技が「機甲」に備わっており、
戦車といえば、牽引ワイヤーがつきものだから…という設定までは採用予定。
しかし、単純にボム的な攻撃技をボム(Sp消費技)にする予定になったので、
ロープワークでの捕縛攻撃は体当たり時やトドメ時、
弾封じ時での設定に留めることとなりボツ案に。
単独では戦闘に使える程強いものではなく、
必殺技を使うには「どういう技か」目的に合わせた追加装備が必要。
技を覚えていさえすれば追加装備を問わない、というわけではなく、
具体的には「ワイヤー状のエネルギー波」みたいな感じ。
『ワイルドガンズ』シリーズで敵味方が使っているモノのイメージ。
一応、ロープワーク抜きで単純に振り回す、
束ねた状態でそのまま殴るなども出来る設定にすればいいとは思ったのだが。
『マーヴル・スーパーヒーローズ』でのスパイダーマンのような
物理攻撃系の一通りの扱いが主な選択肢となるが、
物理的なものではなくエネルギー波の類ということで
それ以外の使い方も装備によってはありうる。
なお、「ウェブスイング」や「マキシマムスパイダー」のような
自分を釣って高速移動するワイヤーアクションは…
アクション面ではボツにするけど移動演出とかで入れてもいいかも?
▼「輪」(Ring)投縄(なげなわ) … 輪をひっかけて引っ張る、振り回す時は鞭
『アウトゾーン』の「スーパーボール」的な感じか。
輪を作って、それをひっかけたり拘束したりする。
輪以外にも単純に巻き付ける事でも効果を発揮する。
その他、ボーラも投げ縄の一種。
単純な投擲武器としての威力もある。
『薄紅戦車』戦闘中では使わない予定。
▼「網」(Net)打網(うちあみ) … 投網、全体をアバウトに包む捕縛攻撃
ネットランチャー、広範囲攻撃。
「投網」(とあみ)とほぼ同義。
特別な許可を持つ者以外は違法である「霞網」(かすみあみ)で
画面全体攻撃…というのもアリかも。
捕獲用の虫取り網みたいな棒つきのものも
警察が猛獣を捕獲する時に使ったりもするが一応ナシか。
また、金網や鉄条網「柵」カテゴリー、兵器の一種なのでナシで。
▼「綱」(はりつな) … 結界
日本の法律では、黄色い「立入禁止」のテープやロープを張り
「規制線」(立入禁止区域)を設定し野次馬を排除する決まり。
その応用で、「注連縄」(しめなわ)など
「結界」のイメージをつけつつ立入禁止ロープとする。
他の言い方ではアウトドア用語で「張り綱」(はりつな)、
標識ロープ、虎縄など。
縄で作った輪や網で直接捕獲するのではなく、
張った綱で間接的に行動を封じる。
▼「梯」(Ladder)縄梯子(なわばしご) … 梯子
固体のハシゴは、日本で実際に捕物で使われたことがある。
縄梯子ではなさそうだが…。
「梯」の読み方は訓読みで「はしご」、音読みで「テイ」「タイ」。
人名で「かけはし」の例もある。
『子連れ狼』に登場する
「黒門固メ 煙止メ衆 梯子剣 羽斗玄武」(はぶり げんぶ)と、
その部下たちがハシゴを完璧に使いこなしていたというネタより。
日本物産が出していたアーケードゲームでは4面ボス。
看板娘トリオの師匠「玄武 シノ」の元ネタのひとつ。
シノは年代的に捕物に実際にハシゴを使ったことがあり、
「機甲」が持つワイヤーを発生させる能力を
この形に応用できないかと研究して編み出した代物。
注連縄(張綱)にする案のように、
「ハシゴで囲んでその外から長柄道具で攻撃」という
パターンと併せてしまうのもいいかもしれない。
縄梯子をハシゴのようにも出来る、という説明でいいか?
▼鞭 … 何も結ばないで縄を直接振り回して攻撃
これは反則なので多分、元々やらない感じだった。
▼微塵 … ボーラのこと。丸ごとブン投げて攻撃。
縄とカブるのでボツか。
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●装備が実銃という案は連射に耐えられないしややこしいのでボツ
実銃や、実銃に近い武器は使わないようにするべきか。
装備が実銃という案は連射に耐えられないしややこしいのでボツ。
『薄紅戦車』とは別の機会があれば、使うかも?
▼ベニの銃(ボツ案)
ベニの銃は、格闘戦仕様のPPC系リボルバー。(回転式)
…っぽいもの。
ベニは銃中心の戦法をあまりとらない為、
「銃本体で殴ったりガードしたりした方が強い」
という、まさかの射撃能力度外視で選定されたベニらしい格闘仕様。
拳銃としては規格外の厚みと大重量を持つが、
それはあくまで「拳銃としては」の話であり
普通の拳銃らしい攻撃性能はちゃんとある。
小ささ故に攻撃は華が無いが、防御性能と格闘性能が極めて高い。
また、「トリガーを引きっぱなしで弾が垂れ流し」になるような
細かいメカニズムについてはスルー。
▼スイの銃(ボツ案)1
スイの銃は、射撃特化型の三銃身ショットガン。(自動式)
「UTAS UTS-15」みたいな、バレル1本とチューブマガジン2本の構造。
大重量な上に振り回しやガードに適した形状をしておらず、格闘戦には不向き。
最も重量があるため移動に少し悪影響もある。
(移動速度自体は落ちないが、若干慣性が働くようになる)
ただしその分、大火力のワイドショットで圧倒できる。
▼スイの銃(ボツ案)2
ソーの銃は、器用さが必要な軽量かつ細長いライフル。(中折式)
中折式のメリット通り、3人の銃の中では最軽量。
細長すぎて少々取り回しづらい銃だが、貫通能力もある。
最軽量である為、移動速度が少々上がる。
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【ストーリーでのボツ案】
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●ややこしくなるのでボツ、ストーリー補足案
「親をボスとして出す必要が出る」など、
とにかく長ったらしくなるのでボツ。
これはあくまでボツ案なので、取り入れたとしても下記の一部。
『ダウンタウン熱血物語』っぽい感じもあるので、
そのあたりについても触れた方がいいかもと思ったが…。
冷峰高校に引っ越してきた山田と、花園高校への卑劣な所業のオマージュ。
また、背景としては『キルラキル』の
「鬼龍院 羅暁」「鬼龍院 皐月」親子のような、
親子間での凄まじい骨肉の政治闘争の巻き添えでしかない、
盛りだくさんな設定になりかかった。
▼ボツにした案の概要
「白露 モモ」には弱い者や敗北者を洗脳する能力が
魔法・技術両方の面である。
エリート志向であることに加え純潔主義が行き過ぎており、
徹底的な性悪説で動く人物であり、
「不良や犯罪者が反省や更生をすることなどありえない」とし、
不良狩りや番長狩りをしつつ逆らう者や団体に対して容赦しない。
親が超エリートである上に見識が狭く、
しかもあまりにも厳しすぎる上に身勝手な為、
「朱雀市も陽射町も嫌だから引っ越させろ」という
モモからの苦情に一切耳を貸さない強硬姿勢を取り続けている。
モモは親にクレームを入れたし、児童相談所にもかけあったし、
裁判もしようとしたし、報道に訴えもしたし、学校側にも訴えたし、
警察にも行政にも訴えたし、人脈を辿ってどうにか玄武シノにも訴えた。
モモは思いつく限りの事を可能な限り行った。
当初、極右的思想を持った学生の意見として取り調べの対象となったが、
アヤ警視正がいったんストップをかけてナダ署長に引き渡し、
ベニ一行と共に経由して玄武シノがいったん保護。
▼補足設定
モモの親は
「朱雀市陽射町の特異性と凄まじさを矮小化してナメている」為に
「モモが子供っぽく駄々をこねているだけと軽く見て黙殺していた」、
というのが真相。
そこまで大きな認識の違いがあったため、
親からしたら「モモを軽く叱っている」程度のつもりだった。
モモからしたら「親子間の骨肉の政治闘争」レベルの決死の戦いだが、
モモの親からしたらそんな恐ろしいことなど到底考えていない。
権力と規模が大きすぎて、モモの親が分かっていないだけ。
親がモモに支配を命じている訳でもないし、
まさかモモが本気で「行政や親にクーデターを仕掛けないともうダメ」と
思い詰めており実際にそのように行政転覆と支配を狙って
テロリスト同然に行動しているなどと微塵も考えていなかった。
学校内や周辺を徹底的に支配、
政治家や活動家に働きかけて朱雀市陽射町の市議会や行政に介入、
などという事についても「まだ高校生のモモがそこまでできるわけが…」
と考えており、「たまたまモモの希望通りになった偶然の一致」
としか考えていなかった。
モモに関することへの矮小化や無関心が原因であり、
「モモの親がバックに控えている権力を笠に着た大悪党」
などといった大それたことまではない。
大悪党になるきっかけの認識すらできていない。
本当の悪は、自分を悪だとすら認識できていない。
▼結末の案
モモの親が超叱られて終わり、
モモと親が和解するような感じでシメるのが一番早いか。
また、モモは親とあらゆるやり合ったが完全に敗北している。
勝手に引っ越したら連れ戻され、親と戦えば完膚なきまでに叩きのめされ、
親の会社の後継者に勝手にされそうになっている。
モモが朱雀市と陽射町の行政の転覆を本気で志しつつ、
並行してモモが親を倒す為の手駒の戦力増強を図っている。
モモはその親子間、家族間での政治闘争の手段くらいにしか思っていない。
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●手記から転記したがボツになりそうな案【2020年12月20日(日)案】
▼ラスボス兼ライバル「白露 モモコ」の立ち位置
「白露 モモコ」は学園長の娘…マジのお嬢様であり、
次期学園長との噂は基本的には本当。
成績は、テストに関しては主席。
専門的な学問や武術など特殊なものを除けば文句なしのトップ。
ただし厳格さがあまりにも行き過ぎていて、
ビデオカメラを常に持ち歩くカメラマンとしての腕と
レーザーを発射する魔導銃の使い手としての腕ばかり上がっており、
学園長からは悩みの種になっているようだが…。
『オンゲキ』シリーズの「珠洲島 有栖」のドギツい版、
というか敵役キャラの「皇城 セツナ」みたいな感じ。
校内の改革だけに留まらず、校外や近隣の制圧までし始めており
完全に暴走を始めている。
▼話の流れ
娘の暴走を止めきれなかった学園長は、
こっそり「交通安全教室」と「魔導銃教室」の約束と
「薄紅熟練度理論講習会」の授業の依頼を、
ベニが所属する「陽射町警察署」に取り付ける。
「捜査」ではなく、この「授業」や「訓練」や「教育指導」の体で
ベニ、スイ、ソーの3人が中心になって戦うこととなる。
「エリートなら授業くらい出たらどうですか?」と。
▼キャラの補足案
・ゼノン
ヘルメット繋がりで、「白露 モモコ」の父にする。
年代的に、シノおばあちゃんの子供とか孫とかそのあたり?
黒いフルプレートアーマーの人型キャラではあるが、
「真っ赤な武器を愛用する」点と
「明るい色の装飾品を好む」点が共通。
敵校の学園長なのだが、敵キャラではない。
この案を採用した場合、ボスや中ボスの役から外すことになる。
モモコのエリート志向が肥大化しすぎた事を悔い、
シノおばあちゃんに相談。
その結果、警察に「授業」として手打ちにしてもらいつつ
いかに行き過ぎていたかをモモコに学ばせたくて警察に依頼。
なお、彼自身はこのクーデターの件で
モモコと親子喧嘩して負けた上に軟禁されるなど散々な目に遭っている。
・タロン
ヘルメットと果物ネタ繋がりで、「白露 モモコ」の弟に設定する。
前述のゼノンの案と同時採用した場合、ゼノンは父にあたる。
タロンもまた正義や平和を愛する心の持ち主ではあるのだが、
彼は別件で過去に既に
「友人・まどかがエリート連中にイジメられた」件で
警察沙汰に巻き込まれた経験があり、姉といったん距離を置いている。
また、タロンのパートナーとなったメロンソーダの
正式なパートナー登録を姉であるモモコが猛反対された事があり、
人格や考え方が相当偏っている事を把握している。
・モモコ
父ゼノンと母校を尊敬するあまり、
地位向上や周囲の方向性の変更に躍起になっている。
学生運動やクーデターといったレベルの話を起こしてしまった。
そのあたりの話になると政治家の領分なのだが、
視野が非常に狭い性格で、それが理解しきれていないようだ。
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